今日は、72候の「蚕起き桑を食う」だ。
蚕は昆虫だ。それも、唯一家畜化された蛾だ。
蚕の一生は、およそ次のごとし。
まず、卵から孵化して、幼虫になる。この幼虫の間は約3週間で、その間、旺盛に桑の葉を食べ、4回の脱皮をする。
昔一度だけ、この、桑の葉を食べている音を聞いたことがあるが、サラサラ(といったらいいか)とても面白い音であった。確か、蚕の世話をしていた方は「小雨の音みたいでしょ?」とおっしゃった。
次に繭を作り、中に籠る。蛹(サナギ)の期間だ。3週間ぐらい。
この蛹が中に入った状態の繭から、絹を取るのだろう。
羽化させる繭は極めて少数のはずだ。この少数の羽化した成虫(羽化後の蛾)は、次世代を作り、10日程で死ぬ。
徹底的に家畜化を追求されてきたため、今の蚕蛾は飛ぶこともできないらしい。
絹の生産が始まったのは、数千年前の中国だそうだが、蛾を家畜化させる、ということをなしとげてしまう人間の欲(といっていいだろう)は本当にすごいことと思う。
蚕は昆虫だ。それも、唯一家畜化された蛾だ。
蚕の一生は、およそ次のごとし。
まず、卵から孵化して、幼虫になる。この幼虫の間は約3週間で、その間、旺盛に桑の葉を食べ、4回の脱皮をする。
昔一度だけ、この、桑の葉を食べている音を聞いたことがあるが、サラサラ(といったらいいか)とても面白い音であった。確か、蚕の世話をしていた方は「小雨の音みたいでしょ?」とおっしゃった。
次に繭を作り、中に籠る。蛹(サナギ)の期間だ。3週間ぐらい。
この蛹が中に入った状態の繭から、絹を取るのだろう。
羽化させる繭は極めて少数のはずだ。この少数の羽化した成虫(羽化後の蛾)は、次世代を作り、10日程で死ぬ。
徹底的に家畜化を追求されてきたため、今の蚕蛾は飛ぶこともできないらしい。
絹の生産が始まったのは、数千年前の中国だそうだが、蛾を家畜化させる、ということをなしとげてしまう人間の欲(といっていいだろう)は本当にすごいことと思う。