大黒さん

つれづれに、道行く人のながれを眺めている土塀のうえの大黒さん

知事の職責は「サル」では務まらない

2020年07月15日 | Weblog
備えよ常に! 備えあれば憂いなし


        



東の八ッ場ダムは建造が完了し、存在感を

示したが、西の川辺川ダム建造の予定だった

本流の球磨川は、熊本県球磨郡の最奥部に

位置する水上村に源があり、人吉盆地を貫流

して、八代市で不知火海に注ぐ。

川辺川は、最北部の宮崎県境にある国見岳を

源流とし、五木村から人吉市で球磨川に合流。

球磨川は、最上川や富士川と並んで、日本

三大急流として知られ、暴れ川とされて、

治水の難しい川だった。

球磨川は、源流から河口まで、熊本県内に

収まっているため、国としては熊本県の意向を

尊重せざるを得ず、治水は熊本県に委ねられた。

それから12年余、目に見える効力を備え

治水工事はなされず、放任されて来た。

その結果の大災害を目にして知事は、[改めて

ダムによらない治水を極限まで検討する必要を

確信した次第だ]と反省と決意を述べた。

ダム建設を中止させ、護岸などによる治水に

方針を決めたとき、この決意が欲しかった。

問題となるのは、決壊や越水などが発生した

12ヶ所は、洪水発生の危険性を備えた「重要

水防箇所」指定地だったことだ。

専門家の指摘では、30mにわたって決壊した

堤防は旧川跡の位置にあり、軟弱な地質から

[要注意]の判定が付いていたヶ所に当たる。

81人の命は戻らない、被害額は甚大な額に。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。

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