(1)建国記念日とか国の祝賀行事には軍事パレードがつきものだ。中国建国70年(70
years of the founding of a state in china)の昨日、大規模軍事パレードで世界に中国軍事大国の威容を誇示した。
すでにGDP世界2位の経済成長で経済大国の影響力を示して、研究論文の数でも世界1位を行く人工衛星で人を宇宙に送る技術力の中国だが、やはり国の威容を誇示する軍事大国としての最新鋭大型兵器を並べる他を圧する軍事パレードでなければならないようだ。
(2)米国のトランプ大統領でさえ(だからか)軍事パレードにこだわりをみせている。日本だってそのうち自衛隊(あるいは国防軍となっているか)の軍事パレードをしかねない安倍首相の保守思想の強い1強政権だ。
旧時代的感覚、文明論の中のものであり、国連は核兵器禁止条約締結により軍縮に向けて世界の結束を目指しており、気候変動、地球温暖化対策として温室効果ガス削減目標の実現に向けて結束が求められている中で大規模軍事パレードは最も逆行する理念、思想であり、映像を見ていても旧時代感覚の不思議でおかしな感慨に引き戻される。
(3)こういうのが大国の祝賀、記念行事でくり返されるうちは世界の平和、進歩、成長は訪れることはないだろう。時は来週からはノーベル賞発表ウィークが始まるが、授賞式のああいうおごそかな雰囲気が自然の威厳とか業績、国力を示すものであり、そろそろ軍事パレード誇示による大国主義、威容を示すのは遠慮願いたい。
世界は中国の南下政策、南シナ海、東シナ海への軍事関与をイヤほど見せつけられて、身に染みてわかっており、今さら天安門前を最新鋭大型兵器を並べて大規模軍事パレードをみせられても「次」に何をするつもりなのか疑心暗鬼を生むだけだ。
(4)珍しく詰襟姿の習近平主席は昨日の式典演説では米中貿易戦争による国内経済減速の中で、経済に触れなかった(報道)。中国建国70年記念式典ということもあり米中貿易戦争の影の部分は避けて、軍事大国としての威容、影響力を示して見せたが、むしろ米国が脅威とする中国経済成長、巨大市場の影響力の進むべき道の正しさを表現すべきだった。
(5)来年前半には国賓として日本を訪問する予定の習主席だが、アジア経済協力圏構想でもぶちあげてくれれば米国に対する強力な対抗策となって日本の米国に対する影響力、仲介力にも貢献してもられるところであるが、経済への言及はなかった。
中国は米国はじめ1国2制度の香港、台湾との関係悪化の取り組みが求められており、やはり軍事力誇示による威容、圧力をかける狙いも必要だった。
(6)中国が建国100年を迎える世界はどう進化あるいは退化し、協力あるいは対立しているのか、中国13億人人口も高年令化時代を迎えて社会革命、国家革命が求められて中国が世界を変えれる国力をどうつけていくのか、軍事力だけでない幅広い可能性について試行錯誤が続く。
years of the founding of a state in china)の昨日、大規模軍事パレードで世界に中国軍事大国の威容を誇示した。
すでにGDP世界2位の経済成長で経済大国の影響力を示して、研究論文の数でも世界1位を行く人工衛星で人を宇宙に送る技術力の中国だが、やはり国の威容を誇示する軍事大国としての最新鋭大型兵器を並べる他を圧する軍事パレードでなければならないようだ。
(2)米国のトランプ大統領でさえ(だからか)軍事パレードにこだわりをみせている。日本だってそのうち自衛隊(あるいは国防軍となっているか)の軍事パレードをしかねない安倍首相の保守思想の強い1強政権だ。
旧時代的感覚、文明論の中のものであり、国連は核兵器禁止条約締結により軍縮に向けて世界の結束を目指しており、気候変動、地球温暖化対策として温室効果ガス削減目標の実現に向けて結束が求められている中で大規模軍事パレードは最も逆行する理念、思想であり、映像を見ていても旧時代感覚の不思議でおかしな感慨に引き戻される。
(3)こういうのが大国の祝賀、記念行事でくり返されるうちは世界の平和、進歩、成長は訪れることはないだろう。時は来週からはノーベル賞発表ウィークが始まるが、授賞式のああいうおごそかな雰囲気が自然の威厳とか業績、国力を示すものであり、そろそろ軍事パレード誇示による大国主義、威容を示すのは遠慮願いたい。
世界は中国の南下政策、南シナ海、東シナ海への軍事関与をイヤほど見せつけられて、身に染みてわかっており、今さら天安門前を最新鋭大型兵器を並べて大規模軍事パレードをみせられても「次」に何をするつもりなのか疑心暗鬼を生むだけだ。
(4)珍しく詰襟姿の習近平主席は昨日の式典演説では米中貿易戦争による国内経済減速の中で、経済に触れなかった(報道)。中国建国70年記念式典ということもあり米中貿易戦争の影の部分は避けて、軍事大国としての威容、影響力を示して見せたが、むしろ米国が脅威とする中国経済成長、巨大市場の影響力の進むべき道の正しさを表現すべきだった。
(5)来年前半には国賓として日本を訪問する予定の習主席だが、アジア経済協力圏構想でもぶちあげてくれれば米国に対する強力な対抗策となって日本の米国に対する影響力、仲介力にも貢献してもられるところであるが、経済への言及はなかった。
中国は米国はじめ1国2制度の香港、台湾との関係悪化の取り組みが求められており、やはり軍事力誇示による威容、圧力をかける狙いも必要だった。
(6)中国が建国100年を迎える世界はどう進化あるいは退化し、協力あるいは対立しているのか、中国13億人人口も高年令化時代を迎えて社会革命、国家革命が求められて中国が世界を変えれる国力をどうつけていくのか、軍事力だけでない幅広い可能性について試行錯誤が続く。