私の直方の風景

私の住んでいる直方の好きな風景を紹介します。

★小旅行(11);五家荘~平家の里

2013年12月06日 22時42分51秒 | 旅行
小旅行(11);五家荘~平家の里
平家落人伝説を伝えるテーマ施設「五家荘平家の里(八代市泉町樅木)」
を見学しました。

1.「五家荘平家の里(八代市泉町樅木)」は、図の④に位置にあります。


2.山の斜面の小高い丘の上にある「五家荘平家の里」の施設配置図です。
管理棟で、入場券を購入して、伊藤家(山菜食堂)→和田家納屋→松田家休憩所
と、約150年前という茅葺き屋根の民家を移築して作った食堂や物産館、茶屋を巡ります。
さらに丘の上に上がると、平家の歴史を紹介している朱色の鮮やかな、
「平家伝説館」や神楽やイベントが行われる「能舞台」があります。


3.「五家荘平家の里」入口の門です。乗用車や小型バスが入れます。


4.右手が、伊藤家(山菜食堂)です。山菜料理やヤマメ、猪肉、地鶏、
手打ちそばを食べることが出来ます。
突き当りが、農家の暮らしが伝わる和田家納屋です。


5.右手が和田家、左手が、松田家休憩所で、かやぶき屋根の家が、そのまま
休憩所になっています。


6、7 左手が「平家伝説館」、右手が「能舞台」です。




8.「能舞台」で、琵琶の弾き語りや「樅木神楽」、「久連子古代踊り」
が披露されます。(五家荘ねっと~「紅葉祭」資料より)


9.「平家伝説館」の館内に入ります。平清盛の座像があります。
右手に「久連子古代踊り」の像です。


10.館内掲示の「各地の落人伝説」の図からピックアップしました。
東から、①栃木県日光市湯西側 ②徳島県三好氏東祖谷 ③五家荘
④椎葉村 などがあります。
祖谷地方や椎葉村は、岐阜県白川村とともに、日本三大秘境の一つで、
今回、椎葉村~五家荘と九州山地の奥深く標高1300m~1700m級の
山々が連なる深山幽谷の村を訪問しましたが、一の谷の合戦、屋島の合戦、
そして最期の壇ノ浦の戦いで、源氏に敗れた後、いかに広く四散したか、が
こうして見ると本当に驚きです。
人目につかない深く険しい山奥に分け入って、、失意・悲しみの中、
いつの日にか平家再興の機会を待ちのぞみ耐え忍んだ日々。
生き延びるための様々の困難に直面し、ある時は潰され、あるいは、乗り越えて、
長い年月を経て、大自然に同化し、徐々に安穏な日々を手に入れて、
隠れ里で暮らした平家の人々の心、厳しく不便な山里が、桃源郷とさえ
思えるようになっていく経過が伝わるような不思議な気がしました。


11、12 「落人の里」のアニメ画像と説明文
壇ノ浦の合戦の時に扇の的を射た源氏方那須与一の子、小太郎と
扇の的の鬼山御前(玉虫御前)とのロマンス画像は、幻想的で
ハッピーエンドの美しい物語です。何となくロマンと郷愁を誘います。




13 「平家伝説館」から外に出て、五家荘地区の九州山地を見渡すと
伝説の里の秘境のイメージに重なるような風景が展開していました。
写真中央付近の山の尾根に開拓された畑地と集落が見られます。


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