超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

パジャマな彼女。 第17話「幽霊になったら」+ニセコイ 第31話「ホウカゴ」 感想

2012-06-25 12:53:33 | クロス・マネジ(WJ系)






「恋染」に続いてこっちも行きますよ~。今週のジャムプの感想(基本ラブコメ推し!)。






◆パジャマな彼女

絵柄マイナーチェンジしてるなあ。本人的にも手探りの時期なのかも。
一瞬蘇ったまくらが子供のまくらかと思ってしまったぜ(笑)。
その辺は単行本の調整に期待するとして・・・
キスで復活!ですね。
個人的にまくらが目覚める時がこの漫画の終わる時だと思ってましたけど
ここで目覚めるって事はもう一つの目的が?って事でそれはきっとホタルちゃん関連なのかしらね。
少なくとも、まくらが目覚めてハッピーエンド!って流れではなく
まだ達成すべき願いや成就が残ってる気はしますね。
それが明かされるまで
ひとまずはこの明るい雰囲気に浸ってよう・・・ってところですか。予定調和ではなく
ちゃんと計佑が自分の意志で、自分の気持ちを保ったままで復活してくれたのが本当に良かった。
楽よりも更にスれてる印象の彼ですが(笑)。やる時はやるって話なんですよね。

さて、これでまくら一択に絞られた気もしますが先輩とはどうなるのか
後はメガネっ子のかつての視線も気になりますし
これは思った以上にまだまだ楽しませてくれそうですぞ!単行本も売り上げ上々みたいだし
まだまだ応援のしがいがありそうで良かったです。世間では「二セコイ」の人気が高めみたいですけど
自分はこの漫画も負けないくらい魅力のある作品だと信じ切っているので
これからも、どんな展開があっても
最後まで追うし、魅力が伝わるように頑張りますよ。
やっぱりこと「切なさ」「儚さ」に限って言えば、
この漫画の素晴らしく突き抜けてる部分の一つだと思いますから。
過ぎ去った幼少時の夏の思い出、交わした約束、そしてその現在地は・・・?
絵柄のマイナーチェンジによる不安はありますが、それでも純粋に続きが楽しみですね。

後は、そうだなあ、子供時代の描写が本当に子供!って感じで
取り繕ってない純度の高さが個人的に好きだったかな。
時折繰り出すお色気ばっか取り上げてないで
少しはこういう癒される素朴なシーンにも注目したら?とは思うかな。
まあ、そんな独りよがりな主張を抜いても(笑)。観察眼に優れた童心に素直に帰れるシーンの数々でした。
取り敢えずはホタルちゃんが全ての鍵を握るって事で、彼女がある意味ファイナルにあたる存在っぽい。
その約束に込められた想いと条件とは・・・やっぱり計佑に賭ける想いが関与してるんだろうな。
割とまた幽体離脱しちゃったりしてな(笑)。それもまた面白そうですけどね。




◆二セコイ

でも、こっちも面白いのよ(笑)。
なんつーか、ベッタベタなすれ違い模様を繰り広げてますが
それでも許されるのはその様子が過度にドラマチック、突き抜けてるからかな。
そこに大いに貢献してるのが文字通りの「コメディ」要素でして
多分この作品が最も笑いに
今のラブコメ勢の中ではコメディに尽力してると思うんですけど、
だからこそシリアスなシーンとのメリハリが付いてよりドラマチックに映えてくる、っていう
最も王道的な作りをしてるのもまたこの作品なんですよね。
なんでこの作品が一歩リードしてる状態に特に異論はないっていうか
その意味では入り口的には一番って言って良いくらいに広い作品だなって思いますからね。
要するに最もバランス感覚に長けてるって話ですかね。その分コア、マニアックさには欠けるけど
毎週きちんと楽しめる安定感があるので。それにこと表情に関して言えば職人的ですからね(笑)。
きちんと個性も磨き上げられてるのが流石だなー、って思います。
食べやすいんですよね、とにかく。

まー、でも個人的に小野寺さんにはそこまでの魅力を感じないので
早く千棘になびいちゃえYO!とは思いますよね(笑)。
ちょっと優等生過ぎるのかな・・・。
暴れ馬くらいが本当は乗ってて一番気持ち良いものだと思ってるから。
とはいえ、一瞬公開告白し掛けたあたりは順当にニヤニヤさせてもらいましたが(笑)。
それ以上につぐみとのやりとりはそれに輪を掛けてニヤニヤしましたけどね!
そろそろ単体のお話来てもいいんですぜ?
ってそれどころじゃないか。
さり気に良い監査役になっている集の存在も面白かった。

で、最後のオチですよ。こういう形で引っ張るのは上手いなあ・・・。
確かに髪の色って観点で攻めれば
どうとでもごまかせるんだけど、まあ、まだまだ明らかにする気はないんでしょうね(笑)。
本当に「誰だよ!?」って感じなんですけど、まあ全部明らかになったら連載が収束してしまうので
取り敢えずはまた揺れ動きの日々って感じなのかしら。ま、それでも全然OKですけど
ここで新ヒロインって流れだったら結構意表突かれるかもなー。
小野寺さんルートに入んなくて本当に良かった。
当ブログは完全に千棘ちゃん派ですから!そこは絶対に譲れない部分なのです。でもつぐみも好きだな・・・←





今のラブコメ3作品に関するちょっとした記事も書いたので興味があれば是非。

「パジャカノ、二セコイ、恋染紅葉の作者が2007年の赤マルで一度集まってた。」という話



恋染紅葉 第8話「学校で!?」 感想+a(WJ30号)

2012-06-25 12:11:10 | クロス・マネジ(WJ系)







今週のジャムプのかんそう~。恒例の恋染編から行きまっす!






◆恋染紅葉

いいじゃん!いいじゃん!!こういうの超好きよ。
何が良いって翔太がなりふり構わず紗奈ちゃんの元に駆けつけたその情熱と
ただ単純に「会いたいから」って理由で呼んでくれた紗奈ちゃんの目覚めつつある恋心
その二つの描写によって初々しい二人の成長模様
純愛模様が拝める訳で・・・
実はこういう方向性のが好きだなー、って思ったな。揺れ動きは他の2作品に任せて
この作品がやるべき事はこういうステップアップ恋愛模様を順々に魅せて行く事なんじゃないか、って思ったり
その辺は主人公の一途さに於いて定評のある坂本さんだったら正に得意分野かな、というところ
今のところはナナちゃんも引っ込んでくれてるし
しばらくはこの二人の純情模様をしっかりと拝んで行けそうで楽しみです。
その上でちょっとしたサービスもあるみたいだしね(笑)。色々とワクワクしますな。

ただ、先週ちょっとお色気シーンを出しただけでその手の漫画扱いされたり
それによってエセ紳士や婦女子から色々言われてたのはちょっと疑問ですね。
いつからジャンプってオタ女と優等生の雑誌になってしまったんでしょう・・・。
別の漫画だけど襲われ展開も割と定番だと思ってたのに
「少年誌でやるな」って
それじゃどんどんと表現の幅も狭まっていっちゃうのにね。禁止禁止禁止って
ある意味読者が最も石原さんみたいになっちゃってるのがジャンプの現状なのかもなー。
ちょっとぐらいお色気シーンが出てきただけでいちいち目くじら立てんじゃねえよ。
しかもいちいち理由は、理由はって
お色気シーン出すのに理由が必要なのかよ(笑)。どんだけ理屈屋になっちゃってるんだか。
いつから少年誌ってこんなに居心地が悪くなったんでしょうね。ま、昔からそういうのあるけどね。

でもぶっちゃけ、ただ単に「会える」っていうだけであんなに取り乱して
まるで大事件のような表情で駆け出す主人公って
そこまでの必死さって恐らく楽や計佑にはない部分なんじゃないかとも思うんですよね。
彼らは半分思春期に入ってる時期だと思うんですけど、翔太に関して言えば完全にピュアですから。
男がピュアだと割と年齢層が低めにも感じますが時代的にもこれぐらいの
昔ながらの熱さがある恋愛漫画っていうのもある意味貴重かも。
そんで、ちゃんと女の方もその熱意に応えてくれる実りっぷりもまた素敵だよなあ、って感じるんですよね。
現実だといくら頑張っても全然空回るだけなんだけど(笑)、必死になりゃ引かれるしな。
ただ、理想はこれくらい熱いやり取りが出来たらなあ、って心ではいつも思ってます。
その意味でも今週は正しく「純」なテイストで私好みのお話でした。
ちゃんと表情の描ける作家さんで良かったです。


以上の感想はあくまで「個人的な」ものなので
大丈夫だとは思うけどそこまで真に受けないで下さいね(笑)。
別に誰かの意識を変えたいからやってる訳でなく
ただ純粋に、ただ単純に自分の感じた事をありのまま出していたいだけなんで。
それがちょっとでも伝わればいいな、とは思ってますけど。
後は性格的に他人との連帯を無視して本音だけを抽出するタイプなので
結構に内向きな感想になってるとは思いますけど、嫌われても笑われてもそこは変えられない
ただ自分は自分でいたいだけなので。本音の本音は多分それだけ、です。




◆SKET DANCE

「このオタク野郎!」って、あんたもオタクでしょうよ(笑)。同属嫌悪?




◆斉木楠雄のΨ難

「椅子降ろしてくれない」って半分イジメなんじゃないの?(笑)。
そして好感度の低い人間といると自分の好感度も下がるって言うのはちょっと分かる。
事実自分もそういう見方をしてしまうことあるからなあ・・・。
本当は偏見だからいけないことなのだけれど。
でも、このオチの付け方は割りと上手いなー、と。次週早くもセンターと誌面では目立ってますな(笑)。
いぬまるの代わりに麻生周一っていうのは案外釣り合いが取れてるなって少し思います。



◆「幕張」の話

木多康昭の「幕張」を一気読みしてたら物凄く面白くて
心の底から大好きだと言える作品だなー、って改めて感じたんですけど
今ああいうポジションの作品ってあんまないですよね。
他の作品をイジる事によって
本誌自体をきっちり読もうって思えるその循環は非常にいいものだったと今でも思うので
また「幕張」か、或いは「太臓」ポジションの漫画が来ないかなー、ってさり気に期待してます。
まあ滅多にそんな逸材は現れないでしょうけどね(笑)。
「幕張」とかやってる事は最悪なのに、キャラに対する好感度って全然下がらないからなあ。
それが何より素敵だなって思ったのでいつか時間が空いたら記事にもしたいですね。
久米田康治が遂にジャンプにやってくるのもアリかも(ないない





本当は「ぬらりひょん」終了にも触れたかったんですが途中から積読のままなので
逆に触れちゃ失礼になるかな、と。ただ、ジャンプで25巻以上出せれば十分成功の部類には入る、どころか
アニメ2期までやって更に単行本も売れてとかなりの成功作だったんじゃないですかね。
昔で言えばホイッスルくらいのスマッシュヒットっていうか。
いつか必ず一気読みでもします。
そしてこの感想も後編に続きますっ!