水車ボランティア(+山家鳥虫歌)

ボランティア解説員としての見聞から始めた、ボケ防止メモ。12年目。新たに「山家鳥虫歌(近世諸国民謡集)」を加える。
 

論語(449)

2014-04-22 10:01:39 | 論語
礼云礼云、玉帛云乎哉、樂云樂云、鐘鼓云乎哉(陽貨第十七の11)

礼と云い礼と云い、玉帛(ギョクハク)を云わんや、樂と云い樂と云い、鐘鼓(ショウコ)を云わんや

玉帛=玉と絹
鐘鼓=鐘と鼓

儀礼が大切だからといって、玉や絹で飾り立てることを第一に考えることなのでしょうか?雅楽だからといって、鐘(カネ)や鼓(ツヅミ)選びにうつつをぬかしていいのでしょうか?
(いやいやそうではありません。礼樂は、その根本精神の大切さをわきまえることが大切なのです)


おっしゃる意味はよくわかっているつもりです。形式を大事にしすぎると、モノの本質がみえなくなる、とよく言われます。

しかしながら凡人は、ついつい、大げさに、けばけばしく飾り立てられたモノに、崇高さとか権威を感じてしまいがちです。
神社仏閣などの壮麗な大伽藍を前にすると、ときに、平伏したくなる、アレです。

常に、本物とはなにか、一番大切なものはなにか、などと考えるクセをつけておく、ということでしょうか?
心せねばなりません。