アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

稲武の大きな石窯で遊ぶ会を開きました。

2022-09-04 15:37:09 | 稲武のモノ・コト・ヒト・バ

  夏休みの終わり、3か月ぶりの稲武の大きな石窯で遊ぶ会を開きました。

  お盆ころから毎日のように雨が降り、家の中は湿気が充満。でも、石窯のあるハウスポニーは屋根があるので、雨の日でも遊べます。だからこの日も朝から曇天でしたが、構わず決行としました。

   窯担当のオクダキヨミさんの最初の仕事は焚き付け。6月に額田のエトセ工房で教わった焚き付けの仕方を初めて試みました。段ボールの上に薪を井桁に積み、火をつけて萌えだしたら、奥へ。この「島」を三つほど作り、奥へ移動させます。

   段ボールの「島」方式はとても具合がいいそうで、窯は1時間半ほどでほぼ安定した状態に入りました。

   この日集まってくださったのは4家族。夏の最後を楽しみに来てくださいました。

   ピザの具は、ナスのオイル和え、トマトにチリメンジャコ、カキドオシやツユクサ、クローバーなどの雑草にオレガノとバジルを好きにトッピング。チーズはいつも通り2種類使います。クローバーは、ハウスポニーの広場で子供たちに摘んでもらいました。

   もちもちしたピザの生地は皆さんに大好評。草も、結構皆さんに食べていただけました。スープはガスパッチョ。トマトとキュウリを主にして、タマネギ、ピーマンなど夏野菜を刻んでフードプロセッサーで混ぜるだけ。昆布だしで伸ばしてから調味したらできあがり。ピーマンは種まで入れましたが、この冷たいスープが人気で、食べてくれないのではないかと心配していた子供たちも、ぺろりと平らげてくれました。

   昼食は木陰で召し上がっていただきたかったのですが、遠雷がなって、土砂降りになったので急遽作業場の屋根の下で。

   昼食後は2次発酵の終わったカンパーニュを石窯に入れて、スコーンづくりに入ります。粉と油をすり混ぜる作業。子供は大好き。

   2時過ぎ、まずカンパーニュが焼けました。窯の温度が上がり過ぎたため、下げるのに少し時間がかかりました。そのあいだにパンは若干過発酵に。そのせいか、クープのうまく入らなかったパンもありますが、おおむね、香ばしくておいしいパンに仕上がりました。粗熱を取ったパンを切ってオリーブオイルと塩で食べると、少々まだクシャッとした食感ではあるのですが、よく焼けた皮がおいしくてやめられなくなります。とくにこどもたちは、そうみたい。

   この日のスコーンは、友人が丹精込めて育てた梨を刻んでレモン果汁をかけ、レーズンと一緒に生地に混ぜ込んだもの。初めての試みですが、酸っぱみと甘みが程よく調和し、なかなか良い焼き菓子になりました。

   パンは翌日以降の方が味がなじみおいしいのですが、スコーンは今日中に召し上がるのがいちばん。とくに帰りのバスの中くらいが最高においしいと皆さんに伝えたので、帰りの車中で子供たちが食べている写真をFBに載せてくださった方もおられました。

   今回も、満足のうちにおかえりいただけて、わたしたちも満足。さて、次の石窯の会は、たぶん11月か12月の初めに。アンティマキの卵・バターを使わないシュトレンを焼きます。告知は追って。お待ちください。

 


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