水車ボランティア(+山家鳥虫歌)

ボランティア解説員としての見聞から始めた、ボケ防止メモ。12年目。新たに「山家鳥虫歌(近世諸国民謡集)」を加える。
 

論語(495)

2014-08-19 10:13:48 | 論語
君子之過也、如日月之蝕焉(子張第十九の21)

君子の過ちや日月(ニチゲツ)の蝕(ムシバ)むごとし

犯した過ちは、日食や月食のよう(に、すべての人に見られていると思ったほうがよい)。


子貢の言。

人に見られている、という解釈は、後段に続く言葉(過也人皆見之、更也人皆仰之)に基づく。

間違いをしでかさないように人生をおくることが最も大切であるが、その間違いをしでかしてしまったら、かくすことなく、すぐに改める態度が必要である。

そのとおり、と思います。
近年の政治の世界では、透明性/情報公開/説明責任などの言葉が声高に叫ばれているようにみえますが、これ、その陰で逆の動きだしが活発、ということではないでしょうか。

インターネット社会時代に突入した今、どんな些細な過ちであっても隠しとおせることはできない、と思わねばならぬ。