いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

絵に描いた餅。 nobody eats the 'mo-chi` we drew in the picture

2019-10-18 19:44:44 | 日記
 (1)世の中はずっと「軽い」のか、「軽くなった」のかはわからないが、本当に「軽い」。2020年東京五輪を選択しておいて、なんとかネット抽選でチケットを発売しておいて、開催まで1年を切って同マラソン競技を東京開催から札幌開催に変更する(報道)ことをIOCが決めた。

 東京都がいっそ北方4島で開催したらどうか(同)と反対し、札幌は準備期間がないと驚いているのだから寝耳に水はそうなんだろう。組織委員会は森会長がIOCが決めたことだから従うしかないとして、大会変更費用はIOCに負担してもらう(同)と述べている。

 (2)どうもドーハ開催の世界陸上選手権で深夜でも猛暑の中女子マラソンで半数近くが途中棄権したことに危機感を持ったIOCが同じような猛暑で湿度の高い東京から5度は低い札幌に会場変更を決めたようだ。

 そもそも猛暑の真夏の東京での五輪開催を決めておいて、今さら気象条件が危険だから少しでも緩和される札幌に変更するというのなら、猛暑の真夏から比較涼しい季節の10月(64年東京五輪開催)での五輪開催を決めればいいことは子どもでも(子どもだから)わかる話できっと首をかしげて理解できないだろう。大人は五輪商業主義の矛盾がよくわかっている。

 (3)アスリートの健康面、管理を考えれば少しでも効果のあることは実行することは間違いではないが、そもそも五輪は常人、一般人の集いなんかではなくて世界のスーパーマン、ウーマンが鍛え上げた肉体、精神性で人間の見果てぬ夢を競うスポーツ祭典のはずが、健康基準が常人、一般人と同じレベル感覚でみられてあたふたとする「軽さ」だ。

 それなら人間が極限まで限界まで追い込んで鍛え上げる「改造」にこそドーピング検査同様の安全性、避難回避の思想が求められるだろう。見果てぬ夢がしぼんでしまうだろう。問題解決は簡単なのに、子どもが首をかしげている。

 (4)台風19号の河川決壊、氾濫、浸水の大災害は、実は事前作成のハザードマップ(危険地域予測地図)と合致していたと報じられている。それはそれとして賢明であるが、今さらハザードマップの正確性を知らされても、被害者が出てどうして事前に生かされなかったのか不思議でならない。

 今回の台風19号の大災害は巨大規模であることが刻々と伝えられており、自宅、家屋内、車での移動中での被害が目につきハザードマップ情報が的確に生かされていたら防げたかもしれない、可能性の高い危険予測災害だった。

 (5)結果として的確だったハザードマップをつくったはいいが、それはそれとしてそれで満足していたわけでもないだろうが地域、住民の安全に効果が出なかった、周知、遵守する方法論を共有できなかったのは絵に描いた餅(nobody eats the 'mo-chi`we drew in the picture)状態で無念だ。
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