7月4日に、九州南部地域、特に熊本県の球磨
川流域に豪雨をもたらし、深刻な洪水を引き
起こしたのは、線状降水帯によるものだった。
更に、その後に線状降水帯は北上して、九州
北部地域にも豪雨をもたらした。
2017年7月5日にも、福岡県朝倉市や東峰村,
大分県日田市などが線状降水帯による豪雨
被害を被っている。
線状降水帯は、豪雨を降らせる積乱雲が次々に
並んで発生して、ほぼ同じ場所を通過して
長時間にわたり豪雨をもたらす。
この帯状に連なる降雨帯は、長さ50~300Km,
幅20~50Kmの領域に及ぶ。
気象専門家の指摘では、日本の山が多い
地形で海に開けている地域は、線状降水帯が
発生し易いという。
九州南部と北部では、大量の暖かく湿った
空気が東シナ海と太平洋の双方から、西と
南西方向から流入してぶつかって、急激に
上昇して、次々に積乱雲が発生して、線状
降水帯が形成されやすいという。
日本の地形では、多くの場所で発生する条件を
備えているが、いつ、どこで発生するかを
予測するのは困難だという。
山陰地方でも、東シナ海から温かく湿った
空気が流入することで短時間の線状降水帯が
発生する可能性があると指摘。
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