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アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

岐阜の4つの道の駅

2013-02-23 13:44:58 | 小さな旅
  ここのところ、2,3日おきに雪か雨が降り、その翌日は美しい晴天の日となることが多い。水曜日もそんな雪の合間の快晴の日だったので、用事を兼ねて久々に隣町の岐阜県恵那市と土岐市に行きました。

   岐阜はなぜか道の駅が多い。稲武を出て15分ほどすると「ラフォーレ福寿の里」があります。通りすがりによく買物する場所です。家人がほしいというので、骨酒用のアマゴを買いました。前もよそで買ったことがあるのですが、私は生臭さが鼻についていただけなかった。わりと素性のいい材料でおいしいお菓子をつくっているキッチンセルプという上矢作町の共同作業所の商品です。
   
   菌床栽培のしいたけの赤ちゃんを見つけました。これだけで350円くらいだたと思います。前に知人が、よそでこのシイタケの赤ちゃんの味噌煮が出て、とてもおいしかったといっていたのを思い出したので買ってみました。

    翌日作ったのがこちらです。もっと煮詰めたら知人が言っていたようなお肉の味がしたかもしれません。でもおいしかった。

    ほかに、稲庭うどんのうどんふしも買いました。こちらは、稲庭うどんのコーナーがあり、多種類の製品を売っています。遠く離れている場所なのに、どういうかかわりがあるのかわかりません。

    この日の目的は土岐市のどんぶり会館にいらない食器を捨てに行くこと。山岡のおばあちゃん市は通り道なので、立ち寄りました。たびたび行く場所なのですが、周囲の景色を見たのははじめて。緑色のダム湖が美しい。

    ここは、巨大な水車のモニュメントが売りなのですが、昔はこのあたりで水車による水力発電所があったということを始めて知りました。それで撤去してから記念碑として建てたらしい。だったら、せっかくだからもっと小規模な水車でいいから動くものにしてほしかった。そして米か小麦をつく小屋もあったらおもしろかったのに。

    こちらは、小さい直売所があるのですが、全国の道の駅の商品もおいていて充実しています。青森のゴボウうどんを買いました。きょうのお昼に昨夜の残りのいわしのつみれ味噌汁に入れてみるつもりです。150gしか入っていないので、二人分には足りませんが。

    左のお皿に乗せてあるのは、岩村にある焼き菓子の店・HALLISEのもの。前から食べてみたかったお菓子です。卵もバターも入っているふつうのお菓子ですが、甘さが押さえてあって、どれもおいしい。いいお菓子屋だと思います。    

    目的地のどんぶり会館で食器を「陶器リサイクルボックス」に捨てました。前に来たときはたくさんでも引き取ってくれたのですが、今度は、「ダンボール1箱程度に」と但し書きがあります。なんとかボックスに収まったのでやれやれ。捨てた陶器は、陶器レンガにするのだそう。瑞浪では、リサイクル食器も作られているそうです(こちら→)。
    この道の駅は、市価よりかなり安めの陶器がたくさん売られています。陶器を捨てに来てまた買うこともしばしばあるのですが、今回は、300円のぐい飲みと小さめのおろし器を買うにとどめました。

    こちらはおばあちゃん市より一段とたくさんの全国の道の駅の商品が並んでいます。こちらも来た目的のひとつ。

    高知のカツオの品いろいろ。無添加で日持ちする品です。なまり節より魚臭さがなくて、おいしい。酒盗もあったので買いました。無添加の酒盗は珍しいと思う。期待して買ったのですが、保存料の代わりのつもりか砂糖の入れすぎで甘すぎる。酒の肴にはなりません。いま、塩麹を入れて、再製造中です。赤紫蘇は梅酢着け。おにぎりなどにまいたらおいしそうです。自分でも作ってみたくて参考までに買ってみました。

     4つめの道の駅はソバの里・らっせいみさと。「らっせい」というのは方言で「いらっしゃい」らしい。ここに寄ったのはそばを食べるためです。地元の女性達が打っているのですが、安いわりにおいしい。新そばをたべたかったので楽しみでした。でも、そばはいいのですが、おつゆが甘い。どこに行っても、甘すぎるのが私達には難点です。

     こちらで見つけた純米酒「くろくわ」。4合で1600円くらいなので、けっこう安い。精米歩合は書いてありません。箱の中に一筆箋に手書きしてコピーした文字で、こんなことが書いてあります。

     「日本棚田百選のひとつ坂折棚田は、約四百年の歴史を有し、黒鍬(普請組、石工)が積んだ石垣は今なおその堅牢さを誇り、その石垣に囲まれたいくつもの田んぼが四季折々の表情を演出します。このお酒(くろくわ)は、坂折棚田で穫れたお米(坂折棚田米)、坂折川の清水で吟醸したこだわりの古里銘酒です。ご一献どうぞ。(寒のうちの水使用)」

     こちらに来てから、田んぼの石垣が小さい石で細かく積まれているのをよく見かけます。長いことずっと壊れずにいたということは、やはりちゃんとした職人集団が、こんな山里にも来ていたということなのだと知りました。お米も酒も、丹精込めて作っている気分が伝わる文章です。お酒は、雑味がなくて、値段のわりにはおいしいお酒でした。これも掘り出し物です。今度行ったときも買いたいと思います。

      らっせいみさとで、もう一つ知ったことがあります。それは、粗朶(そだ)沈床工法のことです。食堂でそばがゆで上がるのを待ちながら読んだ、「森林のたより」(公益社団法人・岐阜県山林協会刊)の記事で知りました。直売所にあった冊子です。

      粗朶とは、柴の束のこと。「おじいさんは山へ柴刈りにいきました」の、あの柴です。広葉樹の小枝を束にして、昔から「柴漬け漁」という漁法が行われていたことは知っていました。粗朶を川に沈めておくだけで、エビや小魚が入り込むという、「濡れ手で粟」の漁法。伝統漁法だそうです。冊子には、生物のほとんど棲んでいない用水路に、この粗朶を置いたところ、モクズガニを始めとするたくさんの魚や甲殻類、水生昆虫が集まってきたのだそう。

      この粗朶を河川の改修工事に使うのが、粗朶沈床工法。明治以降、ヨーロッパのこの工法が日本にはいってきて、あちこちの河川で施行されたそうです。いまでも、この工法をおこなう会社が数軒存在。現在主流になっているコンクリートブロックを用いる工法より、粗朶を使う工法のほうが、川の流れをソフトに変えるのだそう。河川の氾濫を減らすためにも良い効果が出そうです。また、ブロックを作るときからの環境負荷を考えると、CO2排出量は粗朶のほうが2744分の1だということです。

      ただし、里山が荒れ、粗朶生産に携わる人つまり「柴刈りする」人が激減しているため、もし需要があったとしても供給が間に合わないだろう、とこの冊子の論者(岐阜県森林文化アカデミー・柳沢直氏)は書いています。

      「もちろん昔の人は自然環境の保全を目的に暮していたわけではありません。しかし、昔の人の「森林を生かす知恵」が、結果的に日本の自然を守ってきたのです。学ぶべきことは多くあると思います」

       同感です。


       余談ですが、フェイスブックにこの粗朶の工法のことを書いたら、30代の何人かの方たちから、「「おじいさんは山へ芝刈りに」だとおもっていた」とのコメントをもらいました。「山で芝刈ってどうするんだろう?とおもっていた」という話も。東芝の「芝」ならぬ「柴田さん」の「柴」は、いまや死語なのだとあらためて知りました。


      かまどやお風呂をくべるのに、いきなり薪に火をつけても燃えつかないから、松葉や枯葉、稲藁などに燃えつかせ、それから小枝、つまり柴に燃え移らせて薪へと火を大きくして行くのですが、その工程がいまの若い人には想定できないかもしれません。新聞紙だって、あったとしても貴重だったとおもいます。

      ついでに思い出したことですが、私の母方の曾祖母は「ごかきが好きだった」と、母がよく話していました。「孫達の世話はきらいだったみたいで、よく姿を消していた。そういうときはたいてい山へごかきにいっていた」と。

      「ご」というのは、方言かと思っていたのですが、辞書で調べたら、「枯松葉」とありました。母の実家は落葉松の育つ土地ではないので、たぶん焚き物にする落ち葉全部をさして「ご」と言っていたのでしょう。曾祖母にとって、騒々しくて忙しい家を出て、山の中で一人静かに時間を過ごすのに、「ごかき」はかっこうの口実だったのでしょう。

      森鴎外の「山椒大夫」には、中流貴族の息子・厨子王が、山椒大夫の屋敷でなれない山仕事をさせられる場面があるのですが、そのときの彼の仕事が「柴刈り」でした。力のない子供や老人の仕事が、「ごかき」や「柴刈り」だったのでしょう。今は、こういう、小さいけれど役に立つ仕事、というのがどんどん減っているのかもしれません。









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よさみフローラルガーデンマルシェと陣屋手作り市に行ってきました

2013-02-11 13:58:00 | 小さな旅
    先週の日曜日3日に、刈谷市のよさみフローラルガーデンで毎月開かれているガーデンマルシェに行ってきました。

    松平で湾岸道路に入り、知立市あたりで地道に。1時間半で到着しました。しばらく前まで、「よさみの鉄塔」と呼ばれていた電波通信塔が何基もこのあたりにありました。戦争中も冷戦時代も電波送受信に使われていたそうなのですが、不要になって撤去。フローラルガーデンは、その送信所跡に作られた、広々した公園です。

    あたりは田園地帯。なにも作られていない畑には、こぼれ種から育ったらしい菜の花がそここに。あたたかい土地です。

    会場は、屋外と屋内にあり、若い世代のお客を中心ににぎわっていました。

    名古屋の焼き菓子屋さん、auntie,s。アンティマキとおなじ、「おばちゃん」の工房です。多種類のマフィンが並んでいます。県内産の材料にこだわり、バターも愛知産。卵とバターの入ったお菓子は、リッチな味です。

    福蔵寺のご縁市やグリーンママンの朝市でときどきご一緒する、玄米日和さんも出店。玄米おにぎり、玄米おかゆパン、小麦粉を使わないスイーツなどを売っています。

    実は、この日、このマルシェを見学した理由は、奥三河Three trees+も参加してみたいとおもったからです。なかなかいいイベントなので、来月3日、できれば参加することにしました。はっきり決まったら、告知します。

    お昼ごはんは、刈谷市のottoというイタリアンレストランで摂りました。「地元の食材や契約農家さん、自家菜園直送の自然栽培野菜」を使っているお店で、化学調味料不使用、とパンフに書いてあります。

    頼んだのは、パスタとアンティパスト、デザートがついたランチメニュー。パスタもデザートも選べます。パスタは生。適度な腰があり、おいしかった。アンティパストも野菜が皆いい味でした。それぞれの料理名をわすれましたが、どれにも満足。パスタの写真が撮れてなかったのが残念です。

    刈谷市から岡崎に。途中、タンポポと踊子草を見つけました。稲武で咲き始めるのはあと2ヶ月先だと思います。

    岡崎では、奥殿陣屋で毎月開催している「陣屋手作り市」を見るのが目的。本気布の稲垣さんが毎月出店しています。彼にお会いするのは2度目。いまはほとんど途絶えているガラ紡の製品のよさをアピールしようと、活動を続けている方です。

    ガラ紡は、西洋式の紡織機械では糸にできないために廃棄されていた、落ち綿を使うことのできる機械として、140年前に日本で発明されたものだそうです。愛知県岡崎市はとくに、このガラ紡績の工場が軒を連ねていて、稲垣さんのご実家もその一軒だったそう。

   いまは、県内の工場はほんの数軒を残すのみだそうですが、稲垣さんは「リサイクルの最先端をいっていたガラ紡は、いまの時代だからこそ見直されるべきだ」とおっしゃいます。ガラ紡績機で紡いだ糸は、太いところと細いところがあるので、織り上げるとでこぼこがあって独特の風合いになります。そこが、昔は上等でないと思われたのでしょうが、私には、だからおもしろいとおもえます。

     本気布のバッグは、このガラ紡で織った布を素材にしていて、柿渋でいい色が出ています。色も形もすてきです。いつかほしい。写真は、綿のマフラーです。手前は洋綿、向うは和綿です。洋綿のほうがこころなしか固い。この和綿も、いまは、洋綿に押されて激減しています。各地で取り組んでいる和綿栽培の復興にも、稲垣さんは積極的に関わっておられます。

     奥殿陣屋は、江戸時代の建物を中心に整備され、梅園やバラ園も付設されています。穏やかな節分の午後を楽しむため、三々五々人が集まっていました。山や野原のハイキングもいいけれど、こういう整備された公園は、気楽に歩けるから、たまにはいいものです。

     雨の合間の晴天の一日、奥三河Three trees+のひとり、ゆきえさんとのささやかな旅でした。


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蒲郡と西尾へ行ってきました

2012-12-21 23:07:14 | 小さな旅
   毎年2回、私は友人と蒲郡の知人宅に出かけます。秋の終りか初冬にはレモングラスと月桂樹をいただくために、そして春には夏みかんをいただくためにうかがっています。

   今年も今週の日曜日、レモングラスと月桂樹をいただきに行ってきました。

   レモングラスは、ハーブティーに使います。私は、いろいろなハーブをブレンドして飲むのが好きなのですが、このレモングラスは、何と合わせる場合にも欠かせないハーブです。だから、毎年ちゃんと採取させてもらえるのは、ほんとうにありがたい。

   月桂樹は家にもあるのですが、知人宅の月桂樹は種類が違うのか、香りがとても高い。葉をちぎらなくても、いい匂いがします。

   ミカン農家でもある知人宅ではいま、ミカンの収穫に追われていました。お土産にミカンもたくさんいただいて、今度は西尾市の旧幡豆町へ。

    途中、「海鮮市場」というノボリを見つけたので、寄ってみました。

    広い倉庫のような建物には、明太子やしらす干し、生ワカメに冷凍魚、そのほか魚貝類の加工品が並んでいます。ある店先で、選別していないしらす干しが600g1000円で売っているのを見つけました。たしか、スーパーでは100g安くて300円くらい。小分けして冷凍できるので、2パック購入しました。寄って良かった。

    続いて市場の外では、干しアミエビを、大きめのビニール袋一杯分700円で販売。こちらもゲット。お好み焼きやかき揚げに使おうと思ったのですが、九州ではお雑煮の出しにするのだとか。それもおいしそうなので、この正月にやってみようとおもいます。

    幡豆では、このところ蒲郡に行くたびに寄るカフェオーシャンへ。
   
    海のまん前にあるこのレストランは、外から見ても中に入ってもおしゃれで気持ちのいい建物です。

    この日は、ランチプレートを注文。揚げごぼうが添えられた野菜の豆乳シチューと、サトイモのクリームコロッケ風、ダイコンのカツがメインディッシュ。いつもながら、どれもおいしくてさわやかな食べ物ばかりでした。デザート代わりに頼んだ自家製豆乳入り甘酒も咽喉にすっと通りました。

    カフェで落ち合った名古屋の友人は生パスタを注文したので、味見させてもらいました。こちらもソースがよく絡まっていておいしかった。暖かい日射しを浴びてゆっくり過ごした後は一路西へ。西尾の友人の家を目指しました。

    友人はナシ農園を経営しています。彼女の作る幸水も豊水もおいしい。今年は彼女のナシでジャムを作りました。そのジャムをはさんだスコーンを、「和梨スコーン」という名で秋の名古屋ビーガングルメ祭りで販売したら好評でした。

    この日は、彼女にこのスコーンを食べてもらいたくて持っていったのです。

    夕暮れ近くだったのですが、ナシ園に案内してもらいました。友人の愛犬は、葉の落ちた木にぽつんとなっている小さな実が大好きだそう。友人が放ると瞬時に食べてしまいました。

    この実、アメリカンチェリーほどの小さな実なのですが、かわいい。ちゃんとナシの肌になっているので、それとわかります。リースの材料になるかもしれないとおもって、少しもらってきました。

  友人の家の広い敷地の中には、広葉樹の林もあります。ほとんどがイチョウ。紅葉のときに来て見たかった。ケヤキもあります。こういう林、大好きです。

    西尾市や隣の安城市は田園地帯。周りに山はなく、ずっと空です。

    久しぶりに見る夕焼け空です。稲武ではいつのまにか日が沈み、ちゃんとした夕焼けをなかなか見られません。

    出発したのは8時半。帰宅したのは午後8時。約12時間の小さな旅でした。    
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旧三河一宮町の大公孫樹

2012-11-30 19:36:26 | 小さな旅
  旧宝飯郡一宮町・現豊川市に住んでいる知人のところに、古いもみすり機とストーブ用の薪をもらいにいきました。稲武からは、国道257号線を通って新城市に出て約1時間半の道のりです。

   設楽町の中心地田口を越して清崎に出る手前に、湧き水が汲める場所があります。交通安全の水、と書いてあります。こういう場所は、この辺りにけっこうあります。

   旧鳳来町辺りの風景。稲武に比べると山が迫っています。標高は低いので、まだ紅葉がきれい。

   新城市の市街地から豊川を渡り、対岸を走りました。国道は車が多いので苦手。この道なら気楽に走れます。

   知人の家は農村地帯のなかにあるのですが、その一角にできたイタリアンレストランに連れて行ってもらいました。

   上はフィットチーネ、下は、名前を忘れましたがとても広い巾のパスタ。どちらも自家製のパスタです。こんな田舎でおいしいパスタが食べられるなんて、おもわなかった。お店の名前は、「ジョカーレ」です。

   近くにある大公孫樹。小学校の跡地にあります。珍しい形の公孫樹だというので、最近、近在で有名になったそうです。

   一般に、公孫樹は上にすっと伸びて箒のような姿をしていますが、この木は、てっぺんが平たくて横に広がっています。 

    ずっと昔、雷がこの木に落ちたせいで、枝葉が上に伸びずに横に広がった、と言い伝えられているのだとか。

    大きな木は、見飽きません。

   木の下に、こんな奇妙な造形物がありました。コンクリート製なのですが、背中の辺りが割れています。中を見ると丸太がのぞいています。

   いま、60代70代になる人が小学生だった頃から、ここにあったとか。間延びした愛嬌のある顔です。恐竜かな、とおもいましたが、カメレオンかも。

   遠くに見える高い山は、本宮山です。あす1日・土曜日は、この大公孫樹の下でお祭りが行われ、近隣の農家の人たちが持ち寄った野菜やたべものがいろいろ並ぶそうです。

   ところで、古いもみすり機は、最近農業をはじめた友人のところにもらわれていきます。何年も使っていないので、動くかどうか心配です。役に立つといいのですが。


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静岡の三ケ日・袋井・焼津に行きました

2012-11-05 12:38:42 | 小さな旅
   11月1日(木)、どんぐり横丁の生産者の視察旅行に参加しました。行き先は静岡県。活気のある直売所と農家レストランの見学です。

   最初に訪れたのが、JAのファーマーズマーケット三ケ日店。平日の朝10時なのに、こんなににぎわっています。野菜と花がたくさん!

   米の種類も豊富。

   ミカンの産地だから、当然たくさん。青いレモンがあったので、私はこちらを買いました。ほかに買ったのは、無添加のベーコンとソーセージ、ミカン入りのクッキーなど。味噌も自家製らしいものが多種類並んでいました。ほしかったけれど、選ぶ時間がなくて、あきらめました。

   あとで、一緒に行った人に写真を見せてもらったのですが、この直売所の裏手では、毎日、前日の来場者数と売り上げ高と、上位何番目かまでの、売れた野菜の種類と数を、生産者にすぐ分かるよう掲示しています。消費者の傾向をいちはやく生産者に知らせるシステムができているわけで、感心しました。

   次の見学先は、袋井市のどんどこあさば。こちらは、有志があつまって共同経営している会社で、とうふとだんごの製造所、直売所、ビュッフェスタイルのレストランを併設しています。

   ほとんど地元で採れた野菜料理。おからを出さないで作った豆腐のケーキがおいしかった。

   最後の訪問先は、焼津魚センター。魚屋さんが軒を連ねていて、どこも呼び込みがすごい! 見た目はおなじように見えるのですが、値段が違うので、どこで買おうか迷いました。

  最初に目に付いたのは、マグロの頭の一番上の部分の切り身。栄養価が高いのだそうで珍しかったから買いました。それから甘エビ。珍しくはないけれど、新鮮そうだったのでゲット。予想通り、この甘エビ、今まで食べたうちで最高でした。

  青のりとわかめの生も購入。どちらも香りがあって、新鮮。とくに青のりはおいしかった。生姜醤油をかけて、いただきました。しらすの生もはじめてお目にかかりました。これは迷わず購入。生臭くなくて、おどろき。新鮮であることって、すばらしい!

   あとは、しらす干しと桜エビとマグロの切り身。マグロはづけにして夕飯に。桜えびはかき揚にしました。

   魚センターでの滞在時間は1時間。もっとゆっくり吟味したかったけれど、駆け足で歩き回って、これだけ手に入れました。両手にいっぱいの荷物をもって、バスに乗り込み、一路稲武へ。

   朝7時半に発ち、夕方5時半帰着。10時間のうち半分以上はバスの中で過ごしましたが、久しぶりに会った知人とおしゃべりできたし、まずまず充実した一日でした。
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恵那市でマクロビとヨガの会に出ました

2012-10-18 10:30:44 | 小さな旅
   お隣の岐阜県恵那市の料理旅館・いち川で、「マクロビ会席&楽しいヨガの会」が開かれ、友人と参加してきました。

   いち川は、中仙道の宿場大井宿で400年続く老舗。昨年の11月に、チエ流マクロビオティック料理教室の講師・チエさんとこちらのマクロビオティック料理をいただきに訪れたことがあります(コチラ→)。
   ヨガのほうは、数ヶ月前から稲武で始まったヨガ教室のインストラクター横光あゆみさんが講師。彼女の紹介で、このイベントに参加しました。

   会には、女性ばかり11人があつまり、まず、いち川の畳敷きの広間でヨガが始まりました。

   私は、前日名古屋のビーガン祭りに寝不足のまま出かけ、帰宅後発熱。寒くてしかたがなかったので、とにかく温めて早めに寝床に入りました。寝る前に飲んだ民間薬のおかげか、朝には熱は引きましたが、頭の芯がなんとなくふらふら。でも、横光さんの指導に従って、呼吸法とポーズをとるうち、だんだんすっきりしてきました。

   とくに、頭頂にあるツボ・百会(ひゃくえ)を押さえるポーズを取ると、「風邪など引いて体調が悪いと、百会が痛くなります」という横光さんのことばどおり、かなりひどく痛みました。でもその痛さは、気持ちのいい痛さだったので、そのまま続けると、しだいにぼうっとしていた頭の芯がすっきりと霧が晴れたようになりました。

   体が十分ほぐれたところで、いよいよマクロビ会席の時間に。座敷の中にテーブル席がしつらえてあり、低めのいすにこしかけます。窓からは坪庭が見え、洋風の部屋とは異なる落ち着きのある空間です。

   さて、この日出されたマクロビ会席、半分食べてからあわてて写真を撮ったものもありますが、以下、紹介します。

   まず前菜は、粟麩田楽に塩銀杏、椎茸の利休揚げ、豆腐チーズ、ごぼうのあられ揚げ、菊花の博多押し。豆腐チーズは豆腐の味噌漬け、菊の花の博多押しは酢の物でした。どちらも味がやわらかくて、すっとしみこむように咽喉を通ります。揚げものもグッド。

   下に敷いてあるのは柿の紅葉した葉っぱ。稲武でもまだここまで紅葉はしていないので、どこかずっと標高の高いところで採って来た葉だと思うのですが、美しい。素敵な使い方です。

   小鉢は旬の野菜の和え物。これがとてもおいしかった。ざくろの粒がいくらみたいでした。焼き物の車麩のステーキには脱帽。こってりした味付けがしてあるので、お肉の味はしないけれど満足できるご馳走になっています。付け合せのニンジンとジャガイモもおいしかった。

   恵那産の玄米ご飯は、もちもちしすぎず、ぱさぱさしすぎず、とてもおいしく炊けていました。

    揚げ物は、レンコンの大豆肉はさみ揚げ、アボガドのクラッカー揚げ。このクラッカー揚げはおもしろかった。中身のアボガドが柔らかくて衣がさくさくしているので、風変わりな食感でした。

    蒸し物は、ベジシュウマイ。植物性食品だけのシュウマイです。

    最後は穀物コーヒーと自家菜園のカボチャで作ったプリン。これでコース終了です。舌もおなかも十分満足しました。

    この日参加した方たち。稲武からは、私を含めて4人が参加しました。ヨガは初めて、マクロビは初めてというかたもいらっしゃいましたが、みなさん、どちらにも興味を持たれたようです。

    写真奥、右側に立っている古布の作務衣を着た方が、この旅館の若女将・市川祥子さん。まだお若い方なのですが、子供さんのアレルギーをきっかけにマクロビオティックを知り、マクロビオティック料理の勉強をはじめられたとか。

    「動物性食品を使えなくて残念だけど、体にいいからマクロビオティック料理を食べる、というのではなくて、野菜だけの料理が、体にいいだけなく、じゅうぶんおいしいことを知りました。みなさんには、野菜だけで作る料理のすばらしさを堪能して頂きたい」
  
    いち川では、3日前までに予約すれば、マクロビメニューをいただくことができます。お勧めのお店です。

    ところで、この「マクロビ&ヨガ」の企画は、恵那市と中津川市の共同イベント「恵那山麓博覧会enaka!」のひとつです。このイベントは、恵那市と中津川市の市民に、独自に考えた体験プログラムを公募し、審査に通った17の企画を、10月13日から11月3日までの20日間、二つの市内のあちこちで実施するというものです。

    マクロビ&ヨガの企画は、市川さんが提案したもの。ほかには、「布ぞうり教室&くしはら温泉」「今宵限りの城下町ジャズライブ お酒と音楽と歴史のセッション」「絶叫!和太鼓エクササイズ」「原生林でトレッキング」「栗きんとん作り&ランチ」などなどもりだくさん。こちらのHPでごらんください。
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岡崎市額田地区の山里・冨尾を訪ねました

2012-08-27 21:06:49 | 小さな旅
  冨尾と書いて「とんびゅう」と読みます。この山里は、標高420mのところにある、現岡崎市、旧額田町の限界集落のひとつ。週に4,5回、市内の自宅からこちらにある実家にやってきて、半分だけの田舎暮らしをはじめた小野佳秀、澄子さんご夫婦をお訪ねしました。

  こちらが小野さんのお宅。築150年の古民家です。太い梁が何本も使われていて、南北に開け放たれた部屋の中を通る風が涼しい。道を行きかう人や車の気配はまったくなく、蝉の音や鳥の声しか聞こえません。

   小野さんご夫婦とは、小原の西村自然農園で知り合い、一度お訪ねしたいと思っていました。この冨尾から車で10分ほどのところに住む友人・Kさん親子を誘って、やっと出かけることができました。

   お昼時に伺った私たちを待っていたのは,天然の鮎の塩焼き。佳秀さんが、天竜川上流まで行って、私たちのために釣ってきてくださったものです。碧南産の陶製のコンロの周囲には穴が開いていて、串を突き刺せるようになっています。

   「できれば頭から食べて下さい」といわれ、頭からかぶりつきました。最初だけちょっと固さが気になりましたが、3口目くらいからは平気に。鮎全体から香ばしい匂いがします。さっぱりしているのに味がいい。はらわたの苦みがアクセントになって、どんどん食べられます。ほんとうにおいしい。こんなにおいしい鮎は初めてです。勧められるままに、遠慮なく3匹も平らげました。

    天然の鮎、と一言で言っても、どこで獲れたかによって味はそれぞれらしい。私は単純に上流域のもののほうが良質だろうと思っていたのですが、佳秀さんによれば、いただいた鮎の獲れた川より上流であるはずの場所で獲った鮎のほうがおいしくないのだとか。鮎の餌である苔の質が、鮎の味を左右するわけなので、上流であっても家庭排水などで汚染されていたら、苔の質は劣るのかもしれないとのことです。

    この鮎、友人の2歳半になる息子・Tくんが、夢中になって食べました。ふだん養殖の鮎が食膳に上ることが多い家なのだそうですが、彼は今までほとんど見向きもしなかったそう。それなのに、串に刺してあるこの天然鮎はたいへん気に入ったようで、彼は帰るころまで、「おさかなおいしかった」を連発。よほど舌とこころに残ったようです。

    昨年秋、小野さん夫婦は、5年ほど無人になっていたこの家と周辺の山里を、田舎暮らしの楽しさを味わってもらえる場所にしようと思い立ちました。そして西村自然農園を知り、いまは、西村さんから田舎暮らしのあれこれを学んでいます。

    上の写真は、佳秀さんが作ったこの里での体験メニュー。五平餅作り、山菜採りと山菜料理、星座観察、つるかご編み、箸作りなど、楽しそうな遊びがいろいろそろっています。この6月から撮りはじめたという、周辺で咲く山野草の花の写真も美しい。絶滅が心配されている笹百合も、季節になると咲くそうです。

    今年はじめたばかりのお二人の畑。昼餉に出された野菜は、すべてこの畑で採れたものばかりでした。キュウリ、ニンジン、レタス、モロヘイヤ、タマネギ、ゴーヤ、シソ、オクラ、トマト。「ニンジンもタマネギも小さくて」と謙遜なさるのですが、一年目からこれだけの種類ができるのがすごい。うらやましいことです。

    水上勉の「土を喰らう日々」の中に、「御馳走するというのは、畑に「馳けて走って」丹精こめて作った新鮮な野菜を採ってきてお客をもてなすことだ」というような話が載っています。この日の小野家のランチは、まさに文字通りのご馳走でした。

    小野さんの家の向かいには、中世の山城・冨尾城の城跡があります。そこも、小野さんの敷地内。登る途中の森には心地よい風が吹いていました。

    城跡で。両側が小野さんご夫婦です。向うに見える赤い屋根が小野さん宅。

    城跡からは、冨尾の集落が見渡せます。小野さんの子供のころには24軒あったのだそうですが、いま残っているのは10軒ほど。半分以下に減っています。

    帰り際、KさんとTくんは、小野さんが間伐材で作った立派なブランコに乗りました。ブランコの隣には、同じく間伐材をぜいたくに使った大きなテーブルが。「ときどき田舎暮らし」を思い立ってからなさった仕事の多いのに、驚きます。

   小野さんの「癒しの空間Tonbyu house」は、一般の方にも開放できるように思案中だとか。興味のある方は、℡0564-22-3635まで、ご連絡下さい。
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久しぶりの街歩き

2012-07-19 11:33:47 | 小さな旅
  豊田市の浄水町にある大きな病院まで、基本検診のため出向いたので、その帰りに久しぶりに市街地へ。

  検診が終わって売店で買ったのがこちらのクッキー。この病院へは毎年検診に来ているのですが、わりにおいしいし、入れてるものがおもしろいので、来るたびにこのクッキーを買っています。多種類あって、基本の材料が国産小麦粉、粗糖、有機パーム油、菜種油。そこにいろいろな野菜や果物、穀物が入ったクッキーが並んでいます。今日手に入れたのは、ドライリンゴとシナモン入り、それと黒糖バナナ入りです。東京目黒の茎工房の商品です。 

  右の四角いお菓子はダーシェンカ豊田店のスコーン。上に柑橘類の輪切りを載せているのがユニークなので、買ってみました。重い! この大きさの木切れくらい大きいのではないかと思います。柑橘類の甘酸っぱい味がさわやかで、おいしいスコーンです。

   この店には、ピープルツリーのチョコレートを買いによったのですが、あいにく品物はありませんでした。それで、見た目のユニークさ、混ぜ物の新鮮さなどにつられて、新作のパンなど、ついいろいろ買いました。きのこパン、生ハム入りパン、シナモンパン、トマトパンなどなど。

   今朝、このダーシェンカのパンと、友人が先日持ってきた自作のパンを一緒に食べました。友人のパンのほうが私の口には合いました。たぶん、甘さや油気が少ないため、味が淡白なのでしょう。

   ところで、昼食は、ダーシェンカの隣にある自然食レストラン、ティア香織の店で摂りました。ビュッフェ形式のレストランです。このお店では、コースを注文すると、カードにはんこをひとつ押してくれるのですが、カードがはんこでうまると一回分の食事が無料になります。だいぶ前にカードがいっぱいになり、無料の食事ができる旨のはがきが届きました。今回は、そのはがき持参で行きました。

   1年近く行かなかったのですが、人気は相変わらず。11時半ころ着いたのに、レジ付近は人でごった返していました。ただ、メニューはいろいろ変わっていました。前は動物性の料理といえば、マグロやタコの刺身と塩サバ、鶏肉のから揚げくらいだったのですが、豚肉メニューが2種類増え、鶏肉も、から揚げのほかにチキンカツが登場していました。そのかわりかどうか、マクロビメニューが消えていました。

  動物性が増えたとはいえ、味付けは変わっていなくて、甘過ぎず、辛すぎず、上手においしくできています。ただ、このところ少食だったこともあって胃が小さくなっていて、いつもほどたくさんは食べられず、残念でした。いつもは、夕食の分までおなかにおさめてしまうのに。

  続いて訪れたのは、豊田市唯一のデパート松坂屋と、隣のT-face。無印良品の売り場に直行しました。先日の草木染め講習のときにいらした方が、無印で買ったというかっこうのいい割烹着を着ておられたので、同じものがほしくておとずれたのです。

  目当ての割烹着は、最後の1枚が店頭に並んでいて、なんと30%引きで買えました。定価3000円なので、2100円でした。もうけました!

   1階の食品売り場とT-faceの輸入食品店「デリ」で、外国ビールをたくさん買い込みました。日本産の地ビールもいくつかあって、銀河高原ビールのピルスナーがあったので買ってみました。銀河高原ビールはそんなに好きなほうのビールではありませんが、これはおいしかった。   

  松坂屋の最上階では、「九州物産展」をやっていました。デパートのこういう催し物を見に来たのも久しぶりです。最初に買ったのが沖縄産の海ブドウと生もずく。海ブドウは新鮮で、脂のようなこくまで感じました。シークワーサーの果汁と醤油をつけていただきました。

  もずくも、店の人がかなり勧めるのでつい4パックも買ったのですが、買ってよかった。コシがあって味もあります。塩漬けもずくとはくらべにならないほど、おいしい。今夜は味噌汁の具にしてみようと思います。

  同じく、沖縄のお店が販売している薬草も買いました。アーユルヴェーダで成人病の治療に用いられているという、サラシア・オブロンガという草です。血糖値の上昇を押さえ、中性脂肪を減少させる働きを持つのだそうです。聞いたことのない草なので、好奇心で買ってみました。

  ひさびさの街歩き、といってもデパートにいたのは3時間だけなのですが、いつもよりはちょっとゆっくり品物を見て歩くことができました。歩いている都会の人たちも。

  この日、午後4時ころの豊田市街地の温度は35度。建物の中にいる間はよかったのですが、駐車場までの間がつらくてばてました。

  帰宅してすぐ家中の窓を開け、風を入れてシャワーを浴び、やっとほっと一息つきました。窓さえ開ければ、私の家ではいまだに扇風機すらいらないのです。これからしばらくは、「下界」の市街地にはなるべく行かないですむ工夫をしようと思っています。  
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自然にできたオブジェ

2012-06-13 23:17:03 | 小さな旅
   稲武の隣町、岐阜県恵那市の旧上矢作地区にある道の駅、福寿の里に、こんなオブジェ?がありました。

   くねくねと曲がった木の枝です。ものすごい曲がり方をしています。

   樹齢150年ほどのスギの木だそうで、てっぺんの枝が下の絵のように複雑に絡み合っていたのをおもしろがって、木を切った人か、切った人からもらった人が小さな枝を落とし、ぴかぴかに磨いて置物にしたもののようです。

   駅の外には、こんなものも売っていました。

   スギの木の株の上のほうに土がたまり、苔だか草だかがびっしり生えています。2800円という値段がついていました。どちらも、自然にできた不思議な形態ですが、こういうものをおもしろいとおもって人に見せたくなる気持ち、共感します。でも、2800円は高いと思う。   
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松本クラフトフェアに行ってきました

2012-06-12 15:45:08 | 小さな旅
先月の最終日曜日・27日に、長野県松本市で開かれた第28回目の松本クラフトファに行ってきました。

   稲武から車で1時間弱のJR恵那駅から特急で1時間20分。意外と近いのに驚きました。会場は、松本駅から歩いて20分ほどのところにあるあがたの森公園。大きな木々がうっそうと茂り、芝生地がひろびろしていて遠くに山々が見え、とても気持ちのいい場所でした。

   陶芸、木工、織物、染色、金属工芸などなど、全国からなんと250ほどの店が出ていたのだとか。私たちはこの場所に5時間ほど滞在しましたが、ゆっくり見て回れる時間は到底ありませんでした。

   クラフトフェアとしてはかなり質の高いイベントなのだそうで、このイベントに出られること自体たいしたことなのだとか。並べられている陶器も金属器もほしくなるものがいっぱいありました。

   このいす、古道具のようなそうでないような。下の金属オブジェにも惹かれました。

    芝生の上を割りに自由に使えるらしく、展示の仕方がみんなすてき。

    染物、織物も本格的なものがいろいろありました。

    下は、韓国のボジャギ風の布。白だけなのですが、色合いと風合いがみんな違うので、おもしろい。

    こちらはたぶん、本格的なポジャギ。うつくしい。

    木のちりとり。かるくて使いやすそうでした。ほしかったけれど、4000円もしたので、決断できなかった。

    こちらは糸。カラムシといって麻の一種の植物から取った繊維や、山繭からとったもの、リネンなど、自然のままの色がとても美しく、さわり心地もいい糸ばかりでした。昔の魚網を紐にしたものもあって、何かに使おうと思って買いました。

    藍染めもいい雰囲気のお店が出ていました。

    パンフをもらってびっくり。県を隔てたとなりの市、岐阜県恵那市のもと岩村地区にある工房でした。しずく地藍工房です。この日、一緒にフェアに行った友人のWさんは、フェアの一週間後、さっそくこの工房の見学に訪れました。私も近々行ってみるつもりです。

    帰りは、通りに面したところにあるマクロビカフェで一服。そこのおかゆ揚げパンはおいしかった。豆腐チーズケーキもいい味でした。

    松本は何十年も前に一度だけちょっと立ち寄ったことがあるだけ。周囲を高い山に囲まれて、清涼な空気が満ちているような街でした。蕎麦屋がたくさんあるみたいなので、いつかそばを食べにだけでも訪れることができたらいいな、とおもいました。



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