アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

バットマン ダークナイト ライジング

2014-03-11 00:46:31 | 映画とドラマと本と絵画
この映画は、バットマン三部作の完結編だそう。前の二本を見た記憶がないのですが、バットマンの雰囲気はきらいではないので、見ました。

   ゴッサムシティは、2作目にバットマンが倒した敵・テッドをたたえる街になりかわっています。そのテッドが街の救い主で、バットマンは街の敵、ということになっている、そこから話は始まります。バットマンであるブルース・ウェインは、大金持ちの変人として、夢も希望もなくして生きています。

   悩めるバットマンには、リアリティがあります。3作目の敵は、テロリスト。彼も、ただの「ワルモノ」ではない。ゴッサムシティの、偽善的でひどい格差のある社会がテロリストを生み出したことをきちんと伝えています。そしてその上で、バットマンと彼は対決している。単純ではありません。

   最後のほうは、泣いてしまった。どんでんがえしも、ただの趣向ではなく、深みがより出ました。アメリカ映画は、ただのヒーロー物を文学作品に作り変えました。すばらしい。主人公を演じた、クリスチャン・ベールは、「マシニスト」で好演した俳優です。

   
コメント
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