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アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

草を採り草を食べ草の話を聞く会~2025年春の部を開きました

2025-05-17 14:51:18 | アンティマキの場所に生きる動植物

  先週日曜日、快晴の下、毎年恒例の草の会を開きました。

  講師は雑草料理研究家の前田純さん。毎年春と秋に稲武にお越しいただいて会を開くようになって、もう7,8年がたちます。草を摘む場所は、私宅の「草の庭」。先月彼に来て調べたところ、46種の草が育っていました。草は、自分の住みやすいところでしか育たない。肥料も何もやっていないので、好みがはっきり分かれます。彼に来ていただくようになった初期のころは、今ほどセリはなく、ヨシが多かったと記憶しています。クズやカナムグラもはびこっていました。そして種類は半分くらい。旺盛で強い草がはびこっていました。それが、木の成長具合や伐採によって日の当たり具合が変わり、湿り気も変わってきたのでしょう。全体に日陰に育つ植物が多いのですが、田んぼの畔などに繁茂する草も増えてきました。

  今回も、遠くは蟹江町や小牧から、定員を超える参加者が集まってくださり、草を摘んで草を食べることへの関心の度合いが増していることを窺えました。

  草の庭の奥の方。前方奥にあった何本かの杉の木を数年前に皆伐したので、明るくなったこともあって、上方にある田んぼの植物がいくつか入ってきました。右手奥には、葉の大きさが通常の5倍ほどありそうなスミレや、2倍はありそうな太さの日本アカネが見つかりました。

  いつまでたっても区別のつかない、2種類の草。手前がスイバで向こう側がギシギシ。スイバは欧州ではソレルというハーブで、普通にサラダにして食べられるそう。酸味があって柔らかい。

  昼ご飯用だけでなく、お持ち帰りいただく草も、たっぷり採っていただきました。

   食べてもほぼ味のしないか本科の植物にはシリカがけっこう含まれているのだとか。シリカ水を作るのは簡単だそうです。やってみよう。

  ハウスポニーに移動し、採取してきた草と、前田さんが持ってきてくださった草を並べました。緑が豊か!

   お昼ご飯は、米粉入りのピザと、ニンニク塩麴とバターと白みそで味付けした野菜スープ。それに野菜サラダ。各自、それぞれに好きな草をたっぷりトッピングして召し上がっていただきました。

  山ウドの葉の部分も加えて、たっぷり盛っていただきました。

  石窯担当のキヨミさんに焼いてもらいます。

  焼きあがったらスープと一緒に昼ご飯です。

  ピザには、どの草かわかるよう、それぞれバラバラに分けて載せた方も。私はいつもごちゃまぜ。

  参加者の方たちにお渡ししたお土産2種。上の写真は、セイタカアワダチソウ入りゼッポリーニ。

   こちらは、春の若草いろいろ~ヒメジョオン?、ヨモギ、カラスノエンドウなどにサンショウの葉を忍ばせ安全に、た、エディブルグラスクッキー。

  前田さんは、この3月、初の著書を上梓したところ。「食べられる雑草図鑑」(扶桑社)です。アマゾンでの売り上げが上位1位になったとか。見やすい本です。薄くて軽いので、リュックに忍ばせて山歩きできます。草の、これまで秘められていた力の数々を、安全に、そして楽しく試すにはもってこいのガイドブックだと思います。

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#草の庭

 

 

 

  


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