薬師寺展

作品につけた釈文です。

第五回の薬師寺展が、今年も開かれました。
今年は古事記編算1300年の記念の年ということで、題材を古事記に求めました。
知ってはいましたが、ちゃんと読んだことが無く、昨年秋から古事記を読み、題材を探しました。
結構面白くいろいろ勉強になりました。特に私の生まれ育った奈良のことが多く出てくるので、楽しい作業でした。
ただ、みなが書こうとする箇所が重なり、他人と違う題材を考えるのに苦労しました。
本当は『天孫降臨』と、揮毫したかったのですが、焼酎の名前を書くのも・・・と思い、やめました。
結局、奈良・桜井・三輪の大神神社（おおみわじんじゃ）の起源となる言葉を書きました


天下平　人民栄（てんかたいらぎ　じんみんさかえなむ）

と言う言葉が気に入りました。

ただ、体調を崩し、しんどくて、開幕式も、会期中のお当番も行けませんでした。
私の作品がどんな風に出来上がり、どんな風に飾られているのか、知らない間に閉会となりました。
写真は後輩たちが撮って送ってくれたので、概要はわかりました。

たくさんの方々に観に来て頂きましたのに、大変失礼いたしました。
これに懲りずまた観に来てくださいませ。
観てくれる人が、居てくださるから、制作に頑張れるのですから、よろしくお願いします。