いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

大型台風と消費増税。 a huge typhoon and consumption tax increase

2019-10-14 20:15:03 | 日記
 (1)水資源が豊かな日本というのは雨が多いということでもある。山岳からの雨量を運ぶ河川も豊富でダムも多い。水郷地帯では水資源の循環作用で平野をつくり出し恵みも与えるが、地盤が軟弱で地震、水害には弱い。

 今年最大級といわれる大型台風に続けて上陸された関東、信越、一部東北の水郷地域は大規模停電、河川決壊、氾濫を受けて大きな災害被害となった。一面水没した平野、街並みは痛々しいばかりである。都市化が進み、コンクリート舗装により雨量が地下に浸透せずに地表にあふれでて被害拡大を招いている。

 (2)ダムでは氾濫、決壊の恐れがあるとして、豪雨であふれる河川に緊急放流するというあちらをたてればこちらがたたずという災害ジレンマとなった。直接ダム緊急放流が今回の河川決壊、氾濫にどう影響したかはわからないが、夜間の緊急放流(6ダムー報道)、早朝の河川決壊が住宅避難をむずかしくして被害を拡大した。住宅、車に取り残された人も多かった。

 (3)河川の堤防規模は水害のたびに安全基準が問題となっており、今回はこれまで類をみない大型台風、豪雨雨量だったこともありどうだったのか、自然災害国で水資源河川が豊かな日本として安全基準対応の検証が欠かせない。

 水資源が豊かと反比例する災害の大きさという災害ジレンマは、山林管理が行き届かない国、政府の対策、対応の不備、不良とも重なる。
 政府は国営山林を民間資本業者にゆだねて伐採、乱伐(報道)が目につき、当然山岳に降った雨量を吸収できずに河川、市街地に大量に運ぶ影響も考えられる。

 (4)山林、水資源の豊かな資産価値、環境維持について国、政府は本格的に検討、検証、見直しが求められていた。近年の自然災害は地球温暖化による台風の強大大型化、勢力を維持したままの上陸と集中豪雨被害の大きさだ。

 自然災害被害の拡大は都市化、地方過疎、山林管理の不備、不良の相乗作用が影響していることが考えられて、これからも大型台風が続くことは避けられずに災害安全対策は緊要な課題だ。

 (5)台風被害はやむを得ない自然災害ではなく国、政府の災害安全対策の不備、不良による被害拡大が問題だ。国民は投資(税負担)により生命、財産、安全、生活保障を政府にゆだねているので、国、政府としても自然災害から国民の生命、財産、安全、生活を守る義務、責務がある。

 避難を呼びかける、自分の命は自分で守る行動を求めるだけでない安全対策が課せられている。

 (6)10月消費増税(consumption tax increase)して教育の無償化も大事だが、そのための国民の生命、財産、安全、生活が保障されないでは元も子もない10月の大型台風(a huge typhoon)の被害拡大だ。


 

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