大黒さん

つれづれに、道行く人のながれを眺めている土塀のうえの大黒さん

武漢ウィルス(S型)はGH型に変異して猛威

2020年07月10日 | Weblog
備えよ常に! 備えあれば憂いなし


        



2019年末、武漢市で強い感染力を備え

未知のコロナウィルスが見付かって以降、

研究者はウィルのゲノム配列の解明に挙って

取組み、解明した配列データをGISAIDや

NCBI Virusに登録した。

そこには、2000を遥かに超える数のゲノム

配列解析データが登録されており、研究者は

比較的自由に提供を受けることができる。

この膨大なデータをまとめることで、ウィ

ルスの変異と拡散経路を知ることができる。

GISAIDは、元々、インフルエンザウイルスの

データを共有するために組織されましたが、

現在は、その関連で新型コロナウイルスの

データの集積に大きな働きをしている。

新型コロナウィルスの変異により世界保健

機関(WHO)は、遺伝子の変異に基づいて

S、V、L、G、GH、GR、その他の7つの

グループに分類している。

武漢市で出現当初の、コウモリ由来のSARS

ウィルスに似た群をAグループ。

武漢市を含む中国や日本を含む周辺国に

広がった群をBグループ。

このグループを、中国の研究者はS型とした。

1月30日に、イタリアで見つかってから、

スペインやフランスへと急速に感染が広がる。

イタリアで強い感染力を備えたタイプに

変異した型がCグループで、中国はL型とした。

Bタイプでは、研究者はゲノム配列がD614G

であったのが、イタリアで更に変異が加わり

D614からG614へと変異し、欧州各地に

拡散した。

欧州で更に変異が続き、GHやGR型が派生し

これらのタイプのコロナウィルスが北米に

広がった際には、東海岸と西海岸地域とで

タイプが異なるなどモザイク状態となって

感染拡大が続いている。

韓国疾病管理本部の報告では、当初は日本

同様S型だったが、大邱の宗教団体での集団

感染はVグループで、現在ソウルを中心に

感染が広がっているのはGHグループとする。

現在、当初のSやLのグループで採集された

ウィルスを基に開発が進められている

不活性ワクチンなどは、変異したウィルス

には効果がない可能性があり、変異を続ける

ウィルスの戦いは非常に厳しい状況にある。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。

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