WHOの報告では、アフリカで行った外交官、
医療従事者、現地当局者数十人に対するインタ
ビューから判明したのは、大半のアフリカ
諸国で信頼性の高い検査がほとんど行われて
いない事実だという。
経済発展が著しい南アフリカでも、貧しい
人々が暮らす地域が点在する。
その日の生活のために働かざるを得ない人も
多く、外出制限の緩和が更なる感染を起こす。
アフリカ大陸の他の諸国では、信頼できる
データすら存在せず、WHOへの報告を嫌い、
拒否する国まで出てきている。
報告書に、新規感染者数がゼロの国も少なく
なく、現実の感染者数は遥かに多いのは確実。
WHOの担当者は、嫌われ、妨害されながらも
防疫の普及に備えた元首の説得に忙しいという。
欧米の通信社の最新データでは、13億人の
人口を抱えるアフリカ大陸の感染確認者は
49万3000人、死者は1万1600人、死亡率は
およそ2・4%。
対して、人口が約半分のラテンアメリカでは、
感染者290万人、死者は12万9900人、死亡率は
4・5%となっている。
信頼できるデータそのものが入手できていない
ことは明らかで、死亡率の低さも異常。
国連の報告では、国内の死亡者の75%以上が
記録されているのは、南アフリカやアルジェ
リア、エジプトなど8ヶ国だけだという。
WHO事務局長の出身国で、ご本人も所属した
エチオピア保健省によれば、同国において
死亡の記録があるのは全体の2%未満とのこと。
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