仏教を楽しむ

仏教ライフを考える西原祐治のブログです

阿弥陀如来を告げる

2010年12月11日 | 日記
今年一年を総括する漢字が「暑」だという。マスコミ各社が、色々な人へ「あなたにとって今年一年を1つの漢字でしますと」と報道していた。

皆さんにとっては、どんな文字が浮かんできますか。私は「平」です。平凡、平安など、荒波を立てずに過ごせたように思われます。

少し昨日の続きです。いのちの尊厳を感じる心を、どう私の上に実現していくか。この実践が問題となったとき、自力と他力にわかれるようです。自力は自らの経験知においていのちの尊厳を見極める眼差しを獲得していくことです。

他力はいのちの尊厳を見極める知見のない私を、受け入れて下さる阿弥陀さまに感応していくことです。愚の自覚を通して、その愚に応じて下さっている如来の願いといった領域にいのちの尊厳を感じる心を実感していくことです。

愛と言い、尊敬と言っても、結局のところは阿弥陀如来を告げることに極まるようです。しかしこうした“なぜ阿弥陀如来を告げることが重要なのか”を咀嚼していくことも意味のあることだと思っています。
コメント
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