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アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

岡崎市「暮らしの学校」での染め講習会

2018-05-22 10:08:51 | 草木染め
   きのうは、岡崎市にあるカルチャーセンター・暮らしの学校での染め講習会「きさくにくさき染めの会」でした。昨年秋から3か月に2回開催の定期講座となり、昨日は2回目の講座。今期は13名の方が参加してくださいました。

   昨日使った材料はヨモギ。前回4月の講座の折には、「5月には若い草で緑葉染めをします」と予告したのですが、今年は例年よりも草の伸びが早すぎて、緑葉染めをするには遅すぎる気がして急遽、通常の染めにしました。

   ヨモギは10月頃までほぼずっと黄色が染められる草なのですが、季節によって染まる黄色はいろいろ。5月のヨモギ染めは、私にはたぶんはじめての経験です。

   前日、敷地内の数か所で採れるだけ採ったヨモギ。普段は刻んだらすぐ鍋に入れて煮出すのですが、暮らしの学校の講座の時間は短いので、採取してすぐ押し切りで刻み、ビニール袋に入れて持参しました。

   そのせいかどうか、夏以降のヨモギに比べたらなかなか濃い色が出てこなくて、心配になったほど。

   アルミ媒染液にいったん入れた布類を急遽銅媒染液に入れ替えたり、3番液のなかにカリヤスの乾燥葉をくわえて色を濃くする工夫をしたりして、なんとか思わしい色になりました。

   銅媒染で草っぽい黄色。鉄媒染でオリーブい色に。

   参加者のお一人が、ご自身で有松絞りをほどこしたハンカチ。花と葉の模様です。

   こちらは織りをなさっている方が織り糸の残りでちくちく縫った布。元は白でした。

講習会には、いろんな方がおみえです。みなさん、さまざまの布をお持ちになったり、選んだりなさって、模様の工夫もアイデアに富んでいるので、見ていて面白い。勉強になります。

    暮らしの学校の次の講座は、7月16日と8月20日。真夏なので、どちらかの会で、インド藍の染めも致します。暮らしの学校の講座、お問い合わせ、お申し込みはこちらまでどうぞ。

おなじく暮らしの学校の講座「アンティマキの優しく易しい焼き菓子とパンの会」、来期の講座は、7月6日と9月7日です。お問い合わせ、お申し込みはこちらに

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昨年10月~12月の草木染め講習会

2018-02-02 15:05:36 | 草木染め
   昨年秋は忙しい日々が続いたため、どんぐり工房での草木染め講習会やほかの場所での講習会をブログで紹介しそびれました。おりおりにフェイスブックには投稿しているのですが、ちゃんとブログに載せることなく秋が終わってしまいました。

   写真もあまりとっていないので、辿れないのですが、思い出せる分だけ、まとめて紹介します。

   こちらは昨秋から始まった岡崎の暮らしの学校での染めの会に参加した方の作品です。クリの皮やアベマキのカクトなどを煮だして、茶色や焦げ茶色、グレーを出しました。

   ビー玉で絞っただけの模様。この模様、たのしい。

   こちらは、昨秋開かれたとよたまちさとミライ塾第一回目の講座。同じくアベマキのカクトやクリの皮を使いました。エコバッグはわたしの染めたもの。板をちょっとずらして色を増やしました。

   暮らしの学校の2回目の講習会では、古い枇杷の葉を使いました。枇杷の葉は染め材料としてとてもいいものなのですが、これまでは剪定してせいぜいひと月くらいまでのものしか使ったことがありませんでした。この講習会のおり、新しい葉を手に入れていたのですが、足りなくなりそうだったので昨年もらってすっかり乾いていた葉も持参。別鍋で煮出してみました。すると、いつもの生葉とは違う、ブルーベリーの枝葉や桜の枝を煮だしたときのような色になりました。染めてでてきたのは、こんな色。 

   こちらも同じ日の作品です。

   11月の終わりのどんぐり工房では、ビワの古い葉など。

   11月の最後の日は、豊田市街地の守綱寺で。参加者持ち寄りのクリの皮やどんぐりのカクト、境内で拾ったいがなど大量に煮出しました。材料が多いと液は濃くなります。この日はいつにもまして大成功。布靴も綺麗に染まりました。

   このお寺では、昨年は夏と秋、二回の講習会を実施。境内にある草木を採取して染める、こちらの講習会、なかなかたのしい。

   昨年最後のどんぐり工房での講習会は、芥子菜染め。市街地の友人が育ててくれる芥子菜をもらっては、ここ数年毎年染めています。出る色は水色。藍でもなくクサギでもないのに出るこの色、うっとりします。この芥子菜、来年からはもらえなくなることに。代わりに種をいただいたので、友人たちと手分けして育てることにしました。

   ただいま、どんぐり工房での講習会も暮らしの学校での講習会もお休みをいただいています。どんぐり工房は3月から、暮らしの学校は4月から再開します。日程は以下の通りです。

<どんぐり工房>
*3月25日日曜日
*4月21日土曜日
*5月27日日曜日
<暮らしの学校>
*4月16日月曜日
*5月21日月曜日
   詳細は、どんぐり工房、暮らしの学校のHPをごらんください。なお、5人以上の方が集まれば、どんぐり工房での染め講習会や出張講習会を開きます。お気軽にご相談ください。

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ミノムシ染め①

2017-10-01 00:38:22 | 草木染め
    東栄町の友人宅に、ミノムシ狩りに行ってきました。彼女の農園のブルーベリーの木々についたミノムシ。毎月染め講習会に来ている彼女から、「今年はやけに多い。ただすてるのはもったないので、染色に使えない?」といわれ、ネットで調べてみたら、一行だけ「コチニール、ゴバイシ、ミノムシ・・・など虫を染める場合も草木染めという」といった意味の文を見つけたので、こんな機会は二度となかろうと、一路東栄町へ。

    70本ほどあるブルーベリーの木に、多いところでは10個近くぶら下がっていました。それもずいぶん大きい。当然ですが、「ミノ」はすべてブルーベリーの小枝と葉だけでできています。仕事が細かい。

   よくみると、ミノの作りはいろいろ。見飽きません。

    葉を食べているので、彼らは害虫。たくさんいる木ほど、元気がないように見えます。

    ブルーベリーに接するように育ったびわの木にもぶら下がっていました。

    はじめて中の虫を見ました。結構太い。

    獲れました! かなり重い。

    ミノムシ染めといっても、果たして、中の幼虫だけを煮だすのか、ミノだけを煮だすのか、どちらも一緒に煮だすのか、わかりません。一番楽な方法はこのままつかうこと。

    でも、すぐには染めず、来月のどんぐり工房定例の染めの会で使いたいので、ひとまず蒸しました。ゴバイシの場合と同じ方法です。蒸して干す。

     いちどきにむせなかったので、残りは、蒸したときに色の付いた湯に投入。来週手がすいたら、こちらは煮出して染めてみます。乾燥して取っておくつもりの虫は、かびないよう、雨に当たらないよう、注意しながら干し上げます。

     さて、どんな色になるのか、まったく色が出ないのか、なんともわかりませんが、おって報告します。
  
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古墳時代の染め実験

2017-09-27 17:10:57 | 草木染め
   名古屋市の文化財保護室の方たちが、古墳時代の染めの実験をしてみたいというので、先日どんぐり工房で、一緒に草木染めをしました。

   名古屋市東部にはたくさんの古墳があり、大きいものでは長さ100mに及ぶ東海地方最大のものもあるそう。狭い地域に、数百年の間、前方後円墳、円墳、方墳、ホタテ貝型墳そのほか、さまざまな形の古墳があって、古墳の展示場ともいわれているのだとか。

   でも、文字のない時代なので、染色していた事実は予想できているそうなのですが、どんな方法でどんな色を染めだしていたかは不明。もちろん染め材料もわかりません。

   だから、濃染処理や媒染になにをつかったかもわからないので、とりあえず、想像できることをやれる範囲でやってみようということになりました。

   こちらは、ゴバイシ。ヌルデに生息する虫こぶです。わたしの家の敷地内のヌルデが大きくなってきたので、去年ひょっとしてついているのではなかろうかとおもってよく見たら、いくつか見つかりました。今年はさらに成長しているので探してみたら、期待にたがわずけっこうの虫こぶが見つかりました。

    この虫こぶ=ゴバイシは、いつも染色にしか使わないのですが、タンニンを多く含んでいるので、お茶ガラ同様濃染処理に使えるとどこかで読んだ記憶があり、用意しました。ほかに、保護室の方たちの要望で豆乳も準備しました。

    染め材料には、クリの茎葉とクチナシの実を。クリは縄文時代からあったものだし、クチナシも古墳時代にはあったとされているものだそう。

    媒染剤には、染料店から購入した灰汁の濃縮液と、保護室の職員が作ったわら灰の汁、それに古墳群周辺の場所から採った土3種類を使いました。

    3種類の土。色がだいぶ違います。一番赤いものが一番鉄分を含んでいそう。

     水で溶かすと、色の違いはさらに歴然としています。

     さて、染め布ですが、木綿が日本に渡来するのはずっと後代のこと。絹は中国朝鮮からも入ってきているし、弥生時代だったか古墳時代には、養蚕技術を習得し、国産の絹も生産されていたとか。でも、絹を着られるのは身分も高い人のみ。庶民は、フジ蔓、カラムシ、楮、シナなどの草木から繊維をとって衣服に仕立てていました。麻でもぜいたくなくらいだったのではないかとおもいます。

     で、この日使ったのは、絹と、とりあえず手に入る麻。

     保護室の方たちが木の使い捨てスプーンを細工して作ったのは、古墳の形。

     写真にはとりそびれましたが、前方後円墳型を作って板締めした方もいます。

     こちらはクチナシ。あざやかです。堅牢度は低いのですが、美しい。

      クリの茎葉。

    濃染処理の方法(無濃染も含めて)、布(絹か麻か)、染め液(クチナシかクリの茎葉か)、媒染(灰汁濃縮液、わら灰汁、3か所の赤土)の違いに分類。番号・記号をつけました。

    布に記した印に沿って、分類。

    左がクチナシ。右がクリの茎葉です。

    クリの茎葉は、特に麻が反応しにくかった。豆乳処理もゴバイシの処理もうまくいきませんでした。

    土3種の媒染による色の違いは結構わかりましたが、一般の鉄媒染液に浸したときのような、グレーやオリーブ色にはなりませんでした。鉄分のほかの雑多な成分がおおいのでしょう。

    赤土なら結構鉄分があって、鉄媒染が簡単にできると思っていましたが、そうはいかないということがわかりました。泥染めができる場所はそうそうそこらにあるわけではないのだな、と納得。古墳時代の染め実験、わたしにも勉強になりました。






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9月のどんぐり工房草木染め講習会

2017-09-27 15:16:27 | 草木染め
    9月の定例講習会は、22日金曜日に開きました。この日使ったのは、アブラチャンの葉とノウゼンカヅラの茎葉。どちらも初めて使う材料です。

    アブラチャンは、隣の集落・野入の林道を歩いていた時に見つけ灌木。青い実をたくさんつけていておもしろかったので、とよた森林学校主催の自然観察会に参加したおりに、講師の北岡明彦さんにお見せしてはじめてアブラチャンとわかりました。染色の本で前から気になっていた植物。その辺にあるものだとは全く知りませんでした。

    で、講習会の前日、友人と一緒に採取してきました。「クマ出没注意」の看板を横目で見ながらの前進。ちょっとこわかった。

    アルカリ水で煮たら、ずいぶん赤っぽくなりました。量が少なかったので、期待はしていなかったのですが、なかなかいい。優秀な染め材料だとわかりました。

    アブラチャンは「油瀝青」と書き、昔は実から油をとっていたそうです。

     ノウゼンカヅラのほうは、毎回参加している友人が自分の庭で採取したもの。本には、「薄い黄色」とありましたが、結構濃い。

    右は、チタンで媒染した子供のスカート。オレンジがかったいいいろになりました。花の色に似ています。

    下のふきんは、最も美しく染まった、アブラチャン染め。

    ほかに、カリヤスもちょっとだけ煮ました。量が少なかったのでノウゼンカヅラより薄くなりましたが、それなりの黄色に。

     今回は、特にいろいろの色が生まれ、参加者全員満足してもらえました。

     さて、次回は、10月22日の日曜日に開催します。今度は、マリーゴールドほかそのあたりの野原や山で採取した草木をつかいます。クルミの木やヌルデの木も使えそう。お申し込みは、どんぐり工房HPをごらんください。
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暮らしの学校で草木染め教室が始まります。

2017-09-12 10:28:02 | 草木染め
   岡崎市のカルチャースクール・暮らしの学校で、アンティマキの草木染め教室が始まります。

   こちらでは、数年前から、優しく易しい焼き菓子とパンの講座を開いていますが、今期から、草木染めも3か月に一度の定期講座となりました。

   10月期の開催日は、10月16日月曜日と、11月20日の月曜日。いずれも、10時から午後1時まで。参加費は2回で5832円です。

    染める材料は、濃染処理済みの、バンダナ、エコバッグ、スカーフ、オーガニックコットンのアームウォーマーなどをおもちし実費で販売しますので、開催時におえらびください。お一人様2~3枚、染めていただけます。

    写真は、稲武地区どんぐり工房で毎月開催している染め講習会のおりに撮ったもの。1種類の草木から、媒染によって2~3種以上の色を生み出すことができます。

    秋はクリ、ヨモギ、セイタカアワダチソウなど、簡単に入手できる素材が豊富な季節。山里から持参した草木を使っての街中での染め、ぜひ体験なさいませんか? 暮らしの学校の問い合わせ先、申し込み先は、こちらです。
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今月のどんぐり工房草木染め講習会

2017-08-28 01:03:51 | 草木染め
   今月の染め講習会は、本日27日に、行われました。つかった草は、ザクロ、オリーブの剪定枝、オオマツヨイグサの3種。

   こちらはオリーブ。染めの会常連の友人が持ってきてくれました。染めるのは初めてです。ザクロは、何年も前にもらったもの。実をそのまま乾かしたものなので、果実が虫唾っていますが、なかなか手に入らないので、大事にちびちび使っているものです。オオマツヨイグサは、今月初めに訪ねた、やはり染の会常連さんのお宅で見つけて、採取をお願いしたものです。

   こちらは、本日の参加者のお一人が削った檜の鉋屑。彼女は鉋削りの大会で、女子の部日本一になったという方。鉋屑も染められると伝えたら、うす~く削った、おぼろ昆布のような削りクズを持ってこられました。においも感触もいい。

    彼女がワークショップで作った、鉋削りクズの花。造花は好きでないのですが、この自然な色としわは惹かれます。

    ザクロでそめた大きな布。銅媒染と鉄媒染のツートンカラーが、なかなかいい具合です。

    オリーブで斑染めしたタンクトップ。アルミ媒染したあと、ちょっと縛りなおして、鉄媒染をしました。

    オリーブのチタン媒染。もともとの染液が薄い黄色だったので、チタン媒染にしてもどぎつくない優しいオレンジ色になりました。

     オオマツヨイグサの鉄媒染。前に染めた時は、これほど鮮やかなグレーにならなかった。今日は期待通りの色になって、うれしい。

     きょうも、たくさんの布や服がよみがえりました。

     さて、こちらは染めあがった鉋屑。幅広の薄い屑は、裂けやすくて、もとのうつくしい形にはもどりません。厚めのもののほうは、いろいろクラフトにできそう。

      花もやはり、裂けたりしわが寄ったりして、いささか残念な結果に。でも、まるまってしまった屑は、乾かしてラッピング用のひもやギフト用の詰め合わせなどに緩衝材として使えます。さっそく近々の納品を頼まれている、どんぐり温泉の賞品に使うことにします。


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カリヤス刈り

2017-08-04 23:52:00 | 草木染め
   染色材料として重宝しているカリヤスを刈りに、岐阜県恵那市串原の知人宅に、友人を誘って行ってきました。

   これがカリヤス。苅安とかき、古くから大事な染め材であり、色名にもなっています。わたしは、以前稲武の方から大量にもらったものを大事に使っていたのですが、それも底をついてきたので、どこかにないだろうかとだいぶ前から周囲の人に尋ねていました。

   稲武では、このカリヤスの葉を粽をまくのに使っていて、蒸しあがった色は黄色だった
そう。でも、今ではほとんどだれも作らなくなっていると、ずいぶん前に聞きました。

   3年ほど前に知り合った串原の方が、何かの話から「カリヤスの草刈りに追われている」とおっしゃったのを聞き、ぜひとも採取にうかがいたいとお願いしたのですが、機会ができないまま年がたちました。やっときょう、串原のカリヤス刈りが実現。お邪魔しました。

    知人に案内された場所は、か本科の植物がわんさと生えた草地。カリヤスのすぐ隣にススキも生えています。右がカリヤスで、左がススキ。初めは区別しづらかったのですが、だんだんはっきりと違いが分かるようになりました。

    カリヤスは、「刈りやすい」からつけた名前だとか。たしかにススキに比べたら、葉は細めで柔らかく、株も小さい。ススキにあたったとたん、研いでない鎌が突然切れにくくなるのがわかります。

     二人で採取したカリヤスはこれだけ。まだまだたくさんありましたが、作業は中止。当分の間しのげる分としては十分だったし、なにより炎天下の作業で、滝のように汗が流れ、これ以上作業するのがつらくなったから。

   車に草を摘んだ途端、雨がポツン。急いでお暇しました。

   カリヤスは、生のままでは色の出ない数少ない植物の一つ。だからこそ、乾燥さえしておけば、ずっと使える重宝な染め材なのです。あしたからシートに広げて、台風の来る前に急いで乾かさなくちゃ。

    帰りに、足を伸ばし、まえから行きたかったハムソーセージの工房・ゴーバルへ。商品は、だいぶ前からみつけるたびによく購入していたのですが、製造所兼売店にうかがうのははじめて。これまで見たことのないベーコンやソーセージがいろいろあったうえ、質のいい豚肉にしてはさほど高くない値段で、冷凍肉も購入でき、ついつい大人買いしました。ピープルツリーのTシャツも、安い値段で買えました。うれしい。

    もってきたお茶をすっかり飲み干し、のどはカラカラ。何かのみものの販売はしていないかお聞きしたら、販売はしていないからと、スタッフがもってきてくださったのが、イベントに出して残ったというジンジャエール。黒糖でつくったもので、これがとてもおいしかった! 

    ゴーバルの近くの中山神社にもよりました。こちらは中山式陣太鼓で有名な神社。稲武の廻り太鼓とも縁が深いと聞いています。ものすごく広い駐車場に止まった車は私たちの一台だけ。鳥居をくぐって歩き始めましたが、夕方で雨がまた降りそうだし、前方には社殿が全く見えてこなかったしで、しだいに気味が悪くなり、戻りました。あとで知人にお聞きしたら、秋の大祭には全国から人がやってきて陣太鼓をたたくのだとか。広すぎるようにおもえた駐車場は、そのときだけ足りないほどになるのだそうです。

    稲武に向かって山道を下っていたら、助手席にいた友人が突然「日本ジカだ!」と叫びました。慌てて車を止め、友人が写真を撮ろうとしたのですが、わたしがワイパーを止めそびれたので、ばたばたしているうちに逃げ出し、明瞭な写真がとれませんでした。残念! さらにそのあと、同じ場所で今度はまた友人がカモシカを発見。こちらはすぐに逃げたようで、撮影できませんでした。

    さてあしたは、できれば押切でカリヤスをきざんでから干すことにしたい。晴れるといいな。
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今月のどんぐり工房草木染め講習会

2017-06-25 00:16:37 | 草木染め
    今月のどんぐり工房での草木染め講習会は、本日土曜日24日に開催しました。

    今日使った材料は、古いタカキビの殻とヨモギ。タカキビの殻は、とてもいい染め材料なのですが、めったに手に入らない貴重品。わたしは、ずっと前に栽培している方たちからもらったものをちびちび使っていたのですが、先日、だいぶ古くて色が少し変わり始めた殻を納屋の奥で発見しました。

     もともと乾燥しているものなので、長期間放置してあったものでもかわりなかろうと思っていましたが、先日の、岡崎・暮らしの学校での講習会で染めに使ったら、いつもとは違う、茶色みのつよい色になりました。それで、きょうは、前回より多めに入れて煮だしたところ、朱色がすこし増し、本来のタカキビ染めに近い色になりました。

    こちらは、朝、自宅敷地内で採取したヨモギ。きれいな黄色が出たものを、鉄の媒染液につけました。なかなか、シックでいい。この季節のヨモギ染めは初めてなのですが、成功でした。

    今日の参加者は、常連さん3人に加え、若い方が4人。

    みなさん、それぞれ手持ちのブラウスやシャツ、靴下、パンツなどを持参して、染め液に投入。絹の靴下やパンツは、ことのほか、いい色が出ました。

    右端は、ユニクロで買った白地のスカート。かわいい色に染まりました。わたしも、自分用にほしくなった。

    ちいさなTシャツは、お子さん用におとうさんがそめたもの。模様がすてき。

    今月も、楽しい染めができました。来月7月は、29日土曜日に開催します。今度は、インド藍染めと黄色の色の出る染め草を用意する予定です。インド藍染めをご希望の方は、若干講習料が変わりますので、ご了承ください。お申し込みは、どんぐり工房まで。
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5月のどんぐり工房の草木染め

2017-06-07 14:15:12 | 草木染め
   先月末の、どんぐり工房定例の草木染め講習会は、柔らかい葉が大きくなり始めた桑の葉と、野茨の茎葉を使いました。

   桑の葉は緑葉染めに。この時期、スギナやヨモギ、カラスノエンドウは大きくなりすぎ、クズの茎葉はまだ育っていないので、桑はいまの緑葉染めに格好の材料です。

   1,2番液は黄色みが強い。

   3番液は、緑色が強くなっています。

   野茨は、時期が悪かったのか、あまり色が出ませんでした。それで急きょ、赤タマネギの皮を煮だしました。はじめての赤タマネギ。おもったとおり、普通のタマネギよりさらに金茶色が濃い。

   赤タマネギの皮のチタン染めしたドレス。参加者がフリーマーケットで100円で買った衣装です。

   いろいろの残液に入れた古いシーツと絹の長じゅばん。シーツは染まりつきがよさそうに見えて、案外染まりません。たぶん、綿100%と表示してあっても、ほんとはポリエステルが入っているからなのでしょう。ちなみに、日本は完全に100%綿でなくても、「100%」と表示できるのだそうです。どういうことだろう!

   今回の染め、手前のふきんは赤タマネギのチタン染め。隣の幅広のスカーフは、桑の3番液、その向こうは1,2番液に浸したものです。

   参加者は常連の3人。思い思いの布をいろいろ持ってこられました。さて、今月の講習会は24日の土曜日。そろそろマルバアカソガ染め時になっているかもしれません。
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