アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

銀杏の食べ方

2011-12-26 09:33:01 | 手作りのたべもの
  秋の終わりになると、毎年銀杏をくれる友人がいます。庭に大きなイチョウの木が一本あって、たくさんの実をつけるのだそうです。その友人が先日、銀杏の塩茹でを食べさせてくれました。

  少し傷つけただけの銀杏を殻ごとゆでたものです。表面に塩がふいて真っ白になっていますが、中は思ったほど辛くない。とても深い味があって、おいしい。マクロビオティック料理教室で、講師のチエさんが教えてくれた食べ方なのですが、わたしはまだ試していませんでした。

  さっそく作ってみました。

  銀杏割でカチッと割ります。鍋に水を入れて沸騰させ、たっぷりの塩を入れます。塩の分量はチエさんから聞いていないので、友人が入れたくらいの量(両手に乗るくらいの銀杏に対して、小さじ山盛り2杯)を入れました。そして銀杏を投入。水の量は、銀杏がひたひたに沈む程度です。

  そして強火でゆでます。水が減ってきたら、水がなくなるまで箸でかき混ぜます。鍋の側面が塩で真っ白になってきて、そのうち、銀杏の殻の表面も白くなってきたら出来上がり。

  かなり塩辛いけれど、いける。銀杏の渋みというか苦みがなくなっています。塩という極陽の素材で消されたのでしょう。あの渋み・苦みはなかなかおつなものなのですが、ないと、銀杏のうまみがより生きるような気もします。

  普通にゆでたときとは、実の色も違っているように思います。

  銀杏は、ご飯にしても、茶碗蒸しや煮物に入れても、ただ焼いてもおいしいものですが、今までのどの料理とも違ううまさが、この塩茹でにはあります。問題はただひとつ。ついつい食べ過ぎて、あとでのどが渇くこと。ご注意ください。 

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