仏教を楽しむ

仏教ライフを考える西原祐治のブログです

かわったクリスマスイブ

2010年12月24日 | セレモニー
朝、車に乗ると「今日はクリスマスイブ、キリストの誕生を祝う日です」と、車のナビにセットしてあるらしい「今日は何の日」のメッセージが流れてきた。

浄土真宗の寺院であるわが家は、クリスマスイブとは無関係に過ごす。ただ子どもが幼稚園の頃、父母の会の会長をしていたので、サンタの衣装で子どもたちにクリスマスのメッセージの述べたことがあります。

かわったクリスマスをご紹介しましょう。

僧侶の先輩にT師(真言宗豊山派)がおられる。この方は、益子(栃木県)の西明寺の住職であり、ドクターでもあられる。お寺は、天平年間(729~749年)行基の開山で、山内には、重要文化財の楼門 (入母屋造茅葺きの楼門)、三重塔(屋根を銅板葺きとするのが珍しい)、本堂内厨子(本堂より古い室町時代の作)などがある。

何といっても独自性は、山内に、普門院診療所、在宅介護支援事業「金蓮坊」、グループホーム「能羅坊」、通所介護事業所「中善坊」、介護老人保健施設「看清坊」を運営していることです。

その普門院診療所では、入院患者のためにクリスマスイブの日に、お釈迦様の甘茶をかける釈尊の誕生祝いをされていた。(最近の様子は不明です)

10年数年前、T住職が言われた。

『46億年の100大ニュース』という本の中に、クリスマスが12月25日に祝われるようになったのは、この時期は冬至にあたり、一年で一番寒く、暗い時期です。中近東でも、ヨーロッパでも、明日から太陽が力を増していくことを祝う冬至祭が行われていた。その祝いの日を、キリスト教会は、イエスキリストの誕生を祝う日として、一緒に祝ったことに始まったとある。
仏教もそのマネをして、みんながクリスマスを祝うのなら、その祝いに同じて、釈尊の誕生を祝う。

と病院内に誕生仏を置かれて、甘茶をかける行事をされていました。
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