いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

ミサイル、EEZ内着水。 missile alights on the ocean in EEZ of japan

2019-10-03 19:39:54 | 日記
 (1)中国建国70年祝賀に合わせたものなのか、北朝鮮が中距離弾道ミサイルを日本海に向けて発射した。今回は日本のEEZ内に着水して、2年ぶりのことだ。日本の領海を侵犯するもので許されない危険な不法行為だ。

 今回は海上からのミサイル発射で、新潜水艦型発射(報道)とみられて、北朝鮮の軍事技術力の高さを示すものであり、一方で制御が十分に効かなくて日本のEEZ内の着水となった技術的問題も考えられる。

 (2)今、日本を刺激し挑発する理由が北朝鮮側にあるのか、日中関係は来年の習主席の国賓による来日で協力関係が前進するとみられているだけに、中国建国70年でそれに合わせたように日中関係改善に北朝鮮が横ヤリをいれることも普通では考えられないことだ。

 新海上発射型による性能、技術力を誇示したものか、EEZ内着水は制御ミスというところか。しかしこうも簡単に日本のEEZ内にミサイル着水させるとなると日本としても防衛、安全保障対策は避けられないところだ。

 (3)拉致問題で日本の無条件対話提案も反発、無視している北朝鮮で政治、外交努力など無縁な関係にあり、日米安保同盟の連携による国防、防衛、安全保障は必要だ。
 トランプ大統領は来年大統領選の再選に向けて実績づくりの米朝首脳会談に前向きであり、米国本土を射程内にした長距離弾道ミサイル発射でなければ問題視しない姿勢で、実質日米安保同盟体制の連携が十分ではなく、日米安保条約の見直し論も出ている中で、北朝鮮の今回の日本EEZ内ミサイル着水(missile alights on the ocean in EEZ of japan)は十分な「歯止め」を失っていることのあらわれでもある。

 (4)日本としては韓国との軍事情報保護協定破棄で朝鮮半島、北朝鮮軍事情報の把握にこれまで同様というわけにはいかずに、そこをつけ込んでの北朝鮮のEEZ内ミサイル着水と考えられないこともない。

 日米安保同盟体制がありながら十分機能せずに、日本が独自の防衛、軍事対応をはたさなけれdばならないというおかしな日米安保体制では日本の国防、防衛、安全保障に問題、支障があるもので、今回の北朝鮮のEEZ内ミサイル着水が問題を提起したものである。

 (5)近年の米朝協議の結果の中で北朝鮮のミサイル発射も抑制がみられて、日本としてはEEZ内ミサイル着水は想定したものか、想定しなかったものかわからないが、韓国との軍事情報保護協定の破棄を様子見姿勢でいるところでは甘い判断があったとの見方もできる。

 北朝鮮の出方をみていると、日米韓同盟の強化は朝鮮半島安定には欠かせないもので、仮に今回の北朝鮮のミサイルEEZ内着水が近年の傾向から不測の事態であったとしても、これに対しても沈着冷静に安全対応する、できる安全保障体制の環境整備が必要だ。

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