超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

COME TOGETHER/DANCING BABE/MONOBRIGHT

2011-03-12 19:22:27 | 音楽





更新を再開します。





先月行ったライブが凄く良かった事でも好印象なMONOBRIGHTのシングル。
これは先週出たシングルなんですけど、これもまためっちゃ良いんですよね。
どのくらい良いかと言われると最早ミニアルバム級といっていいくらいに。
この表現を使ったのは最近だとセカイイチの「Step On」以来かな?アルバム発売が控えてたとしても
シングル単体で買う価値のある・・・個人的にはそんなシングルだと思ってます。
全曲抜けが良いんですよね。
もうスコーンと突き抜けてる感じ。やっぱ去年からのMONOBRIGHTは面白れえわ。


表題曲の2曲なんですけど成る程確かにどちらもシングルっぽい曲だなあと感じます。
「COME TOGETHER」も「DANCING BABE」もそうなんですが音が洗練されてて
それが良い意味でポップさ増してて。
元々目指してる方向にビシッと定まってきた感じ、が凄くする。
 その上でちゃんとひねくれもあるんですよ。いかにもシンガロング推奨の前者はサビメロに切なさがあるし
後者に至っては南国エッセンスのダンスロックとあんまり他がやってないテイストの曲で。
かつ桃野らしさもきちんと存在してるというか
確かに時折ヒダカトオルの声は入ってるんだけど
それさえも一要素として使えてるような、そんな印象もあったりするんですよね。
3曲目の「見たか」なんかもダークなサウンドに乗せてポップな意志を歌う相反する曲だし
4曲目の「国産バイブレーション」もシングルの4曲目って地味なポジションに入れるには惜しい、というか
アルバムのリード曲に似合いそうな感じだし。

そういった出し惜しみのなさ・・・はここ最近のMONOBRIGHTの特徴といいますか
とにかくめいっぱい出す、って方向性なのにそこに手抜きは感じられなくて
むしろより丁寧に作ってる感じがするんです。
その狂った誠実さ、は今の桃野の、彼らの武器なんじゃないかと思ってます。本気でどうにかなるんじゃないか
ってくらいに。
 その出来の割には思ったほど注目度高くないって印象ですが、来るべき「ACME」もなんだか凄そうで
色々な意味で期待しちゃうんですね。
そしてツアーも2本控えてて、ライブってフィールドでも更に屈強なバンドになってくれそうで
ヒダカトオルの存在も含めてこれからの成長にも大いに期待大だな、と。
そもそも去年からずっとツアーやってるような気もするし。
すっかりワーカホリックバンドの仲間入りですね。



傍から見れば一気に消費されたがってると思われるかもしれませんが
そんな観点に真っ向から反する相当の出来のシングルです。アルバムまでこれで全然過ごせますよね。