超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

這いよれ!ニャル子さん 第11話「星から訪れた迷子」 感想

2012-06-19 04:49:04 | アニメ





正直、春アニメで観てて一番楽しいな。






もう最終回とか残念過ぎる・・・それだけで悲しくなってしまった。
ただ、今週のお話は更に悲しい喧嘩の話でした。真尋は自分でも言い過ぎな事を自覚してるんですけど
正直怒ってる時や神経がピリピリしてる時ってブレーキなんて概念はなくなりますからね。
自分もそれで何度失敗した事か、、、なんてそんな話は置いといて
実際どっちが悪いって話になると
多分答えは出なくて
調子に乗りすぎたニャル子たちも悪いし、でも真尋も本人が認めるとおり言い過ぎだったとも思うし
まあ最終回に向けての締める為のエピソードだとは思うんですけど、ちゃんと締めてくれるだけでも嬉しいよね(笑)。
最後までドタバタじゃなくて、最後くらいは真面目なお話もするよっていう方向性が実に良いです。
前者のままでも全然面白いとは思いますが、完成度って意味合いではこっちが正解。
個人的には真尋って主人公は好きなので
どうか最後くらいは素直にニャル子のことを好きになってもらいたいね。
もう既にデレモードが時折始まってるけどね(笑)。これが観れなくなるなんて本当に悲しいぜ・・・。


恐らくはね、観てたら気付くとは思いますけど、静かな日常を望んでた自分
それに反して煩くわずらわしい日常が続いてたけど
振り返ってみれば、
そんな日常も日常で悪くはなかった、ってそういうまとめ方をしたいんだと思いますけど
それってこの世界観への肯定にも繋がる方向性のエピソードだとも感じる訳で
それ考えると実直にいいなあと思えるといいますか
磐石の最終回が望めそうで(笑)。寂しいけれど来週が楽しみです。っていうか2期やれ、2期。
もっと真尋がデレてる姿観たいぞ!もっとニャル子さんのセクシーリップが観たいぞ!って素直に思うので
後はそうですね、彼女らがいなくなった空白を淋しく物足りなく感じるその気持ち
それこそがニャル子たちを必要としている証でもあると思うので
その辺の描写はバッチリだったと感じたのと同時に
ニャル子たちも流石に自重してるっていうか、素直に姿を現さなくなったのを観ていると
それなりに反省や自戒の念はあるんじゃないかな、って思いつつ確かに真尋を救ってるけど
彼の言うとおり、少しは加減をしろ、いつもやりすぎなんだよっていうのも正論なんですよね(笑)。
まあその破天荒さこそがニャル子さんらしい部分ではあると思うんですが
時にはしおらしく、雨降って地固まって下さい、って事で。
シリアス気味のエピソードでしたが
多分後半の様子観てるとそこまでこじれることなく解決はしそうなんで、特に不安もなく待ちますね。
取り敢えず、煩い黙れと思ってても結局ニャル子さんの事を考えてしまう真尋が素敵でした。

ニャル子さんは一途と言えば一途だとは思うんですが、
それだけでは純愛にはなりません
何故かと言えば、それは単なる一方通行であるからして、相手の反応が重要な訳ですよね。
そこから考えると真尋の存在ってやっぱり非常に効果的だと思う訳で
彼が徐々に徐々になびき始めてるからこそ、
ニャル子さんってアニメが純愛作品である!って自分も堂々と書けるのが事実なので
その意味だと最近の彼は本当に良い反応見せてくれてるなと。まるで近い友人が恋の対象になっちゃったみたいな
思春期ならではの気恥ずかしさが今週の真尋の様子にはありました。それも2回もですよ。
最初は単なる厄介者だったはずなのに、どんどん意識し始めてる真尋くん
まさかこの作品で
こういうジワジワくるラブコメの良さを味わえるとは当初思ってもなかったんですけれど(笑)。
でも、この調子なら最後絶対に良い感じに終わってくれると思うので・・・最後まで実質ハーレムにならなかった
真尋くんがデレたのはニャル子さんだけで葛藤云々のエピソードも一切無かった事を考えると
このアニメって実は真っ当な昔ながらの恋愛アニメだったんじゃないかな、って
そんな風に思える自分もいたり。
今は真尋さんが主にその恋愛成分を担ってますが、
最後はニャル子さんのとびっきりの愛情表現も観たいな。
一話がピークだと途中まで思ってましたが、蓋を開けてみればむしろ後半のが面白かったですね。
前半のドタバタ劇から、絆だったり愛情を確認する王道のエピソードにシフトし始めたニャル子さん
その終着点にも期待しつつ、何気に毎週一番期待しながら観ていたアニメなのでした。
そういう人が自分以外にどれだけいるのかは分からないですけど
でも個人的に大切にしてるのは連帯感よりも自分自身の本音ではあるので。
なんて事を書いてるのは、正直自分でも驚くくらい終わって欲しくないと思ってるからなんですよねー(笑)。
いつもはどうせ新番組始まるから別にすぐに大丈夫になるのが普通なんですけど
ニャル子が終わるのははっきり言って嫌ですね(笑)。
なんかもうずっとダラダラ観てニヤニヤしてたいッスよ。

とはいえ、もう終わるのは決まってる事なので、最後まで全力で楽しもうかなって思ってます。
ギャグやラブコメもいいけれど、そんな中でたまに真剣な話になると思った以上に映えますね。
そんな訳で、最終回の仲直りに多大な期待を寄せつつ。
また来週って事で。



・・・いや、一応ギャグパートに関しても語っておきましょうかね。
個人的に一番ヒットしたのは最初のマリオカートネタなんですけどね(笑)。
あのシーンはもう出てくるだけでもおかしいって雰囲気が出てたのと
カメの甲羅をプレゼントって称するのは
昔身内とやってた時に自分も良く似たようなセリフを言ってたので・・・。「俺からの贈り物」とかね(笑)。
それがなんだか懐かしかったのと、やっぱりニャル子さんのリップシーンに関しては
本当に可愛かったよね!としか言い様がない。
一目で視聴者のハートをも射抜くあの可愛さはマジで半端ないですね。
そんな子があんな近くにずっといてよく神経保ってられるなあって思ったんですが
実際に自我が不安定になってるのを観て個人的に安心しましたね(笑)。何だかんだいって男の子してるわ。

あのエロゲーに関しては実際にモデルになったゲームがあるんすけどね。
恋する妹は切なくてすぐにお兄ちゃんとえっちしたくなっちゃうの、ってタイトルだったけか。
あれ初めて観た時はあまりのタイトルの危なさにドン引きしたよなあ・・・
って相当マニアックなネタですねこれ。
あのでっかい蜂の解凍も本当にもうやめろよ!って感じなんですが
あれが彼女達にとってのごちそうだからその辺は価値観の違いってやつなのかな。
邪神と価値観をすり合わせなきゃいけないっていうのは確かに疲れそう(笑)。
だからこそ感動もある訳ですけどね。

マヨネーズをぶっかけて幼女と一緒にお風呂に。
普通に微笑ましい光景だとは思うんですが
それを羨ましがる、欲情したって視点で語るニャル子さんたちは確かに毒されてるよな(笑)。
それで求められても・・・って感じなんですが、まあここで受け入れたら十八禁になっちゃうので
逃げ回るしか主人公としての手立てはないわなあ。その最中に申し訳程度に余市と珠緒の登場もありましたが
珠緒に関しては私服もそうですけど、先週のことがあったので余計に可愛く見えたのが役得でした。
その分、ルーヒーの「おばちゃん」には普通に同情しましたけれど(笑)。
いやでも子供の目線だからしょうがないんだよな。
多分いい年こいてテキ屋って事実を認識させられたのが一番痛かったんだとは思うけど。
でもちょっとキャラ確立出来て来たんじゃないか?(笑)。

はぐれメタルネタに目を狙えって言ったら目が増えちゃうだとか
相変わらずメタネタに関しても安定してましたけど
普通に戦闘シーンも格好良かったですね。
ニャル子さんのお陰で日常は狂ったけれど、でもそんな日常を陰から支えてるのは間違いなくニャル子なんだ。
そしてクー子も、ハス太もね。それに最後に気付き始めた真尋くん、後はもう流れに任せるだけ。
いつの間にかループ時空に入っちゃってる事態の顛末も気になりますが
上手いこと上手い塩梅でこの一連の軋轢を収めてくれたら。
テコ入れの新キャラだと思ってたら
むしろアニメシリーズの総括のきっかけとして出されたって印象のキャラでした。ぐたたん。
個人的には「妹」っていうよりも「娘」的な立ち位置だとは思いますけど(笑)。その辺の顛末もまた楽しみで。







今期で一番ワクワクして観てたのはニャル子さんって書きましたけど
感想を書くのも正直一番楽しかったんですよねー。
なんか考えなくてもポンポン感想は浮かぶし、いっつも長文になっちゃうしで
でも気苦労も一番薄い、っていうか自然に平均4000字?くらいになってたのが事実なので
やっぱりシンプルに楽しい作品が一番感想に向いてるのかなとも思いました。
ここまで書きやすい作品も早々なかったですね。

色々な方に観て頂いたみたいで毎回どうもありがとうございました。
最終回の感想も含めて是非最後までお付き合い頂けたら、と思います。
最終回は全裸待機だっ!(何


★追記:公式のキャラが真尋だけになってる(!)。この凝りっぷりも素晴らしいね。




君と僕。2 第12話「赤裸々」 感想

2012-06-19 04:13:22 | アニメ





「もう25」、ね。






私は25歳は越えてますが、そっか、結婚しててもおかしくない時期なんですね。
それがどうしてこうなったんだろう・・・っていうのが一番の感想ではありますけど(笑)。
いやまあそれは置いておくにしても(向き合えよ)今回は切ないお話ですね・・・。
でも、なんかキレイでした。
それでいて爽やかにも感じられました。

人間って「いつかどうにかなる」「まだその時期じゃない」ってよく思う生き物だとは思いますけど
実際に行動しなきゃどうにもならないんですよね。力を込めなきゃ岩は動かせないし動かない
ずっと空想の中だけで生きてたら現実が空っぽになっちゃうのと同じで
不意に要の抱いていた憧れがふと崩れ去ってしまった
岩を動かしたのは他の男だった
いくじがない、勇気が出ない、前述のようなモラトリアムも絶対にあったとは思いますが
それ以上に彼女は本当に「憧れの人」で、自分と一緒に歩いていく彼女が自分の女になるっていう
そういうビジョン自体実はそこまで思い描いてはいなかったっていう話だとも思っていて
それが誰かの女になった瞬間に
モヤモヤとなって噴出して、落ち込んでしまった
本当の自分の気持ちが分からなくなってしまったってお話だとも思う。


なのに。なんでキレイだとか爽やかだとか、
そんな話に思えた感じられたっていうのを自分なりに掘り下げてみてみると
やっぱり言葉に出さなくても通じる想いだったり、口で言わなくても伝わる感情
あの河原の時の、彼女との草切りがその「答え」の具現化だったと個人的に思ってるけど
だからこそ、モヤモヤを吹っ切ることが出来た
一切口には出さずとも、感情が伝わって(むしろ気付いてた?)実際に口に出すことはせずに
自分の思いの結末を知ることが出来た最高にドラマチックなシーンで・・・。
それもまた彼女の優しさだったのかもしれません。
そんな水面下で蠢く感情のやり取り。
個人的に「君と僕。」にはこういう繊細な感情表現を一番先に求めちゃってる節があるので
その意味では正に最高のお話でしたねー。ミックスジュースの話ではそこがブレてるように感じられたけど
無事に繊細な方向性に戻って来てくれて良かった。やっぱり2期の方がお話面白いですね。

要の恋はここで一つ終焉を向かえましたけど、
同時にその妹が姉の髪型を真似ようと口に出したり
それもまた一種のサインですよね・・・。
終わりは同時に始まり。
出来ることならその新たな始まりの瞬間まで拝んでみたい、と今週のお話を観て素直に思ったのでした。
結婚決まってるのに告白もクソもないって途中まで思ってましたが、蓋を開ければそれがあって救われたね。
みんな良い子だと思います。切ないくらいに。





でも考えてみれば、お姉さんは要の人格形成にも大いに役立ってたって事ですよね。
彼女がいたからこそ、今の要があるのは絶対的な事実で。さり気なくて偉大な人だなあ、と。
だからこそ告白云々までは手が動かなかったのかもしれないですね。