二重生活~ふたえぐらし

日々のこと、読んだ本や漫画、ライブの感想等

侠気少女[本/漫画]

2015-09-24 22:55:45 | 本・漫画
●最近読んだ本/漫画

・レイモンド・チャンドラー『THE LADY IN THE LAKE』
二転三転する凝った筋書き。
この犯人は怖くて哀れでよかった。
キャラクターに深みがあるというやつ。

・横溝正史『悪霊島』
あんまりいい評判聞かなかったけど、面白いじゃないか!
確かに冗長ではあるけど、じりじりだらだらと嫌な結末へ向かっていくのも魅力だと思った。
この犯人も動物的でやりたい放題で、よかった。
後期の作品なので「バイトする」なんて地の文に出てきて驚く。
獄門島や本陣の数十年後なんだから、当たり前っちゃ当たり前か。

・たがわ靖之『包丁無宿』
流れ者の板前が各地の料亭や宿を転々とする人情料理漫画。
巻が進むとトンデモになっていくらしいけど、1巻の時点ではまだ、いい話。

・魚住直子・森永あい『園芸少年』
ひょんなことから園芸部へ入った男子高校生は……という少女漫画。
Kindleのお試し読みで、まだメインの人物が出てきたところぐらいだけど、まあまあ面白そう。
この先、園芸についてある程度詳しく出てくるなら読みたい。

・佐藤まさあき『影男 無音拳銃』
これもKindleの無料漫画。
まだ貸し本時代、ゴルゴ13なんかも始まる前のハードボイルドアクション物。
絵柄で言うと『食の軍師』の絵で真面目に戦っている感じ(主人公は帽子にトレンチコート)。
今の目で見るとギャグみたいな展開が続くけど、それだけでなく妙に面白くて、結構長いのを読みきってしまった。

・北駒生『アサメシマエ』1~5巻
最近流行りの、人々が街の小さな食堂の美味しい朝ごはんでほっこり癒される系漫画。
でも、そのわりに、経営が厳しいとか店でニコニコし続けるの疲れるとか、そういうところも描いてあって、とはいえ最終的にはだいたい丸く収まって。
甘すぎず渋すぎず、ちょうどいい。

・施川ユウキ『バーナード嬢いわく』2巻
1巻と同じテイストだけど、SF好きの栞ちゃんがどんどん可愛くなっている。
この漫画読むと、読んでみたい本がどんどん増えて困る。

・海野十三『十八時の音楽浴』
バーナード嬢に出てきた中で、青空文庫にあったこれだけ読んでみた。
ほとんどナンセンスな人類の破滅と、その後に現れる美少女アンドロイド軍団。
海野作品の中でもインパクト抜群。

・宮下あきら『男塾』
これは読み途中。
初期がギャグ漫画だったことに驚いて、ギャグなのか本気なのかしばらく悩んでしまった。
途中からバトル漫画化し、そこからも驚愕の連続。
漫画って、これでいいんだ!
そしてかの有名な民明書房。
子供の頃に読んで真っ向から信じたり、成長とともに半信半疑になっていったりしたかった。

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Unknown)
2015-09-25 07:03:08
>悪霊島
映画の主題歌が「let it be」でしたっけ。
「おさる音頭」は、そこからネタを拾ってると推測してます。
返信する
Unknown (奈奈)
2015-09-25 22:19:01
映画は見たことないんですが、そうなんですね。
ビートルズからよりは悪霊島からという方が納得です。
返信する

コメントを投稿