升堂矣、未入於室也(先進第十一の15)
堂に升(ノボ)れり、未だ室に入らざるなり
堂=宮殿の表座敷
室=(宮殿の)奥座敷
宮殿の表座敷にまでは入ったが、まだ奥座敷にまでは到達していない。
技芸などの上達程度が、ハイレベルにあることを表現する比喩として、使われる。
そもそも、孔子が弟子の子路に対して言った言葉。
子路の瑟(シツ)の演奏を聴いた孔子が、(うっかり(冗談ぽく(私見)))私の門人とは思えない演奏だ(奚為於丘之門)と言ってしまった。
それを知った他の門人が子路をけなすので、上のようにフォローした。
漢字の総数はどのくらいなのだろうか?、五万か十万字か?
それに対して、論語に出てくる漢字の数は、(なんとなくだが)千か二千か、というところだろう。
何が言いたいか?
「論語」が、漢字を学ぶ手ほどきとしても重視されていたことが最近になってやっと理解できてきた、ように思える。
個々の字の持っている意味合いの奥深さを、だんだんに知ることができるようになっているように思えるからだ。
読み進めれば進むほど、白川静の偉大さに、圧倒されている。
堂に升(ノボ)れり、未だ室に入らざるなり
堂=宮殿の表座敷
室=(宮殿の)奥座敷
宮殿の表座敷にまでは入ったが、まだ奥座敷にまでは到達していない。
技芸などの上達程度が、ハイレベルにあることを表現する比喩として、使われる。
そもそも、孔子が弟子の子路に対して言った言葉。
子路の瑟(シツ)の演奏を聴いた孔子が、(うっかり(冗談ぽく(私見)))私の門人とは思えない演奏だ(奚為於丘之門)と言ってしまった。
それを知った他の門人が子路をけなすので、上のようにフォローした。
漢字の総数はどのくらいなのだろうか?、五万か十万字か?
それに対して、論語に出てくる漢字の数は、(なんとなくだが)千か二千か、というところだろう。
何が言いたいか?
「論語」が、漢字を学ぶ手ほどきとしても重視されていたことが最近になってやっと理解できてきた、ように思える。
個々の字の持っている意味合いの奥深さを、だんだんに知ることができるようになっているように思えるからだ。
読み進めれば進むほど、白川静の偉大さに、圧倒されている。