セイバンモロコシ、カワセミの川の土手に上がるとコイツらが行く手を遮る。足元の低い草には沢山の水滴。進めば進む程に、靴が重くなる。ひどいな、膝あたりまでびしょびしょ。えい、こんちきしょう!
勢い、こんな歌、思い出した。
「正直じいさん、ポチ連れて
敵は幾万ありとて
桃から生まれたカラスのハトぽっぽ
ぽ-っぽポッポぽっぽ飛んで遊べ
べらぼうのこんちきしょうでやっつけろ
まぁ、何て長いんでしょう。
正直じいさんポチ連れて…(以下、繰り返す)」
子供の頃、覚えた遊び歌。懐かしい!
びしょびしょになるのが、悪態をつくのが分かっていながら、草むらに入ってく。止せばいいのに、止められない。寝苦しい夜が明ければこそ、秋めいた雰囲気にどっぷりと浸かるから、浸かれるから、楽しくて仕方ない。
土手が終わると舗装道路に出る。多くの散歩士に会うが、庵主の顔見てどう思ってるだろ。びしょびしょになり、靴からくしゅくしゅ、グニュグニュ音立て、にやけたのが草むらから出来る。不気味、だろうな。
《葉の先に 新涼見つけ 顔ゆるむ》
今日の一枚:セイバンモロコシの穂先、5時過ぎ、カワセミの川の土手にて。
勢い、こんな歌、思い出した。
「正直じいさん、ポチ連れて
敵は幾万ありとて
桃から生まれたカラスのハトぽっぽ
ぽ-っぽポッポぽっぽ飛んで遊べ
べらぼうのこんちきしょうでやっつけろ
まぁ、何て長いんでしょう。
正直じいさんポチ連れて…(以下、繰り返す)」
子供の頃、覚えた遊び歌。懐かしい!
びしょびしょになるのが、悪態をつくのが分かっていながら、草むらに入ってく。止せばいいのに、止められない。寝苦しい夜が明ければこそ、秋めいた雰囲気にどっぷりと浸かるから、浸かれるから、楽しくて仕方ない。
土手が終わると舗装道路に出る。多くの散歩士に会うが、庵主の顔見てどう思ってるだろ。びしょびしょになり、靴からくしゅくしゅ、グニュグニュ音立て、にやけたのが草むらから出来る。不気味、だろうな。
《葉の先に 新涼見つけ 顔ゆるむ》
今日の一枚:セイバンモロコシの穂先、5時過ぎ、カワセミの川の土手にて。