のんちゃん雲に乗る

平成17年8月に還暦を迎えた記念に、ブログを始める。
私の趣味や日常を記録して、足跡としたい。

東大寺中元万灯供養会

2014-08-17 | Weblog
お盆の最後の日、実家の仏さんのお参りをしました。
実家では、亡父が生前、東大寺と懇意にしていたので、毎年灯籠の寄進をしています。寄進した人は、無料で万灯供養会にお参り出来るので、私も行かせてもらいました。
生憎出かける前になって、雨が降ってきましたが、止んだ時を見計らって出かけました。
実家は、奈良公園の中にあるので、東大寺へは歩いて20分ほどです。興福寺の横を通り、春日大社の一の鳥居の前を通り、国立博物館の前を横切って、氷室神社の前から東大寺に行きました。私には見慣れたルートですが、なんと!世界遺産の中を歩いているのです。
東大寺では、一般参拝の人たちは、中門の横に回らないといけないのですが、私達招待券を持った者は、中門から入れます。灯籠を寄進している人への特別待遇です。
この日は、大仏殿の唐破風の下の窓が開いていて、中門から大仏様のお顔が拝めます。窓が開くのは正月とお盆の年に二回だけです。
この様子を、ナイトスナップバージョンにしたデジカメで撮りましたが、余り映りはよくありません



中門から大仏殿までの中庭や回廊には、何千という寄進された灯籠に灯がともされて並べてあります。
家内安全とか、先祖代々供養とか願文が書かれています。寄進者も全国に及んでいます。
さすが、東大寺!の感ありです。

中庭の灯籠(前に写っている人は関係ありません。知らない人です)

大仏殿前の灯籠

回廊の灯籠

大仏様は、何回観ても、大きく頼もしい存在です。
奈良の誇りです。

大仏様  三脚禁止なので、どうしても画像がぶれます。

大仏殿の中をぐるりと回って、人の流れに沿って外に出ました。
前の鏡池畔から、中門と大仏殿と唐破風のお顔が、一度に観れる唯一のスポットがあり、そこはカメラマンがひしめき合っていました。
昼間は、スケッチスポットになっています。

そこから撮った写真

東大寺を見終わったのが、ちょうど八時過ぎで、高円山の大文字のたいまつに点火された頃でした。
すぐに、南向いて歩いて、飛火野へ行き、大文字を見ました。
「大」の字は、京都の大文字より大きく、日本一です。
京都は16日ですが、奈良は15日です。
奈良は戦没者の霊を送る送り火の為、15日に催されています。

私は久しぶりに大文字の火を見ました。
真っ暗な夜空に、真っ赤な「大」の字が浮かび上がり、きれいです。
写真を撮りましたが、失敗です。
心に焼き付けておきます。

以前は、この後春日大社の万灯籠を見に行くのが常でしたが、さすがにもう疲れ、帰りました。
多くの人が、春日大社に向かって歩いていましたが・・・。

雨上がりなのに、降り足らないのかとても暑くて、汗だくになり、人の多さにも疲れましたが、久し降りに、奈良の伝統行事に参加でき満足し、感動しました。