二重生活~ふたえぐらし

日々のこと、読んだ本や漫画、ライブの感想等

べったく[ 雑]

2012-07-21 00:04:19 | 日記
・なんでこんな半端な位置でのんびりしてるんだ、こいつは。
壁に寄るとかしなさいよ、かわいい顔して。

・眠い。
涼しいからいくらでも寝られそう。
今年の夏は今のとこ楽。

・眠気に限らず、なんか本能だだ漏れだ。
寝たい、ドーナツ食べたい、彼氏欲しい。
三大欲求が全部湧く。
ドーナツも彼氏も無いから、とりあえず寝るか。

・可愛いものも見たい。
明日、動物園行こうかな。
ハイラックスいるかな。
もっとやるべきことはあるけどー。

・やるべきこと。

掃除(本をブックオフに、衣替え)、美容室、読書、英語の問題集、歯医者、入力のバイト。

結構いっぱいあるな。

穴を掘る道具[ 会社][本]

2012-07-19 22:07:00 | 本・漫画
●会社

大きめのミスをして自分にうんざりした。
あー、使えねーなー!!ってなった。

で、部署のマネージャーに注意されたわけだけど、マネージャーは気遣いの人なもので、注意の後に
「人を怒るのは苦手で…嫌な言い方してごめんなさい」なんて言い出して、もういたたまれない。
こっちが100%悪いと言うのに、ミス自体の迷惑に加えて無駄な心労までかけさせて……。

と、私は私で、するべき反省とは別の方向からストレスを溜めてろくでもない。


●本

暑いから中島敦の南洋物を読んだ。
「夾竹桃の女」や「ナポレオン」など。

南の島の、世の中の流れからすっかり取り残されたような茫然、安楽。
それでいて実は世の中との繋がりを断ち切れていないのだと湧き上がる苦々しい自責。
平和そうな島民の間に不意に目にする悪意、惨め、滑稽。
今読むのにぴったり。

中島敦は高校生くらいからずっと大好き。
文章の息継ぎのタイミングが自分のより少しだけ刻んでいて、それにつられてドキドキしてくる。

それはなんだろう[ 会社][本]

2012-07-18 23:20:52 | 本・漫画
黄色と茶色は美味しそう。


●会社

社内で使う検索やチェック用のシステムの名前が可愛い。
だいたい「○○ちゃん」か「○○くん」。
実際は違うけど「くまちゃん」みたいな、機能と関係ないネーミングもある。

社員さんの一人(無口なおじさん)が作っていて、その方の趣味らしい。
で、たまに

「○○ちゃんが死にました。蘇生中です」
「○○くんバージョンアップ。成長期です」

みたいなチャットが飛んできて和む。


●最近読んだ本

・ジェームス・ケイン「郵便配達は二度ベルを鳴らす」
昔読んだと思っていたら、郵便配達夫が犯人の別のミステリーと勘違いしていた。
これはラブストーリー。
恥ずかしい感想だけど「恋」ってこうだよなーって思った。
容姿や財産じゃないし、よく知らなくっていいし、気が合わなくていいし、憎しみや軽蔑と容易く共存する。
ただその相手じゃないといけないと“決まっている”。

・横光利一「春は馬車に乗って」
こっちは愛だ。
恋はほとんど自分の心と無関係だけど、愛はもっと自我に絡まる。
愛し方には自分が出る。
自分を剥き出しにしあっているのが愛し合っているのがよくわかる。
よくこんなに愛のことを上手く書いたな。

・横光利一「機械」
思考を書き出すと確かにこんな風になる。
プロットとか考えて書いたのかな、それとも思うがまま書いたのかな。
どっちでもすごい。
走馬灯の中に立ってくるくる回る外側を見ているような。
世界と自分の合間に隙間があって、見ている前で何もかも自動的にやってきて去っていくような。
薬品の作用やベルトコンベアのような、理由の消え失せた、“そうだからそうと決まっている”という感覚は狂人めいているけど、よくわかる。


横光利一、好きかも。
登場人物の心の動きが我が物のようにしっくりくる。

幸運にも[ 昨日][今日]

2012-07-17 23:53:31 | 遠出・交流
高円寺のコンビニクオリティ。


●昨日から今日

午後から高円寺へオフ会…のような友達の集まりのようなカラオケへ。
暗い歌&失恋悲恋ソング縛り。
ヒトカラ並みに自由な雰囲気と、それぞれ凝った選曲が素敵。
最近、さだまさしの曲とかで本当に泣ける。

人が来たり帰ったり、幹事さんと私以外メンバー総入れ替えの四人で二次会…というか、もうただの飲み会。
クトゥルフの話とかで窒息するほど笑った。
KKKの衣装を奄美大島の職人が作るってエピソードが忘れられない。
偏った趣味のメンバー。

テンションあがって高円寺から中野まで歩き、前から行きたかった中野のジョジョバーへ!

内装もメニューも凝っててよかったー!
店も怪しいけどバー周辺の“裏中野”ゾーンがそもそも怪しげで、もっとあの辺りで遊んでみたい。

で、また酒が入ってハシャいじゃって、私ともう一人の方とで中野から早稲田を目指して歩いた。
夜道は猫がいっぱい。
深夜二時くらいに宗教と忍者の話をした覚えが。
三時過ぎ、さすがにぐったりして早稲田着。
アパート帰って即寝。


そんな真似して、今日ちゃんと起きて会社に行けたことが信じられない。
暑かったし。

そして夕方、世界が赤きいろかった。

何度目かの[ 実家][愚痴]

2012-07-15 23:52:23 | 日記
クチナシ?
香りが強い。


●実家

実家でだらだらしていたら、いとこ達が来た。
会うの正月以来かな。
元気そうだ。
私の精神が(肉体も)老化しているのか、すごく若々しく眩しく見える。

みんなで祖父母の部屋の模様替えなどした。
片付いてさっぱり。
掃除中に出てきた、もう使わないという座椅子と、ジェームス・ケイン「郵便配達は二度ベルを鳴らす」の文庫本を貰った。


●愚痴

それにしても私は何をくたびれているんだろう。

自分のやることなすこと一切に自信が持てず誰からも逃げ隠れて身を守りたい、ような気持ち。
不安以外の中身が無いみたい。
誰か助けてって思うけど、自分に自信を持つというのは、人になんとかしてもらえることじゃない。

困ったな。
何をどうしたら自分に納得できるのかな。

不安神経症とかって病名や薬ももらえるだろうけど、これを自力で打開したら、今後の人生がグッと良くなると思う。
頑張ろう。

いろいろあり[ 生活][実家]

2012-07-14 22:05:50 | 日記
●生活

すき家に行ったら店員が体のでっかい白人男性だった。
名札に「マイケル」って書いてあって、ザ・アメリカンという感じ。
でも日本語発音完璧。

珍しいなと思いつつカレー食べてたら、もう一人の店員(こっちはヒョロ眼鏡のザ・日本人)が無表情のまま淡々と喋りだした。

日「マイケルの頭に蜂がいるけどそれは多分スズメバチだね」
マ「えっ?」

確かにマイケルが被ってる制服帽の上に蜂がいる。

日「蜂は刺激すると良くないからあまり動かない方がいいよ」
マ「なに?それ嘘?」
日「ちょうどつむじのところ」
マ「Ah?ツムジ?」←急に片言になった。

焦った顔でカウンターの内側にしゃがみこむマイケル。
でも頭にとまってるから意味ない。

マ「ナントカシテヨー!」
日「いらっしゃいませー」←接客に行った。

そうこうしているうちに飛び立つ蜂。
豚汁持ち帰り用の空容器を持って蜂に立ち向かうマイケル。

繰り広げられる光景がドタバタコメディのようだった。
蜂は外に出てった。


●実家

親から突然、祖父のお見舞いに行けとメールが来てびっくりした。
お見舞いって何?そもそも入院したの?と思いつつ、病院へ。

病院に行ったら父がいて「おじいちゃん、頭蓋骨に穴あけて脳手術したんだよー」って。
一時、体が全然動かなくなっていたらしい。
で、それが「手術したら即治って今は看護師さん達を怒鳴りつけている」って。

いろいろ急展開すぎて感情のやりように迷うわ。
病室に行ったら実際元気そうだった。


ついでに祖母の戦時中の思い出話を聞いた。

・学生時代はラテン語で解剖学を習っていた。
・三国同盟を組んでからはラテン語がドイツ語に変わり、終戦後は英語になって大変だった。
・二人くらい解剖した。一人は囚人だった。

まさか理系の人だったとは。
お琴の先生だから、そんなイメージまったくなかった。
どうも祖母は地方のお嬢様で、勉学にスポーツ(陸上の選手)に優秀な才媛だったらしい。

私と顔そっくりなのに、中身が違うなー…。

薄明かり[ 本][渋谷]

2012-07-13 23:49:24 | 本・漫画
●本

・島崎藤村「若菜集」
なんかもう、ありがたやありがたや……って数珠でもつまぐりたくなるような綺麗な言葉。
若さの美しさが余すところなく。
ため息がでる。

・小栗虫太郎「紅毛傾城」
こっちは何にもありがたくない。
でも好きだ。
小栗虫太郎のレズ物は激情と妙な肉々しさがいいんだよね。
あの時代の男性にしては珍しい女性観を持っているような?


●渋谷

マイミクさんと会って渋谷をぶらっと。
共通の知り合いはたくさんいるけど二人で遊ぶの初めて。

靴を買った。
前から買わなきゃと思っていたんだ。
あと二足くらい買って、今ある履き潰した靴をみんな捨ててもいいくらい。

美味しいイタリアンのお店に連れて行ってもらった。
だーめだめだめだめ人間!的な話をしたり、ご飯美味しいーって話をしたり、人生は先がわかんないなーとか。
やあ、楽しかった。

どうしたいったい[ 生活][愚痴]

2012-07-13 00:07:20 | 日記
おしろい花がいっぱい咲く。
夜に咲くんだね。


●生活

・毎週木曜日のお楽しみ週刊少年チャンピオンを立ち読みしたら
“子パンダを育てる漫画”の連載が始まってて、いたたまれなくなった。
チャンピオン……さすがッ!!

・体重がじわじわ減り続けている。
とにかくレコーディングダイエットが合っているみたいで、ストレスの無さがすごい。
レコーディングって行為自体が好きなんだよね。
家計簿もつけてみようかな。


●愚痴

今日の心の動きを文字にしたら変だった。

仕事中、不意に“鬱の淵”に転落。
急激な不安のため「心療内科の先生に自分の症状を説明するところ」を脳内でシミュレーション。
脳内のカウンセラーに切々と訴えているうちに涙がホロホロと(現実の方で)こぼれ、それを見た“肩の上の人”みたいなのが
「わけもなく涙が出てくるのは鬱の典型的な症状!」とか口を挟んできてうるさい。
そのうち不意に(脳内のカウンセラーってなんだよw)と思ったら面白くなって我にかえった。
我にかえってみたら結構な量のデータ入力が済んでいて、脳内でない自分も頑張っていたことがわかった。

書き出してみたら本当に意味がわからない。
不意に落ち込んで不意に治ったんだよね。

バカント[ 大槻][娯楽]

2012-07-11 22:41:00 | 大槻ケンヂ関連
●のほ学

写真の向きがおかしいけど、のほほん学校行ってきた!

今日はバンドブーム思い出話や芸能界の話など。
オーケン(東京)、永島さん(名古屋)、ウルフルケイスケさん(大阪)で、笑いの方向性が違う感じが、なんか良かった。

ファンタさんのバンド名は今回もいじられていた。
前回ののほ学の後、人間椅子の和嶋さんに本気で説教されたとか。
「死を連想させる名前はよくない!」「ミュージックステーションとか出たくないの!?」って。
“人間椅子”の人が言うと面白いよ、ワジー…。

ウルフルさんはニコニコしてて可愛らしいな。
「毎度ハッピー」で、ロフトプラスワンにあるまじきハートウォーミング感。

永島さんの喋りの達者さはテレビの人っぽい!
しかしいい声。
オーケンと一緒に歌うと声の組み合わせがいいな。

三人が三人とも「ミスチルは売れないと思ってた…」って(笑)

あと筋少動画からはカットされたという映像「オーケンの目隠しヌンチャク」とかも見た。
オーケンが初めてギターで作曲したという新曲はまだ披露してくれなかった。

平日だからか、まさにのほほんな雰囲気で楽しかった。


●他の娯楽

・帰ってきて「桑田佳祐の音楽寅さん」見てる。
初めて聞く曲多いけど、どれもいい曲に思える。
会場で見てる人いいなー。

・サスペンス寄りのミステリーだと思って読んでいた本が
“強い磁力で人体をミクロサイズに変身”みたいな展開になりだしてうろたえている。
この後どんでん返しがあって欲しい…!

水平行[実家]

2012-07-09 22:53:55 | 本・漫画
立ち去るヒキガエル。


●実家

都合により今日も実家へ。

半身不随で、普段は車椅子生活の祖父が転んでしまい、それを起こそうと祖母と四苦八苦した。
重い、重いよ人体。
結局起こせず、来てくれた叔母と三人がかり。
介護の大変さをかいま見た。

しかし90近い祖父だけど、肌がピカピカのつやつやだ。
足なんか、長いし細いし(筋肉が落ちてるからだけど)ピカピカだしで、そこだけモデルみたい。
吉田戦車の漫画にあった「無駄足(普通のオヤジについた無駄に長くてかっこいい足)」を思い出した。

祖母と叔母から美味しい物をいただき、母から小遣いをいただき、猫から抜け毛をいただいて、今、帰り道。
なかなか孝行する側にならない私だ。


青空文庫で小川未明の「文章を作る人々の根本用意」という文を読んで感銘を受けた。
スッと頭に入ることってある。