超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

君と僕。2 第12話「赤裸々」 感想

2012-06-19 04:13:22 | アニメ





「もう25」、ね。






私は25歳は越えてますが、そっか、結婚しててもおかしくない時期なんですね。
それがどうしてこうなったんだろう・・・っていうのが一番の感想ではありますけど(笑)。
いやまあそれは置いておくにしても(向き合えよ)今回は切ないお話ですね・・・。
でも、なんかキレイでした。
それでいて爽やかにも感じられました。

人間って「いつかどうにかなる」「まだその時期じゃない」ってよく思う生き物だとは思いますけど
実際に行動しなきゃどうにもならないんですよね。力を込めなきゃ岩は動かせないし動かない
ずっと空想の中だけで生きてたら現実が空っぽになっちゃうのと同じで
不意に要の抱いていた憧れがふと崩れ去ってしまった
岩を動かしたのは他の男だった
いくじがない、勇気が出ない、前述のようなモラトリアムも絶対にあったとは思いますが
それ以上に彼女は本当に「憧れの人」で、自分と一緒に歩いていく彼女が自分の女になるっていう
そういうビジョン自体実はそこまで思い描いてはいなかったっていう話だとも思っていて
それが誰かの女になった瞬間に
モヤモヤとなって噴出して、落ち込んでしまった
本当の自分の気持ちが分からなくなってしまったってお話だとも思う。


なのに。なんでキレイだとか爽やかだとか、
そんな話に思えた感じられたっていうのを自分なりに掘り下げてみてみると
やっぱり言葉に出さなくても通じる想いだったり、口で言わなくても伝わる感情
あの河原の時の、彼女との草切りがその「答え」の具現化だったと個人的に思ってるけど
だからこそ、モヤモヤを吹っ切ることが出来た
一切口には出さずとも、感情が伝わって(むしろ気付いてた?)実際に口に出すことはせずに
自分の思いの結末を知ることが出来た最高にドラマチックなシーンで・・・。
それもまた彼女の優しさだったのかもしれません。
そんな水面下で蠢く感情のやり取り。
個人的に「君と僕。」にはこういう繊細な感情表現を一番先に求めちゃってる節があるので
その意味では正に最高のお話でしたねー。ミックスジュースの話ではそこがブレてるように感じられたけど
無事に繊細な方向性に戻って来てくれて良かった。やっぱり2期の方がお話面白いですね。

要の恋はここで一つ終焉を向かえましたけど、
同時にその妹が姉の髪型を真似ようと口に出したり
それもまた一種のサインですよね・・・。
終わりは同時に始まり。
出来ることならその新たな始まりの瞬間まで拝んでみたい、と今週のお話を観て素直に思ったのでした。
結婚決まってるのに告白もクソもないって途中まで思ってましたが、蓋を開ければそれがあって救われたね。
みんな良い子だと思います。切ないくらいに。





でも考えてみれば、お姉さんは要の人格形成にも大いに役立ってたって事ですよね。
彼女がいたからこそ、今の要があるのは絶対的な事実で。さり気なくて偉大な人だなあ、と。
だからこそ告白云々までは手が動かなかったのかもしれないですね。




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