大黒さん

つれづれに、道行く人のながれを眺めている土塀のうえの大黒さん

米英独の食肉工場の集団感染 供給不安も

2020年07月11日 | Weblog
備えよ常に! 備えあれば憂いなし


        



6月初め、ブラジルの食肉処理施設の従業員が

武漢ウィルスに集団感染し、感染者の1/4

以上を占めて問題視された。

ブラジルは、世界最大の牛肉と鶏肉の輸出国。

国内には、450ほどの食肉処理施設があり、

90万人ほどが働いているという。

米国でも、感染拡大の当初に、食肉処理施設で

集団発生し、流通が止まるとパニックが発生

するとして、工場を止めるなとの声が出た。

トランプ大統領は、感染拡大地域10郡をホット

スポットと指定したが、内6郡内に存在する

食肉処理施設に対しては、操業を止めない

ように大統領令を出すほど、肉不足は大事。

食肉文化を謳歌するドイツでは、食肉加工品

なしでは食事が始まらない。

米国で食肉加工施設で働く労働者は主に

中南米からの移民であり、ドイツでは東南欧の

ルーマニアやポーランドなどからの移民や

出稼ぎ労働者。

彼らは、衛生管理が劣悪な狭い寮などに詰め

込まれて生活しているため、以前から劣悪な

労働や住宅環境改善に備えた試みはされて来た。

しかし、手に入れた肉食への飽くなき欲望を

犠牲にしたくないため、見て見ぬふりをして

やり過ごして来たことへの反省の動きも。

過酷な労働環境に加えて問題なのが、施設内

での温度だとされる。

ウィルスの生存に適した低い温度や湿度を

備えているため、ウィルスの棲息に最適なのだ。

ウシが排出する多量のメタンガスが、地球の

温暖化におおきな影響を与えていることもあり

肉食を止める運動が勢いを得ている。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。

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