二重生活~ふたえぐらし

日々のこと、読んだ本や漫画、ライブの感想等

何万冊[本][ 外出]

2012-07-07 22:01:26 | 本・漫画
●東京国際ブックフェア

行ってきた!

いろいろな書店のブースを見て回るだけのつもりが、割引だったりオマケついたりで、つい買い物しちゃった。

・J.H.ファーブル「ファーブル植物記」上下巻 ← 岩合光昭の猫カレンダーくれた。
・「蒸し野菜レシピ」 ← 付録のシリコンスチーマー欲しかった。
・花札の絵柄のトランプ ← これは我ながら何故買った…。
・田村智子「同時通訳が頭の中で一瞬でやっている英語術リプロセシング ドリル」 ← 今の仕事に役立ちそう。

他にもいろいろ楽しかった。

・ジェラルミン合金で装丁した横光利一の本とか展示してあった。
装丁会社や本周りのグッズのブースも素敵。

・俵万智のサイン会やってた。
本人かわいい。

・京極夏彦の講演会「世界の半分は書物の中にある」見た。
話し上手だし、声がデーモン閣下に似た良い声だ。
「語彙は多ければ多いほど世界をたくさん手に入れられる」って、本当にそうだと思った。
あと、つまらない本は無い!面白くなるまで読む!って言い切ってたのが素敵。

・電子書籍のリーダーを試してみた。
ちょっと欲しいと思っていたけど買わないことにした。
紙の“べらべらめくる”機能が無いのは想像以上にストレスフル。

・各新興宗教もブースを出していて、しかも金もってんだなーって感じの豪勢さ。
でもブースの呼びこみが一番必死でヤバげだったのはリン○フォン。
なんなのあの人ら。

・海外のブースも多かった。
トルコ書籍?ブースで“ピスタチオを埋め込み薔薇の香りをつけた紙粘土”みたいなお菓子をもらった。
よく噛んだら美味しい。

一軸[会社][本]

2012-07-07 00:19:02 | 本・漫画
会社のそばの神社。
こんなふうに短冊飾る神社、初めて見た。


●会社

社内の冷房がクーラー強からクーラー弱+扇風機になった。
快適。

今日は部署の飲み会。
社員さん同士が思い出話なんかで盛り上がる中……
好き勝手に食べて飲んで気持ち悪くなって吐いてすぐ復活したりしていた。
場の雰囲気は乱さなかったのが良かった。

帰りに余った刺身とかを「持って帰りな!」言われてもらって帰ってきた。
立場が“食いしん坊”だな。

関係ないけど、飲み会をした居酒屋がある道の名前は「癌研通り」。
もうちょっと別の地名でもよかったんじゃないか。


●本

青空文庫でトルストイ読んだら面白かった!!

・「イワンの馬鹿」
筋少の同名曲の方が馴染みがあるけど、トルストイ版はこんな話だったのかと。
民話に共産主義のプロパガンダを織り込んだような内容で、説教くさくもあるけど、それを越えて愉快な話。
イワンは美しいお姫様と結婚するんだけど「お姫様もやはり馬鹿でした」の一文で吹いた。

・「パアテル・セルギウス」
こちらは信仰心がテーマ。
ロシア文学は(ちょっとしか読んだことないけど)、妙に“人間”を描くのに長けている気がする。
私が読んだ本の範囲では、群像劇は圧倒的にロシア。
ありありと作り出した複数の人間をそれぞれに動かす“神の人形劇”みたいな真似を、どうやったらああ出来るものか。

同じ信仰心をテーマにした「賢い血」というアメリカの小説を思い出したけど雰囲気はまったく違う。
「賢い血」を再読して読み比べたくなった。

ロシア文学は「人間」。
アメリカ文学は「状況」「行動」。
日本文学は「心情」「心情を乗せた情景描写」がいいイメージ。

私が日本人だからだろうけど、自然の描写は日本の作品がいいな。
若山牧水の「樹木とその葉」って随筆も読んでしみじみした。