うろ覚えライフ。

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スチュワーデスさん

2009年02月14日 | 時事社会ログ

○派遣客室乗務員が提訴=トルコ航空など相手に-東京地裁

       派遣社員としてトルコ航空で勤務し、契約解除を通告された日本人客室乗務員13人が29日、同社と派遣会社「TEI」(東京都港区)を相手取り、直接雇用などを求める訴えを東京地裁に起こした。
 提訴したのは「トルコ航空ユニオン」委員長船田明子さん(34)ら。
 訴状によると、トルコ航空へ派遣されていた船田さんらは15日、TEIとの契約は6月末までだったのに2月末で解除する通告を受けたという。
 提訴後、厚生労働省で記者会見した船田さんは「日本語を話せるトルコ人を雇うためと説明を受けたが、緊急時に備え、日本人の客室乗務員がいることが日本人客に安心を与えている。組合員18人全員の雇用を求めたい」と話した。
 トルコ航空の話 訴状を見て対応したい。
 TEIの話 ユニオンと交渉中だったのに提訴したと聞き戸惑っている。訴状をよく見て弁護士とも相談の上対応したい。

 今頃、って感じのニュースかも知れませんが、今日の昼、病院の待合の週刊誌で、この記事を読んだのだ。正確には、病院に付随する、その病院専用の薬局の待合、ですね。

 このニュースは、ネット記事で、1月29日に挙げられてたニュースで、だから、トピックスとしては日が経ち過ぎる訳で、もう何処の玄関サイトでも古いニュースで削除されてるんだろうけど、たまたま昼間、週刊誌で読んで、僕のBlogで30日に、ニュースとして挙げておきながら、感想を何も書き入れてなかったんで、そのまま没状態にしていたBlog記事だ。

 昼間読んだ週刊誌の記事文でも、内容はネット記事とほとんど同じで、裁判の進展状況とかが書かれていた訳ではない。週刊誌は真新しい触り具合だったが、何時の発行分かは見なかった。

 先月30日に、僕がこのニュースを取り上げたのは、今はキャビンアテンダントなどと呼ぶが、あのスチュワーデスさんが、年収200万などというニュースの内容を聞いて、本当に驚いたからだ。これでは、格差社会の低所得者層ではないか、もう貧困層に入るかも知れないような低所得だ。そう思ってびっくりした。

 スチュワーデスが貧困層?なんて、本当に隔世の感そのものだ。女性週刊誌の記事文の中では、このくだんのトルコ航空の派遣型CAさんは、現在の給料が月十万くらいで、ひどい人になると月7万という人も居たらしい。月十万程度となると、毎日の食事は自炊で一日一食おかずは一品だけ、というのでやっている、という話が載せられていた。月十万は貧困層の入り口だが、話は貧困層そのものだった。

 僕は若い頃、羽田空港で働いていたから、日々の通勤ではモノレールで多分、スチュワーデスさんと思われる、綺麗な人もよく見ていた。あ、でもあの時代は、スチュワーデスともなるとタクシーで空港まで来ていたのかな?何しろ、あの時代の、女性の職業の花形のトップだったし。同じ空港で仕事してても、我々は見向きもされない雲の上の女性、という感じだったなあ。セレブっていうのは厳密には意味が違うけど、当時のスチュワーデスというと、今でいうセレブみたいな感覚だったなあ。

 羽田で僕が勤めていた会社の、下請けの所長のツルツル禿げのオヤジさんが、「スチュワーデスなんていって、お高くとまって偉そうにしててもよー、あんなのどーせ、ただのお茶汲みだっぺよーっ」って言ったのを、今でもよく憶えている。

 スチュワーデス、今でいうキャビンアテンダントだけど、専門職になるんだろうが、専門の学校で独自の教育を受けて成るものなのかな?それか、普通に学校を卒業後、例えば全日空を受けて合格したら、社内の養成期間を積んで成るものなのかな?僕は「アテンションプリーズ」も「スチュワーデス物語」も「CAとお呼び」も「ハッピーフライト」も見ていないので解りませんけど。そういえば最近見ないけど、以前よく、スチュワーデス専門学校のCMが流れてましたね。

 今の時代は、スチュワーデス=CAさんも、専門職として登録する派遣会社があり、派遣会社から航空会社へ、紹介・派遣されて、非正規社員として、飛行機の乗務員の仕事をやるんだなあ。勿論、これを知ったのはけっこう前で、観月ありさがやっていたドラマの方は一度も見てないけど、原作漫画の「CAとお呼び」を雑誌の掲載分で読んで、CAにも派遣社員が居るんだ、ということを驚きと共に漫画で知ったのだ。

 スチュワーデス=CAも、航空会社の正規社員と派遣社員が居て、格差社会になっているんだね。それで航空会社の都合によっては、キャビンアテンダントといえども切られる訳だ。というか契約期間がある訳だ。航空会社の都合でも期間終了でも、切られたら専門職として、また別の航空会社を派遣会社から紹介されて、今度はそこの飛行機に乗る訳か。

 若い頃、空港で働いていた頃、航空会社のことをキャリアーって呼んでいたけど、あれ、どうしてなんだろう?

 今、日本の航空会社はどこも景気が良くないですよねえ。JALなんか悪いですよねえ。CAさんの派遣社員の比率って、どのくらいなのかな?小泉改革からの新自由主義の一環で、これまで大々的に派遣が増加して来た訳ですけど、CAも航空会社の都合で切られてしまう訳なんですね。去年の秋から国の大問題として引き続いている、由々しき派遣切り問題ですけど、その昔、我々がはるか上層社会と思っていた、航空会社のスチュワーデスさんなんて世界でも起きているんだ。

 キャビンアテンダントさんのこと、調べてないし、よく知らなくて、またこのトルコ航空日本人派遣型乗務員の訴訟問題に関しても、その後の経過も全く知らなくて、ただ、昔々の女性の社会進出でも花形のトップクラスに見られていたスチュワーデスと、年収200万とかいう話とのギャップの、驚きの隔世の感に、ついこの記事を長々書きました。ン十年前の若い頃、羽田で仕事していた時代のコトも懐かしく思い出したし‥。それだけです。あんまりたいした記事でなくて済みません。って、くだんのCAさんたちには死活問題だが。頑張れ、派遣型キャビンアテンダント。

 

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