超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

ネコあね。 2巻/奈良一平

2011-03-09 15:44:57 | 漫画(新作)





奈良一平「ネコあね。」2巻読了。




いきなりなんですがクーラーの話とこたつの話で泣きそうになりました。
というか寸前までいった。
それくらいグッと来ちゃって。なんといいますか・・・みんな良い人過ぎ!(笑)。
でもそこにウソくささは全くなくて。
むしろ微笑ましいなあ、と。これくらいの思いやり自分にもあるかな?って思うんですよね。
 クーラーの話はおばあちゃんの気持ちも分かるし、でも銀ノ介の気持ちも分かるし・・・。
どっちも優しさを譲れなくて。
そこを彼女なりに取り持ってくれた杏子の頑張りがまたいじらくて泣ける。
泣けるって言ってもそこまで大げさな演出ではないですよ。
それよりも、気づいたらふとそういう気持ちになっているような。1巻の時に期待するって思ってましたが
期待以上にいい感じになってますね。
そんな中でもチラホラサービスがあるのもまた嬉しい(笑)。
あれはこの作品の貴重な少年漫画っぽさの一つなので是非これからも忘れないでいて欲しいところです。
にしても杏子って相当可愛いな。
表情がまた素敵なんだな。
格好も格好でいつも、色々な意味でナイス!って感じですよね。

またテーマも見えてきて、いつまでも家族でいたい、人間らしく生きたいっていうのが
新たに生まれたテーマなのか。
いつの日か杏子がまたネコに戻ってしまう日も来るんですかね?
だとすると相当に寂しいですけど・・・。
でもだからこそ今を大切に過ごす、的な。もちろん杏子がいいお姉ちゃんになる、っていうのも持続してて
かつ今のところ不手際は多くありつつ(笑)
中々出来てるんじゃないかなあ、って思いますけど。
銀ノ介も苦労しつつ、でもやっぱ楽しいし嬉しいんじゃないですかね。
正月に家計簿とにらめっこしつつも思いっきり笑った彼の笑顔・・・あれが本心な気はします。

でも、この漫画はやっぱりハッピーエンドであって欲しいと思いますけどね。
ちょっとドキドキしつつ見守って行きたいです。




にしても全体的に流れるぬくい雰囲気が個人的なツボにかなり入ってます。
優しさや思いやりに徹底的にフォーカスした世界観は読んでて気分が良いというか・・・。
巻末の手描きのおまけ漫画も味があってまた良い。
ますます期待したくなるような2巻でした。
早速続きが読みたい(笑)。



君に届け 2ND SEASON 第9話「告白」 感想

2011-03-09 01:40:32 | アニメ




アイラブユーしたい。





てな訳でお待ちかねの告白タイムですよ。ニヤニヤタイムですよ。
今まではじれったさを楽しむ時間でしたが
それももうお仕舞いだね。
だって相思相愛ってもう分かってんだから。傍観者も視聴者も。
そりゃあとびっきりのスイートタイムを期待するに決まってる。
最高に勢いを付けての告白、
受け取って抱きしめた風早。
ああ、これはもうお決まりのアレですか―。
と思ったらお邪魔虫のクラスメイトが空気読まずに乱入。
風早の想いは聞けず仕舞い、
だけど抱きしめた、って事は・・・?だよね。爽子もちょっとやり切った感じです。

彼女はそれまでの生活が日陰者だったんで
中々自身も確信も持てずに居た訳だけど
ここでようやく勇気を振り絞って、結果云々考えずに思いっきり告白出来た訳で。
それまで燻ってた分、風早も相当に嬉しかっただろうなあ。
そりゃ抱き寄せるのも分かるわな。


そこで浮かび上がる疑問が「下心」ってヤツで。
こんなこと考えるのは卑しいんじゃないかと。かつての疑問再び。
しかしね。それってある種当然っていうか、逆にそういう気持ちがない方がヤバいよね?
興味がないって事だから。異性として。
そこを諭すのは大人の役目、って事でピンが頑張ってくれました。
頑張ったというか、自分に酔ってただけ?
しかし彼のいう事もあれはあれで正しかったんじゃないかと思う。
相手を好きだ、って「心」あってのものですからね。基本。
彼彼女はそれしかない訳でもないし。
ここまで来たら真っ直ぐにぶつかっちゃいなよ。って事でニヤニヤタイムを持続させたまま来週へ。
う~んこれは色々と楽しみですね。



ああしかし最後の、お互いの嬉しそうな顔!あれがこの話の総てを現しています。今日は良い気分で眠れそう。



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