骨で聴く異世界

耳を使わずに「聴く」世界を旅します。耳をふさいでいても聴こえる世界です。

二子玉川駅を骨で聴く

2016-01-27 09:44:02 | 骨で聴く鉄道駅
東急田園都市線と大井町線が乗り入れ、急行停車駅の二子玉川駅。
駅名の変貌が激しい歴史を持った駅です。

もともとは玉川電気鉄道の玉川停車場として開業しました。
さらに目黒蒲田電鉄の大井町線が延伸したことで、停車場に隣接して二子玉川駅が開業することになりました。

玉川電気鉄道は東京横浜電鉄に合併し、当時の玉川第二遊園地(のちに二子玉川園)も読売新聞とタイアップして「読売遊園」に改称しました。これに伴って、「よみうり遊園駅」に改称しました。

次に東京横浜電鉄が目黒蒲田電鉄と合併し、二つの駅名を統一して、「二子読売園駅」に改称しました。
これが戦局の悪により遊園地が閉鎖されたことから、「二子玉川駅」に改称しました。
戦後になって遊園地が復活すると、「二子玉川園駅」に改称しました。

現在の名称「二子玉川駅」に改称されたのは、2000年(平成12年)で、このときに東急新玉川線が田園都市線に統一されました。
ただ田園都市線ももともとは大井町線が長津田駅まで延伸されることによります。

当時の新玉川線が田園都市線と完全な直通運転になったのは1979年でした。
現在の形になったのは田園都市線複々線化工事と大井町線の溝の口延伸でした。1994年から駅改良工事が実施され、1999年に1・4番線を田園都市線、2・3番線を大井町線というよに、乗り換えがスムースに行く機能的な駅に生まれ変わりました。



玉川第二遊園地や玉川プールなど、都内の行楽地として開発された街であるがゆえに、駅名の変遷もそれに関係しているといえます。
ちなみに玉川第二遊園地は二子玉川園となり、映画館「二子東急」も設けられました。
1985年の二子玉川園が閉園した後は、跡地にスポーツ施設やナムコ・ワンダーエッグ、いぬたま・ねこたまなどのテーマパークが建設されました。
しかしのちに再開発が進み、再開発地域全体が「二子玉川ライズ」と命名され、「二子玉川ライズ・バーズモール」、「二子玉川ライズ・オークモール」、「ドッグウッドプラザ」、「二子玉川ライズ・ショッピングセンター」、「二子玉川ライズ・ステーションモール」、「二子玉川ライズオフィス」、「二子玉川エクセルホテル東急」、「二子玉川ライズ楽天クリムゾンハウス」、「二子玉川蔦屋家電」、「109シネマズ二子玉川」、「イッツコムスポット&スタジオ」など、続々とオープンしています。
楽天の本社も移転してきました。

行楽施設から複合型の開発エリアとなった二子玉川駅には、やはり世界最先端・米軍採用・特許技術の骨伝導機器が似合います。
喧噪の中、最先端の性能と街を味わってみたらいかがでしょうか。
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