厚生労働省は、6月第一週に一般住民を対象に
して抗体保有調査が行われた。
対象者人数は、東京都1971名、大阪府2970名
宮城県3009名の3都府県。
採取した血液の検査の結果、新型コロナ
ウイルスが人体に侵入してきたときに、
ウイルスを除去するために働くタンパク質
である抗体を保有している人の割合は、
(アボット社、ロシュ社の両方の検査試薬で
「陽性」と判断された人の割合)
東京都:0.10%
大阪府:0.17%
宮城県:0.03% だった。
各地域での、新型コロナウイルス感染者の
累積数と比べると、抗体保有率はやや高く
なっており、この差は「知らずに感染し、
自然治癒していた人」と考えることができる。
*東京都:人口を1400万人とすると、8700人
程度(抗体保有率0.10%-累積感染者割合
0.038%=0.062%)
*大阪府の人口を890万人とすると、1万
3000人程度(抗体保有率0.17-累積感染者
割合同0.02%=0.15%)
*宮城県の人口を260万人とすると、700人
程度(抗体保有率0.03-累積感染者割合
0.004%=0.026%)―のみが、「既に感染
して自然治癒し、一定の耐性を持っている」と
考えることができる。
検査結果による、抗体保有率は極めて低い
状況が明らかとなった。
日本国内では、大多数の人が新型コロナ
ウィルスに未感染で、耐性を備えていない
ことが明らかになった。
2次、3次の感染拡大に備えた感染防止対策の
徹底・重度化防止策の徹底(早期の呼吸管理
など)が依然として重要となっている。
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