いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

拒否反応。 reaction of refusal

2024-03-02 20:34:38 | 日記
 (1)大学の最新研究で語学(外国語)を脳内に「音」として捉える機能の箇所がある(報道)ことがわかった。複数の外国語を聞き、使える人はきっと外国語を「音」で捉える脳内機能を十分に働かせている、働くということだ。
 日本の外国語教育が「文法」中心で(それでも文法教育は必要だという人もいる)修得が遅いといわれる理由が証明されたといえる。

 (2)幼児が誰に教わることなく言葉を自然に覚えることも、母親など周囲からの「音」を聞いて覚えることが理解できる冒頭の研究成果だ。よく何かを覚えるのに「声」に出して読むことが効果的だという説もある。

 (3)こちらはどうか。裏金問題で政倫審に出席した前安倍派幹部4議員は弁明質問に対して用意した書面を読んでいただけだが(TV報道)、裏金については「承知していない」、「存じ上げない」の答弁に終始して、とても国民の疑問には届かないものだった。
 政治にカネが必要と言っている議員が自らの政治活動の原資となる政治資金収支について「承知していない」、「存じ上げない」ではパラドックス(paradox)としてとてもありえない、おかしなことだ。

 (4)議員の脳内機能には「逆手」にとる機能も働いているようだ。自民党は来年度予算案の2日衆院通過で自然成立させることで衆院予算委員会、本会議を職権で開くことを決めて、審議時間が不足しているとしてこれに野党が反発して小野寺衆院予算委員長、鈴木財務相の解任決議案を立て続けに提出して抵抗した。

 (5)衆院本会議で趣旨弁明演説に立った野党山井立憲議員は大袋から取り出した(TV報道)分厚いファイル、資料を2時間54分(同)にわたって「読み上げ」採決を伸ばす遅延戦術に出た。途中、衆院議長から理由を明確にするよう促されても演説を止めずに、この「声」、「音」が国会議員、国民の脳内機能にどう届いたのかはわからない。

 (6)人間には上述のように「学修」能力もあり、政治には「カネ」が必要と主張している議員が自らの政治活動の原資となる政治資金収支報告について見たこともない、知らないなどと議員自らつくった「会計責任者」に責任を押しつけるやり方が、国民の「音」による学修能力が働く脳内機能に理解されるはずもない。

 (7)国民にもすでに政治家の「声」、「音」に対して拒否反応(reaction of refusal)がある。

 

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