唯上知與下愚不移(陽貨第十七の3)
唯、上知と下愚は移らず
とびきりの賢者とどうしようもない愚者は、いかに学ぼうとも変わることはない。
ここで孔子が言いたいことは、「人間界には上知と下愚は存在しない」ではないかと想像します。
上知=神様ですから、これは人間界に存在するわけがありません。
では、下愚はどうか?もし、下愚が人間界に存在する、と解釈すると、最初から「おれは下愚だ」とあきらめてしまう人が出てくるはずです。
つまり、下愚の少々上にいる人間が、はるか上の上知を目指し、努力する必要性を強調している文、と解釈したいのです。
深読みしすぎかもしれませんが、つかまえどころのない茫漠とした文ではあります。
唯、上知と下愚は移らず
とびきりの賢者とどうしようもない愚者は、いかに学ぼうとも変わることはない。
ここで孔子が言いたいことは、「人間界には上知と下愚は存在しない」ではないかと想像します。
上知=神様ですから、これは人間界に存在するわけがありません。
では、下愚はどうか?もし、下愚が人間界に存在する、と解釈すると、最初から「おれは下愚だ」とあきらめてしまう人が出てくるはずです。
つまり、下愚の少々上にいる人間が、はるか上の上知を目指し、努力する必要性を強調している文、と解釈したいのです。
深読みしすぎかもしれませんが、つかまえどころのない茫漠とした文ではあります。