うろ覚えライフ。

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パッセンジャーズ

2018年12月27日 | シネマログ

 

 
 

 この映画は初めサスペンス系のミステリー映画として見て行くんだけど、終盤の種明かしを知ると映画の様相がガラリと変わる。

 
 

 まぁ、映画の醍醐味ってクライマックスの感動とか驚きとかだから、まだその映画を見てない人にそのクライマックス部分を知らしめるのは、とりもなおさず映画を見る楽しみを半減させるようなコトになるよね。特にサスペンスとかミステリー系の映画は。終盤のどんでん返しとかあるし。

 
 

 でも映画のお話の核心部分を語ろうとすると、そのクライマックス部分の内容を話さざるを得ないことは多い。要するにネタバレになる。だから映画について語るのは難しい。とても面白い映画でした、だけでは映画について語る意味がないし。

 
 

 という訳で映画「パッセンジャーズ」について語るけど、どうしてもネタバレを含みます。まだこの映画を見てない人はここからは読まない方が良いかも。

 
 

 お話内容のあらすじは、セラピスト業の女性ドクターの主人公が、ある飛行機事故で生存した5人を患者として受け持ち、グループカウンセリングを続ける。その5人がどういう訳か一人また一人と行方不明になって行く。事故生存者の一人の男性が自宅カウンセリングを希望し彼の治療に付き合うが、彼はテンション高く操状態の変わり者。ときどき突拍子もない行動を取るこの男の相手をして戸惑い疲れるが、彼は心優しい面も持ち、主人公セラピストはいつしか男に惹かれて行く。

 
 

 主人公セラピストは当該事故の航空会社が組織ぐるみの隠蔽を行っているのではないかと疑いを持ち、事故の調査に乗り出す。

 
 

 その内、グループカウンセリングの5人が全部消えてしまい、奇怪な行動を取っていた自宅カウンセリングの男、もう恋人関係になっていた彼も消えてしまう。そして主人公のセラピスト女性はついに真実を知る…。

 
 

 というのが、映画「パッセンジャーズ」のざっとのお話内容ですね。全然お話内容知らずに見て行くと初めは航空機事故に関わるミステリー、あるいはサスペンスかな、と思って見てるんだけどその内いろいろ奇怪なことが起きてスリラー映画かな、とも思う。最後のオチを知るとホラー映画じゃん、と思う。

 
 
 
 

 でもホラーと言ってもそこまで怖い映画でもない。まぁ、ファンタジーとも言えるのか。ダークファンタジーというほども怖くないしなぁ。ホラーとか言ってもそこまで後味が悪くはないしね。よくよく考えるとゾクゾクッと来るか。

 
 

 この手の映画、ホラー系スリラー系では、だいぶ前に見た、ニコール·キッドマン主演の「アザーズ」とか、最近見たカナダ映画の「ハウンター」とかと内容が似てるかな。内容というかスリラー·サスペンス味の骨子が。「シックスセンス」のオチみたいな。

 
 

 タイトルの“Passengers ” ってpassenger の複数形だけど日本語訳すると「乗客」ですね。「旅客」でもいい。先ず最初に旅客機事故ありきの物語ですから、タイトルは事故で生存した数人のコトを示してるのかな。これを言っちゃ確実ネタバレになるけど。僕は映画見た後、タイトルの文字づらから“通過する人たち”かと思った。pass が入ってるから。行ってしまう前のある短い期間を通過する人たち、みたいなコトなのかな、って。

 
 

 主演のアン·ハサウェイはやっぱ美人ですねぇ。アン·ハサウェイと聞くと真っ先に浮かぶ映画タイトルは「プラダを着た悪魔」かな。最近の人気作品は「オーシャンズエイト」ですね。「レ·ミゼラブル」のヒロイン役も有名だし、SF 映画「インターステラー」にも出演してましたね。あ、そうだ、バットマンシリーズにも出演してるんですね。「ダークナイトライジング」に魅惑的なセクシーコスチューム姿で出演してる。

 
 
 

◆パッセンジャーズ [WB COLLECTION][AmazonDVDコレクション] [Blu-ray] アン・ハサウェイ (出演), パトリック・ウィルソン (出演), & 1 その他 形式: Blu-ray

 

◆アザーズ [DVD] ニコール・キッドマン (出演), & 2 その他 形式: DVD

 

◆ハウンター [DVD] アビゲイル・ブレスリン (出演), ヴィンチェンゾ・ナタリ (監督) 形式: DVD

 

◆ぼぎわんが、来る 単行本 – 澤村伊智 (著)

 

◆ぼぎわんが、来る (角川ホラー文庫) 文庫 – 澤村伊智 (著)

 

◆ぼぎわんが、来る 1 (BRIDGE COMICS) コミックス – 川本 貴裕 (著), 澤村伊智 (原著)

 
 
 

 “幽霊”という概念は人類が知能が発達して行くに連れ、何処かの時点で発明して(便宜上発明してと言いますが)それが世界中に散らばっている各地の人類に、いわば文化として伝わって行ったというより、世界各地の人間の文化の中で各々独自に生まれて行ったものみたいですね。

 
 

 西洋は西洋で幽霊の概念が生まれ、日本の幽霊も中国から伝搬して来たというよりは、日本は島国日本で独自に幽霊が誕生して行ったみたいですね。

 
 

 幽霊の話ってよく、この世に怨みを残して現世をさ迷う幽霊を偉いお坊さんがお経を唱えて成仏させたりするけど、幽霊と成仏ってよくワンセットみたく言われますけど、日本の幽霊は中国から仏教が伝来する前から居たそうです。仏教伝来の前、神代の昔から、というか神道の時代から幽霊は居て、まだ仏教がないから成仏じゃなくて幽霊は鎮魂されたそうです。

 
 

 人類の原始時代、知能が発達すると共に原始の文化として弔う、ということを始めた。遺体を土中に埋めて墓を立てる、とかですね。その頃、自分の愛した人·大切だった人、自分たち集団にとって大事だった人が死んでしまったとき、肉体は腐って骨となりやがて消滅するけど魂は残る、みたいなコトを考えたんでしょうね。「魂」の発見か発明かと幽霊の概念はだいたい同じ頃に出来上がったんじゃないかな。だから多分、宗教が生まれるより前に幽霊の概念はあったでしょうね。

 
 

 まぁ、幽霊はファンタジーって考えるのが現代の一般的常識かなぁ。幽霊を信じてる人は信じてるでしょうが。幽霊の概念があってこそ、ホラーやスリラーを楽しめるし。「リング」シリーズの貞子も「呪怨」シリーズの伽椰子も俊雄も幽霊でしょ。

 
 
コメント
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