水車ボランティア(+山家鳥虫歌)

ボランティア解説員としての見聞から始めた、ボケ防止メモ。12年目。新たに「山家鳥虫歌(近世諸国民謡集)」を加える。
 

機械遺産(2)

2009-07-29 09:35:08 | 水車解説関連
 昨日の続き。

 しんぐるま(新車)のボランティア解説員としては、この機械遺産認定についても、見学者に説明する必要がある。
 07/10/02から、総計15回の記事で、解説のプロトタイプを示した。その第一回分の中で、次のしゃべりを追加しようと思う。

「日本機械学会が、機械遺産を認定していることをご存知ですか?

 現在までに機械遺産として認定されたものは37あって、その中に、飛行機のYS11、マツダのロータリーエンジン、ホンダのCVCCエンジンなどに混じって、驚くなかれ、この、しんぐるまも入っているのです。
つまり機械工学の歴史という観点から、この木製機械装置、しんぐるまが、遺産として重要、と認められた、ということです。機械遺産認定が、原則産業革命以後を対象としているにもかかわらず、です。実際、37のうち、34件は金属製品です。他の2件は文書で、木製機械の認定はここだけです。

 全国に目を向けると、無策・放置のために、江戸時代から連綿と続いてきた、高度の技術力でつくりあげられた木製機械装置が、今どんどん消えています。
それはあまりにも惜しい。惜しすぎる!

幸いにも、ここは、有形民俗文化財に指定され、保存すべく多くの努力が払われてきました。今回の機械遺産認定で今後さらに注目度が増すと思われます。

そのへんも心に留めていただいて、観察してください。」

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