夕立雨（３６/７２）

　今日は７２候の「大雨時々降る」だ。
この大雨を夕立雨と理解したが、間違いか？

　今年の天候は常とは異なる。
通常であれば、太平洋高気圧が張り出していて、日中晴天・高温、夕方熱雷発生という日常になる。
この雷雨を「大雨時々降る」と称した、と考える。

　熱雷に対して界雷という言葉がある。性質の異なる気塊の境目に発生する積乱雲のことで、西日本に発生した豪雨災害の元凶だ。
冬季の日本海沿岸地帯で、積乱雲が発生し、大雪になることがあるが、これも界雷の範疇に入るのだろう。

　まあ、なにはさておき、今年の関東地方の夏に、熱雷が発生することがあるだろうか。心配になってきた。冷夏・米不作というやつだ。農家は、極めて早い時期から、今年の天候異変を察知していたらしい。
何回か前にも書いたが、気象庁は天気予報から手を引いたほうがよい。戦時統制はもうたくさんだ。
　もっとも、この天候異変が我々の日常生活に悪影響を及ぼしそうにもない。そもそも、米の消費量は相変わらず低下傾向だそうだ。選挙運動もやりやすかろう。
老人の世迷言かもしれぬ。