いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

近代化皇室。 modernize the royal house

2019-10-22 20:02:57 | 日記
 (1)世界180か国近くの賓客を迎えて令和天皇の即位を内外に示す即位の礼の儀式が執り行われた。特別機で来日する外国賓客もいて空港での受け入れ準備、調整も大変だが、もちろん受け入れ上すべて特別機というわけにもいかずに民間機利用もあっての180か国賓客出席の即位の礼の儀式だ。

 東京は朝からあいにくの大雨ですでに予定されていた午後のパレードは台風19号被害を考慮して延期されていたのはいい結果となった。

 (2)WCPラグビーの日本代表の初のベスト8進出の活躍に令和天皇の即位の礼への180か国の賓客来日と日本への世界の注目も集まっている。
 天皇は万世一系でそれがいつから始まるのかわからないが、数千年の歴史を紡(つむ)いで現在の令和天皇に血筋がつながっていると思うと壮大な宇宙観、歴史観に圧倒される。

 (3)伝統、歴史、文化、社会、風土の積み重ねの重み、大きさを実感するものだ。それぞれの天皇歴史のヒトコマには革新的なもの、先進的なものもあったのだろうが、総じて時の権力にほんろうされて利用されるという宿命もあり、近代日本では統帥権のある最高権力責任者として軍国主義政府に取り入れられて世界大戦にかかわり、現在も保守、封建思想の強い勢力の象徴として天皇制が重んじられている。

 (4)現在の令和天皇は戦後生まれで戦争にかかわらない天皇であり、憲法上の国民統治の象徴天皇として保守、封建思想とは直接的にはかかわらないあたらしい時代の天皇像だ。そういう幕開けの令和天皇即位の礼と理解している。

 即位の礼儀式そのものは受け継がれる伝統、歴史、文化に沿ったもので、古式ゆかしい作法、仕来たり、装束にのっとったものでどうしても保守、封建思想と結びつけられるものだが、今回は簡略化されたところもあると報じられて近代化皇室(modernize the royal house)としての意向も受け止められるものとなっている。

 (5)時代は少子化で皇室、皇族も男子継承者が減少して、政府は今秋から皇室の継承安定の検討を始めることになっている。令和天皇のお子様は女性の愛子さまで女性天皇の存在を認めるのか大きな論議となるところだ。

 長い歴史の天皇の中で愛子さまもその血筋を受け継ぐもので、伝統、歴史、文化の継承者であり、独自の伝統、歴史、文化、風土を持つ日本としても女性天皇の存在は否定されるものではない。

 (6)180か国の海外からの賓客を迎えての令和天皇即位の礼をみて、その関心の大きさ注目から日本の天皇制、皇室、皇族の存在の大きさを実感するものだ。
 近代化皇室として歩むことも大事だ。

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