いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

金メダルと新代表。 new leader

2011-08-30 19:48:19 | 日記
 (1)世界陸上ハンマー投げで室伏が金メダルを獲得した。日本がマラソン以外で初めての陸上競技での金メダル、「new leader」だ。
 「勝利」しただけでなく今世界大会、記録が低調な中での今季自己最高の81m24を「記録」しての価値のある金メダルだ。
 ハンマー投げは80mを超えてからの勝負のスポーツだ。6回の投てきで2度も記録しての価値ある勝利と記録だった。

 37才を目前にした金メダル最年長記録も更新した。大学教員としての学究的、科学的、実証的アスリート・スポーツ(実践)理論も見事に証明してみせた。フィジカル・カルチャー(physical culture)のアスリート(athlete)だけにとどまらずに、学術的な分析、理論、実証学の室伏理論の結晶だ。

 体格、年令で劣るアスリートがムダなく美しく身体能力を機能させる、正確な技術能力の鍛錬で勝利と記録に対応できることを実証した。共通の課題をかかえる日本アスリートには、勇気と希望を与える勝利と記録であった。

 (2)民主党代表選。国民、議員誰もが統治能力もなく自虐的な自己否定の民主党政権に危機感を持っている中、最後の最後(2回目決選投票)で「政治とカネの元幹事長と影響力を今更行使しない前首相」からの脱却の一歩を選択した。

 しかし、パラドックス(paradox)として今代表選を通しての「2人」の表立った行動はいまだに党内に不協和音、問題、錯誤を示したとも言える。
 この問題を処理、解決しない限りは、そう遠くない(でも早急にも現実的でないが)総選挙で国民の厳しい判断を受けることになるだろう。

 新代表の任期は、まずは現代表の残りの1年だ。当面、「2人」の影響力は排除した形となったが、懲りない議員の間からは「協力は人事を見てから」(元幹事長)や決選投票で新代表に協力した候補者グループからは、優遇人事を巡る話題に沸(わ)く報道もあり「危機感」は一向に共有されない無分別、相変わらずの国民認識との「かい離」が見て取れる不条理の政治世界だ。

 新代表は本日国会承認で新首相「new leader」となった。震災復興、原発事故収束、円高、デフレ、雇用と最早就任100日のお手並み拝見の余裕はない。
 矢継ぎ早の対策実行が求められ、試される。立ち往生は許されない。

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