北京緊急医療センターが6月22日付けで出した
内部文書が、北京市内の感染状況は[非常に
深刻だ]とていたことが明らかにされている。
また、北京市政府の報道官は、6月30日の記者
会見で、この第2波の発生における感染者の
総数は325人、無症状感染者は27人と述べた。
北京市の北京地壇病院は、新発地卸売市場を
発生源とする武漢ウイルスの感染患者全員の
受入れに備えて、6月18~19日に、武漢ウイ
ルス患者以外の入院患者を他の病院に移送した。
地壇病院の内部文書によれば、6月19日に
773人を検査し、そのうち246人が陽性だった。
文書内の報告では、246人全員が同病院で
治療を受けたとされている。
しかし、北京保健委員会は、6月19日に新たに
診断された新規患者は22人のみと発表し、
6月11日以降の累計感染者数は205人とする。
また別の報告では、6月17日、地壇病院が外来
および入院患者に対して、検査を行った結果、
合計109人の陽性患者を確認したとある。
だが、北京市の発表では、同日の新規感染
患者数は21人となっている。
北京市に隣接する人口7400万人の河北省でも、
6月に第2波が襲い、クラスターが発生した
人口45・8万人の安新県を封鎖しているが、
発表された感染者はわずか12人のみ。
6月13日に作成された安新県政府の内部文書
には、政府幹部らにクラスター発生の情報を
公開しないように命じ、情報は省政府のみが
公開するとされている。
黒竜江省や吉林省の場合と同様に、第2波の
感染拡大には、党中央が情報漏れに備えた
相当な圧力をかけていることが判る。
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