水車ボランティア(+山家鳥虫歌)

ボランティア解説員としての見聞から始めた、ボケ防止メモ。12年目。新たに「山家鳥虫歌(近世諸国民謡集)」を加える。
 

論語(297)

2013-04-15 11:23:54 | 論語
帥而正、孰敢不正(顔淵第十二の17)

帥(ヒキ)いて正しければ、孰(タレ)か敢えて正しからざらん

魯の家老、季康子が孔子に政治の要諦について尋ねたときの答え。
「政とは正です」(政者正也)と言い、上につなげた。

部下にあたる人の数が多ければ多いほど、身辺にひずみが生じてはなりません。カチッとしていれば、部下が不正をはたらく余地がないはずです。


腐敗認識指数というのがあって国際比較されている、と聞いたことがあるので、ウィキペヂアをちょっと覗き、次のようなことを知った。なお、不確かではあるが、この指数を次のように解釈した。

指数が8.0と示された国の場合、その国の政治家や公務員が汚職などで腐敗していない可能性は80%である、と考えていい。つまり、10が満点で、数字が小さいほど、汚職にまみれている可能性が高い、ということだ。

さて、182か国中、いくつかの国を比較してみると、

1位 9.5 ニュージーランド
12位 8.5 香港
14位 8.0 日本
24位 7.1 アメリカ
32位 6.1 台湾
43位 5.4 韓国
75位 3.6 中国
143位 2.4 ロシア
182位 1.0 北朝鮮

腐敗していない可能性が50%以下の国が約130か国以上(つまり、世界の大半)もあるということですよね~。

それにしても、中国、ロシア、北朝鮮の三国の政治がこんなにも裏金まみれだとは知りませんでした。
孔子に言わせれば、トップがダメだ、ということでしょう。