ローズマリーはことのほか、わたしが好きな香りを放つハーブです。
「マリアのバラ」と名づけられたこの木は、文字通り、聖母マリアにちなむハーブだそう。
昔、聖母マリアが幼いイエスを抱いてエジプトに逃げる途中、白い花の咲く香りの良い木に自分の青いマントをかけて、一休みします。
気分が癒えて出発しようとして、彼女が木からマントをとると、その木々の花がすべてマントと同じ青い花に変っていたとか。その逸話から名づけられたのがローズマリー。古くから薬用植物として大事にされていたからこそ、マリアと結びつけた逸話が誕生したのでしょう。
私は、このローズマリーをいろいろに使います。まず、料理。シチューやスープのほか、ジャガイモを茹でるときに水の中に入れたり、魚をグリルで焼くときに、受け皿の水の中に入れたりします。ジャガイモにはいい香りがつき、魚の臭みは消してくれます。たくさん手に入ったときは、リースをいくつもつくり、友人達にプレゼントします。
お菓子やパンにもよく使います。アンティマキでは、オートミールクッキー(ローズマリー入り)に続き、先日、穀物クッキーのローズマリー入りも新発売しました。こちらもなかなか好評です。今度ハーブのフォカッチャを作るときは、乾燥バジルとオレガノに加えて、ローズマリーも入れようかな、と思っています。きっとチャイにも合うことでしょう。
ところで、このローズマリー、実は稲武では露地での冬越しは見込めません。夏場は青々と繁っていても、晩秋になるとかならず色が悪くなり、年が明けるころには、茶色く変色。そして枯れてしまいます。
一昨年の秋だったか、友人から鉢植のローズマリーをもらいました。何度も冬越しに失敗した経験があるので、その年は、家の中に入れて越冬。初夏のころ、だいぶイキイキしてきたので、土におろしてやりました。
そして秋、だいぶ根が張ってきました。鉢あげするのもたいへんそう。それで、竹でいわゆるトンネルみたいなものをつくって、厚手のビニールをかけてやりました。
しばらくは緑が保たれていましたが、2月半ばの大雪のあと、ふと見てみたら、かなりの部分が茶色にかわっていました。やはり、凍てついた土の中では生きられないのだな、とあきらめていたのですが、きょう、見たら、前より緑の部分が増えていました。この調子なら、あとひとつきもしたら、トンネルを外してやれそうです。よかった!
ところで、このトンネル周りをよく見たら、たくさんのワケギが育っていました! こちらは一昨年冬か春先かに、たくさんもらってきたワケギの球根を、いいかげんに掘った土の上にのせてやって、ざっと土をかけておいたもの。昨年はほとんど芽が出なかったので、枯れたものと思っていました。地中でちゃんと生育していたようです。春の気配をようやく感じ始めた昨日今日。嬉しい便りを、庭先からもらいました。
一番上の写真は、先日、豊田市街地に住む知人からいただいたローズマリー。伸びて困るほど、というので、お願いしていただきました。ただいま、薪ストーブのある部屋で乾燥中です。
「マリアのバラ」と名づけられたこの木は、文字通り、聖母マリアにちなむハーブだそう。
昔、聖母マリアが幼いイエスを抱いてエジプトに逃げる途中、白い花の咲く香りの良い木に自分の青いマントをかけて、一休みします。
気分が癒えて出発しようとして、彼女が木からマントをとると、その木々の花がすべてマントと同じ青い花に変っていたとか。その逸話から名づけられたのがローズマリー。古くから薬用植物として大事にされていたからこそ、マリアと結びつけた逸話が誕生したのでしょう。
私は、このローズマリーをいろいろに使います。まず、料理。シチューやスープのほか、ジャガイモを茹でるときに水の中に入れたり、魚をグリルで焼くときに、受け皿の水の中に入れたりします。ジャガイモにはいい香りがつき、魚の臭みは消してくれます。たくさん手に入ったときは、リースをいくつもつくり、友人達にプレゼントします。
お菓子やパンにもよく使います。アンティマキでは、オートミールクッキー(ローズマリー入り)に続き、先日、穀物クッキーのローズマリー入りも新発売しました。こちらもなかなか好評です。今度ハーブのフォカッチャを作るときは、乾燥バジルとオレガノに加えて、ローズマリーも入れようかな、と思っています。きっとチャイにも合うことでしょう。
ところで、このローズマリー、実は稲武では露地での冬越しは見込めません。夏場は青々と繁っていても、晩秋になるとかならず色が悪くなり、年が明けるころには、茶色く変色。そして枯れてしまいます。
一昨年の秋だったか、友人から鉢植のローズマリーをもらいました。何度も冬越しに失敗した経験があるので、その年は、家の中に入れて越冬。初夏のころ、だいぶイキイキしてきたので、土におろしてやりました。
そして秋、だいぶ根が張ってきました。鉢あげするのもたいへんそう。それで、竹でいわゆるトンネルみたいなものをつくって、厚手のビニールをかけてやりました。
しばらくは緑が保たれていましたが、2月半ばの大雪のあと、ふと見てみたら、かなりの部分が茶色にかわっていました。やはり、凍てついた土の中では生きられないのだな、とあきらめていたのですが、きょう、見たら、前より緑の部分が増えていました。この調子なら、あとひとつきもしたら、トンネルを外してやれそうです。よかった!
ところで、このトンネル周りをよく見たら、たくさんのワケギが育っていました! こちらは一昨年冬か春先かに、たくさんもらってきたワケギの球根を、いいかげんに掘った土の上にのせてやって、ざっと土をかけておいたもの。昨年はほとんど芽が出なかったので、枯れたものと思っていました。地中でちゃんと生育していたようです。春の気配をようやく感じ始めた昨日今日。嬉しい便りを、庭先からもらいました。
一番上の写真は、先日、豊田市街地に住む知人からいただいたローズマリー。伸びて困るほど、というので、お願いしていただきました。ただいま、薪ストーブのある部屋で乾燥中です。