うろ覚えライフ。

巷の旬な話題と情報への個人的意見、日々雑感。懐古・郷愁。漫画・映画・小説・ポピュラー音楽。

福岡のバスキアは認められない

2008年02月26日 | 時事社会ログ

 

naojii:

 

○福岡市落書き 少年2人を書類送検へ 建造物損壊容疑 「見てほしかった」

 

       『  落書き被害が相次いでいる福岡市中心部でマンションの壁にスプレーで落書きしたとして、福岡中央署は建造物損壊の疑いで、同市東区内のアルバイト少年(19)と同市城南区内の無職少年(18)を25日にも福岡地検に書類送検する方針を固めた。  』・・

 

 

 スプレーで街中の建物や壁のあちこちにラクガキをいっぱい描いて回って、迷惑な話だが、少しは絵心があるようなタッチだ。一人は美大の中退少年らしい。青年か。「自分のデザインをたくさんの人に見てもらいたかった。ほかの場所でもやった」と話しているらしいが、僕が思うにこの青年(少年)、バスキアを夢見たのではないだろうか。

 バスキアとは、27歳で生涯を閉じたアメリカの天才黒人画家。黒人といってもハイチ系プエルトリカンですね。17歳頃から、地下鉄やスラム街地区の壁に描き回ったラクガキが、独特の個性的なアートになっていて、芸術家や識者たちの目に留まった。まあ、そこを出発点にアートのスターダムに昇って行く訳ですけど。

 この美大中退青年(少年)も、学業をまっとうして社会に出て行き、正攻法で階段を上り、いづれはアートで身を立て名声を得たい、というサクセスロードを、出だし少しのとこで、もう挫折したので、後ははみ出た異端の道を、運任せで一か八かやってみよう、九州の、いや、日本のバスキア目指して、と思ったのだろう。あまりにも神頼み過ぎる夢だった。

 バスキアを夢見ても、犯罪だもんねえ。モチ、本当はバスキアのやったことも犯罪。天才なんて10万人に一人も居るもんかね。

 青年と少年にこだわったのは、昔、まだ存命のジョン・レノンのことを雑誌の一つの見出しで、「34歳の若き青年、ジョンレノン」と紹介していたので、その時、へえ~34歳でも青年と呼ぶんだ、と随分驚いた記憶がある。ロック・ミュージシャンとかは雰囲気が若いですからねえ。20歳未満は少年法が適用されて、少年犯罪とか言ったりするし。いったい青少年はどのあたりを境にして、少年・青年と呼び分けるのだろう?とふと、考えてしまったからです。

 

 

[関連ニュース]

○落書き防止へ壁画作製、福岡・大名のブロック塀
○福岡で「落書き消し隊」の支援に警察学校生らが活躍

 

 

 

 

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不適切発言

2008年02月25日 | 芸能ログ

 

naojii:

 

○しょこたん、テレビ番組で不適切発言 ブログなどで謝罪

 

     『   「しょこたん」の愛称で知られる人気タレント、中川翔子(22)が24日、TBS系「サンデー・ジャポン」に出演し、海上自衛隊のイージス艦「あたご」の衝突事故に対するコメントで、行方不明の吉清(きちせい)治夫さん親子の安否がいまだ不明にもかかわらず、「絶対に避けられるべきだった事故ですよね。本当に、二人とも絶対に避けられた…死ななくてすんだはずなの…」と発言。番組のエンディングと、自身のブログを通じて謝罪した。  』・・・

 

 

 事故のその日の夜くらいの、まだ早い段階の、TVのニュース番組の中で、解説アナが「自民党の議員の中から、こんな考えられないようなコメントも出ました」と言って、自民党の笹川さんだったかな、の、「もう死んでるよ」という一言を拾った映像が流れた。明らかにTV局の狙い映像だけど。笹川議員もその時はまさかTVで流されるとは考えず、うっかり口をすべらせたのだろうけど。大衆に対して配慮が欠けた言葉というよりも、政治家にしてはマスコミの前でのケアレスミスの軽口、みたいなものでしょうけど。

 でもね、局の番組も、こんな大変な事態のコメントを、しょこたんに求める方がおかしいよ。僕は、番組の方を、馬鹿か!って言ってやりたいですね。あの、事故後の状態だったら、十中八九以上に限りなく助からないに近い、とニュースを見聞きした人のほとんどは思ってる筈。楽屋裏でも巷と同じ話が出るでしょう。しょこたんの耳にもそーいう噂話は入るよ。しょこたんには解んねえよ。そんな分別が着くもんかね。司会者が悪いよ。意地が悪いのか何なのか知らないけど。しょこたんに振るなよ。ものの解る文化人コメンテーターに振れよ。だいいち、そういう難い報道系番組にしょこたんをコメンテーターに出すなよ。僕は、このTVは見てないけど。

 今回のしょこたんの場合は、倖田來未の時と違って、世間からも叩かれはしないだろう。ケースも違うが、キャラの違いもあるだろうね。芸能人的に、倖田來未の方がぐんと人気があるだろうけど、嫌いな人も倖田來未の方がずうっと多そう。しょこたんは一般視聴者に敵はあんまり居なさそうだもんね。無論、僕も倖田來未よかしょこたんの方がずっと好きです。

 事故直後でも寒い時期の未明の真っ暗な海だし、真ん中の操舵室の部屋ごとすっぽり無くて上がって来ないし、陸地は遠いし、もう早い時期から絶望的だったんだろうな。気の毒だけど、漁船側のケアレスミスもあったのだと思う。他の幾つもの漁船は回避したのだし。討論番組の一つで、漁船側の非を全く検証、報道しないマスコミの姿勢はおかしい、と言っていた。

 

 

 

 

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三浦元被告:米当局が殺人容疑で逮捕

2008年02月24日 | 時事社会ログ

 

naojii:

 

○<三浦元被告>米当局が殺人容疑で逮捕 旅行中のサイパン島

 

    『  米紙ロサンゼルスタイムズ(電子版)は23日、ロス銃撃事件(ロス疑惑)で殺人罪などに問われ、最高裁で無罪が確定した三浦和義元被告(60)が22日、旅行中のサイパン島(米国自治領)で米当局に殺人容疑で逮捕されたと報じた。・・ 』

 

    ・・[ ロス疑惑 - 81年8月、三浦和義元被告の妻一美さんは、米国を旅行中に滞在していたロサンゼルス市のホテルの自室で頭をハンマーで殴られ、けがをした(殴打事件)。その3カ月後、同じロス市内で夫妻は銃撃され、三浦元被告が左足に重傷を負い、一美さんは頭に銃弾を受けて約1年後に死亡した(銃撃事件)。週刊文春が「疑惑の銃弾」として連載したこれらの事件が「ロス疑惑」だ。

 殴打事件では85年9月に保険金目当てで実行を依頼した元女優とともに逮捕され、懲役6年の実刑が確定。銃撃事件では、実行役とされた駐車場経営会社社長とともに88年10月に逮捕され、1審で無期懲役の判決を受けたが、東京高裁で逆転無罪。最高裁が検察の上告を棄却し、03年3月無罪が確定した。‥]

 

 

 つまりこれは、アメリカの方は、まだ済んだことではなかった、ということですかね。

 

○三浦元被告:米捜査当局が新証拠つかむ? 専門家の見方

     『   前田雅英・首都大学東京法科大学院教授(刑事法)は「米国の捜査当局も、三浦元被告の無罪が確定したことは当然知っている。それでも逮捕したのは、日本の裁判では出てこなかった有力な証拠を握っている可能性が高い。ロス市警が日本の警察と太いパイプを持っているとも考えにくく、独自の捜査を続けていたのだろう」とみる‥  』

 

 

 う~ん、真実はどうなんだろう?昨年ですよね、平塚だか横浜だかのコンビニで万引きして警察に捕まったの。何か、こう、物腰とかやる事とか胡散臭い感じがしてしまう人ですよね。万引きと計画殺人とは全然違うものだし、人を態度や風貌だけで判断してはいけませんけど。この人は、拘置所に13年間くらい入ってたんですよね。日本では晴れて無実、大手を振ってコンビニで万引きを‥、いや、盗みは絶対にいけませんけど。あ~あ、サイパンに海外旅行なんて行っちゃうから。海外旅行行くなんて豪勢だな。収入はどうしてるんだろ?13年間も拘置された慰謝料が警察当局から出てるんだろうか?

 しかし、まだまだ終わらない事件でしたね。謎が深い。        


 

 

 

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最新鋭自衛艦が小さな漁船にぶつかる過失事故

2008年02月23日 | 時事社会ログ

 

naojii: 

 

○見張り、清徳丸を報告せず=「危険性ないと思った」-イージス艦衝突事故

 

 今はもう毎日の朝昼晩のニュース番組はこれで持ちきりですね。勿論、夜中も早朝のニュースも。最初は、あんな大きな自衛艦を避けなかった漁船の方にも非はあるのじゃないか、とも思いましたが、TVのニュースを追う限りでは、やはり自衛艦の方が悪いようですね。

 そもそも、漁港近くの漁場の海域で自動操舵で真っ直ぐ進んでいた、というのが、乗り組み自衛官にあまりに配慮が無さ過ぎる。あんな、夜中や未明頃とはいえ、小さな船がうじゃうじゃ走っているような沿岸海域で、仕事中の乗組員はぼおーっとしていたとしか言えませんよ。たくさんの小さな漁船たちもレーダーなり目視なりで、自分たちに比べれば巨大な船を見つけて回避したんだけど、海域にはいっぱい漁船が居るんだもの、それは間違ってぶつかっちゃう小船もあるよ。自衛隊の巨大艦船だから小船がみんな避けてくれる、とタカくくって気を抜きっ放しで、機械任せで船動かしてた自衛隊の方が絶対悪い。

 外国の沿岸地域で他国の一般船をぶつけて壊して、外国人を殺していたら国際問題でエライことですよ。それと、誰か議員が言ってたんだけど、テロ船が爆弾積んで体当たりだったら一発じゃないですか。機雷だったらどうするんだろう。軍艦が、間抜けている、としか見えませんよ。

 自衛隊そのものも平和ボケで緊張感が無いんじゃないかなあ。自衛官も大勢は、どうせ本当の戦闘なんか起こりっこないんだから、全て演習なんだからと、結局、意識の奥では緊張感を持たず、タカをくくった気持ちがあるのではないか。また、漁民を含む国民の大半の大衆は、この格差社会で一般庶民は経済的に疲弊して、日々の生活に苦しんでいるのに、あんな自衛隊の使いもしないバカ高い、高性能兵器の船や何かに巨額の税金を使って、少しは庶民の生活の助成に回せばいいのに、と自衛隊の存在をあまりありがたいものとは感じていないんじゃないかな。

 だって漁民を含む一般大衆は、働いても働いても生活がラクにならないワーキングプア状態ですよ。それで多額の税金を取られて、その中から巨額を投じてアメリカから高性能の兵器を買って、まあ、国民自体も平和ボケはしてるんですけど、ものすごく高価な兵器も自衛官が使いこなせずにぶつけてしまう。それは国民も大ブーイングを起こすでしょう。

 それに海域の安全を見ているのは、自衛艦ではなくて海上保安庁だしね。何か、漁民を含む大衆の意識下では感謝感がなく、「無駄」という感じがけっこうあるんじゃないだろうか。

 自衛隊も、兵器は税金で買っている、どえらく高価なものなんだから、もっと意識して慎重に慎重に使いましょう。やる気が無いんだったら、気を抜いてだらだら演習や何か模擬軍隊の仕事せずに、すぐに辞めて、一般の普通の仕事に就いてください。こんなことしてると国民は、ますます自衛隊への感謝の気持ちがなくなるし、自衛隊の存在意義も疑いだすじゃないですか。

 自衛艦がたくさんの燃料代など莫大な経費を使って、遠洋まで月日を掛けて実戦ではなくて訓練で出向いて、乗組員の自衛官たちは手当てや給料など高額を貰うんだろうけど、世の中では病気の独り暮らしのおじさんがオニギリが食べたいと遺書を残して餓死したりしているのに、貴重な税金を湯水のように使って、国民は国防の為と文句を言わずに黙ってて納得した風にしてるんだから、貰ってる高給のためにも真面目にやれよ。

 報告時間のメチャメチャ掛かり過ぎも、指揮系統のお粗末さを露呈し、お金ばっかり掛けて頼りないことこの上ないし、諸外国の笑いものですよね。米軍なんかどう見てるんでしょう?しょせん、実戦じゃ使えねえな、とか嘲笑してるんでしょうね。

 石破防衛大臣も、爆笑問題太田とバラエティーで口喧嘩してた時や、マスコミにUFOの話してた時の、あの余裕の顔はないですね。顔色が違う。大臣なったばかりで可哀相な気もする、と思ったけど、考えたら小泉内閣でも防衛庁長官やってるから二度目ですよね。ヘタレシビリアンコントロールだなあ。官庁公務員は何処もかしこも基本的な意識改革ですねえ‥。

 

 

 

 

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ノムサン - 野村監督

2008年02月22日 | スポーツログ

 

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○ノムさんご立腹「キャンプの収穫なし」

 

     - 『  「キャンプの収穫?なし。辞表出したくなるよな、毎日よ。辞表ってのは何枚必要なんだ?1枚でいいのか。受け取ってくれなきゃ何枚も出さなきゃいけないな。今年1年も、ぼやいてぼやき倒して終わりましょう」・・

        「みんな不合格。相手のメンバー見たら格の違いを見せないといけない」。さらに4回無失点と好投した先発・片山も「あの球じゃ1軍はムリ」と切り捨てた。さらに1番に起用し、2安打したルーキー聖沢もバッサリ。 ・・

        3年契約の最終年。野球人生の集大成として位置づける今季は、2年ぶりに夜間の監督ミーティングが復活。報道陣には「優勝して辞めたいわな」と漏らすなど、今季に懸ける意気込みは相当強い。そんな指揮官のぼやきも、それだけチームに手応えを感じているからこそだ。   』・・・

 

 

 もう昨年の記事になると思うが、多分、まだペナントレースがあってた頃でしょう、どれだったか忘れたが週刊誌の芸能ゴシップ関係の記事に混ざって、楽天イーグルスの試合後の、控え室近くの廊下みたいなトコでの、監督インタビューで、結果コメントを語る野村監督が、記者たちに異様に臭っていたらしい。隣に立って居たマーくんも臭っていて、臭かったと後で顔をしかめていた、と、その週刊誌記事文に書いてあった。のを憶えている。

 まあ、歳が歳ですからね。けっこう肥満太りしているし、老齢に寄る筋肉の減少も当然かなりあるし、あの身体あの動きからは監督本人は、あんまり運動はされていないようだし、何処もかしこも筋肉は緩んでいるでしょうし、当然、局所もユルユルに近づいて行ってるだろうし、人間誰も年齢には勝てない。仕方ないよ。ひょっとしたら身体の何処かに障害を持たれているのかも知れないし。

 過酷なプロ野球選手の第一線に長く居続けて、今はおん歳72歳ですもんねえ。よくやってますよねえ。すごい!スポーツ人としての超高齢で負けじと頑張る心意気。大を漏らしたのが何ですか!しかも誰もが嫌がる、あの楽天イーグルスの最悪最低成績からの脱出と向上を請け負った、幾つになっても衰えぬ勝負師魂。いやはや本当にすごいし、立派な老人です。

 ジジババになったら誰でもみんな緩むんだ。下は。

 しかも公約どおり、楽天イーグルスの成績は年々、目に見えて上がって来ているし。

 オリックスバッファローズの残り物を掬い取った選手ばかりの球団が、楽天イーグルスは昨年の成績なんて、すごいものですよねえ。山崎選手の大活躍なんかも見れたし。マーくんもダルビッシュの次に来るよーなプロ野球アイドルだし。

 昨年は、TVの夜のスポーツニュースでは毎回、ロッカールーム近辺でのノムサン監督インタビューが必ずあった。シーズン・オフでもよくTV番組のゲストに出てるし、野村さんはあれで人気者なんでしょうねえ。まあ、今は視聴者はちょっと面白がって見てるけど、元々は日本球界史を代表するような大打者でもありますしね。     

 

 

 

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クイズ雑学王

2008年02月22日 | 芸能ログ

 

naojii:

 

 テレ朝系の「クイズ雑学王」の中で、瓶詰め錠剤薬品の容器の上部に詰めてあるビニールは、どういう理由で入れてあるのか?という問題があり、映像の中でサンプルに使われていた薬瓶が、武田薬品工業のアリナミンAの錠剤であった。

 アリナミンAも今はいろいろな種類があるので、A25錠だったのか何だったのか、そこまで気づかなかったのだが、TV番組の内容内で、どこぞのメーカーの商品が無造作に出て来ることが多いですよね。

 あれって、週刊誌で、ちょっと前になるけど、読んだんだけど、あれも、番組本編内に企業の商品出して、局は広告料取ってるらしいですね。しかもメーカーに取っては、スポンサーでCM出すよりも、ぐんと割り安で、広告効果率が良いんだとか。

 考えてみれば、僕みたいにチャンネル持って、あちこち変えながら見る視聴者って、特にCMに入った時にチャンネルを変えますよね。これは、スポンサーは、番組に高いスポンサー料出してる意味がなくなってしまう。勿論、CMが出てる時間帯は同時期のことが多いけれど、微妙にずれていることも事実。

 サブリミナル効果とは違うけれど、ドラマでもバラエティーでも、特に商品名紹介はなくとも、番組本編内で何気なくサンプルとして扱われることで、視聴者の無意識レベルみたいなトコに印象付ける。ホントに、けっこう広告効果ありそうですね。

 で、ここのタイトルは「クイズ雑学王」ですが、今回の話はそれだけです。この前の放送は見ていて、とにかく眠くて眠くていつの間にか寝てしまいました。いや、別に番組がつまらないのではなくて生理現象です。「クイズ雑学王」で取り上げる問題は、けっこう難しいものが多いですよね。

 クイズバラエティーって多いけれど、いわゆるオバカタレントと呼ばれる芸能人たちのあまりにひどい無知ぶりを笑うばかりではなく、視聴者は、けっこう頭の体操的意味が大きくて人気があるんでしょうね。

 

 

 

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弁護士のくず

2008年02月21日 | ブックログ

naojii:

 今月半ばに書き掛けて保留してた記事なんですけど。

○人気漫画「弁護士のくず」、弁護士が掲載差しとめの仮処分申請
○漫画「弁護士のくず」、小説酷似? 著者、差し止め申請・東京地裁

○ <「弁護士のくず」>漫画家と小学館「盗用ではなく参考」

     『  テレビドラマ化された人気漫画「弁護士のくず」で、自身の著書を盗用されたとして、弁護士の内田雅敏氏が13日、同作を掲載する漫画雑誌「ビックコミックオリジナル」発行元の小学館と作者の井浦秀夫氏に、次号での掲載中止などを求める仮処分を東京地裁に申し立てた。  』・・・

 (で、その後‥)

     『  人気漫画「弁護士のくず」を巡り、内田雅敏弁護士(東京弁護士会)が「自分の小説の盗用」と連載差し止めなどを求めた問題で、漫画家の井浦秀夫さんと連載誌を発行する小学館が20日会見した。井浦さんらは内田弁護士の著書を参考にしたと認めた上で、「著作権が及ぶのは具体的な文章表現だけ。記載されているのは実際の事件で、参考にしても著作権侵害には当たらない」と主張した。  』・・・ 

 僕、この漫画はよく知っているんだけど、一、二回はビグコミオリジナルで読んでいると思うけど、絵柄が好みではないので、漫画そのもののファンではない。だけど、TBSのドラマ「弁護士のくず」は、トヨエツの好演で面白くて見てました。TVドラマは好評だったと思う。サブ主役の伊東英明や高島礼子の役どころも良くて、ドラマ自体は面白かった。

 「弁護士のくず」の作者の井浦秀夫さんは、本作で2004年度の小学館漫画賞を取っているんですね。ビグコミオリジナル本誌の寄稿文で、TV「行列のできる法律相談所」のレギュラーで有名な北村晴男弁護士が、原作の井浦さんは自分の同郷の高校同級生であり、大学も同じだと書いていた、のを読んだ記憶がある。あの文中では、最初はそれを知らなくて漫画作品のファンだったが、後に旧知の同級生だと解った、と書いていたと思う。

 井浦秀夫さんは、北村弁護士と同じく早稲田の出身ですが、法科ではなく文学部で、早稲田漫研から、早大出の大先輩、東海林さだおさんのアシスタントをしていたという、漫画畑ひとすじの人なんですね。作風から、大学法科出身で弁護士になれなかった、言葉は悪いけど法律家くずれ(ごめんなさい)みたいな方かと思っていたのですけど。そういえば「弁護士のくず」漫画原本のクレジットに、監修の法律家の名前が記載してありましたね。

 グーグル検索らんに「弁護士のくず 続編」という項目があったので、「続編」ができるのかと思ったら、「続編」を望むファンの声が多いということでした。なあんだ。漫画の方の連載はずうっと続いていますから、ドラマの方ですね。そういえばドラマ最終回でトヨエツの続編があるかも?みたいな意味深発言がなかったっけか?記憶違いかな(?)。

 よく、盗作騒ぎで著作権法で揉める事態が多いですけど、何しろ、小説にしろ劇画にしろ、TVのドラマにしろバラエティーにしろ、あるいは映画にしろ、物語のストーリーというものは、過去は明治の頃を始発として百年は続いている訳でしょう。大正時代からもう大衆小説は隆盛してたし、60年代以降のエンタメの脚本ストーリーって膨大な量ですよ。逆に重ならない方がおかしいような気がする。小説、エッセイ、評論、漫画等等べらぼうな著作量の飽和状態の現代で、毎日毎日溢れんばかりの情報がドバッと出てる訳だし、それに最近は素人が書いたBlog記事の著作権的なものまでうるさいでしょう。Blog開いてる人、何百万居ますか。まあ、プロが素人のBlogから拾って、ちゃっかり自分の考案にしちゃうのは情けない話ですけど。

 著作権の盗作騒ぎは、もう少し大目に見てもいいんじゃないかと思うけど。でないと、現代人はもう、ストーリーが作れないよ。60年代は漫画そのものの社会的価値がメチャ低くて、盗作だとかは騒ぎになることはなかったなあ。

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芋洗坂係長

2008年02月20日 | 芸能ログ

 

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○R-1僅差で逃した“40歳の新人”芋洗坂係長って?

 

    『  お笑いのピン芸人No.1を選ぶ「R-1ぐらんぷり2008」。連覇したなだぎ武(37)に僅差で敗れた40歳の“新人”芋洗坂(いもあらいざか)係長が、にわかに脚光を浴びている・・

      ・・ この“係長”、実はかつてお笑いコンビ「テンション」の小浦一優として人気を得ていた。相方の田口浩正(40)は今や俳優として映画「チーム・バチスタの栄光」やテレビ朝日系ドラマ「未来講師めぐる」などで大活躍。コンビ時代は「♪ラリポップ、ラリポップ…ボボンボンボンボン」と軽妙にオールディーズをハモりながらネタを繰り出した。「当時は田口さんがデブキャラ、小浦さんはやせていた」・・

     ・・ 小浦はその後、イジリー岡田らと劇団アンテナコンテナを設立。舞台の道を歩んでいた。役者だけでなく、ダンスや振り付けも教え、脚本も書くマルチな才能の持ち主。  』 ・・・

 

 

 視聴率が一番良かった瞬間は、グランプリ大賞のなだぎ武の芸の場面でも、グランプリ決定の瞬間でもなく、芋洗坂係長の芸の場面だったらしいですね。僕は、8人の中で、芋洗坂さんの芸が一番面白かったなあ。YouTubeで、もう一度見ても笑えた。お笑いも個人の嗜好があると思ってるんだけど、僕はなだぎ武さんは友近とやるディラン&キャサリンの方がずっとおかしい。演技はうまいんんだろうが、今回の芸は笑えなかったなあ。しかし、なだぎ武さん2連覇だから、実力はあるんでしょうけど。

 平均視聴率が関西15.7パーセント、関東8.7パーセント。ほぼ倍に近いような数字で、関西人はお笑いが大好きなんだなあ。何か、大坂人は、生活の場の世間話で必ずオチを着けなきゃならない、とか言ってたが、本当かなあ。何でもない毎回の話でその決まりがあったら、けっこう大変だよなあ。しかし、お笑いの実力は、小さい頃から、普段の生活の場で培われて行くことになる。これでは、他の地域の人間は、お笑い力の偏差値では絶対に勝てんはなあ。

 

 

 

 

  

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犬神家の一族

2008年02月19日 | シネマログ

 

 

naojii:

 

○「犬神家の一族」

 

 

 邦画界の大巨匠、市川崑監督が亡くなられたということで、追悼番組として、06年の作品「犬神家の一族」をTV放映していた。僕は最初の方(正確には一番最初の映画化は1954年らしい)、76年公開の映画「犬神家の一族」は劇場で見ているが、同じ監督に寄るリメイク版は初めて見た。

 途中から見て、しかも時々、「たけしのTVタックル」や「報道ステーション」等の裏番組を見たりもしたので完璧に全編見てはいないが、最後のクライマックス、推理ものの謎の解き明かしシーンは圧巻だった。

 えらい昔に見た最初の映画は、もう、内容をかなり忘れていたので、「謎」部分は全然記憶に無く、今回のは、新鮮な怪奇色の探偵映画として見れた。いやあ、すごい!と驚きました。

 昔読んだ、故・今東光さんのエッセイ文か何かで、当時の今大僧正がヨーロッパの女性文学者と対談して、自分が子供の頃から算数・数学が苦手であることを話すと、その外人の女性文学者が言うには、小説家が一つの物語を構築する頭脳作業は、数学者のアタマの働きと非常によく似ている、ということだった、という話を書いていたのを思い出した。

 この「犬神家の一族」のお話の謎の構築はすごいものですよ。連続殺人という巨大な謎を、いくつもの小さな謎を、誰もが納得が行く辻褄で、組み合わせ、組み立て組み上げて行く。名作を紡ぐ推理小説家の頭脳とはすごいものだなあと感嘆した次第です。

 僕はもともとが出来の悪いアタマで、子供の頃から算数・数学が苦手で、高等数学なぞはさっぱり解りませんでしたから、こういった推理小説の名作を紡ぎ上げる、難解な数学の数式を説き明かす、あるいは組み立てるような頭脳の使い方には、驚嘆しかありません。

 本当に、名作と呼べるような物語を構築する頭脳は、非常に数学的な頭脳だと思います。特にこういった、後世に残るような探偵小説の名作の物語構築には、数学的頭脳の際立った働きが不可欠でしょう。と思う。

 いやはやすごい明晰な頭脳ですよ。天才的な探偵を活躍させるのも、天才的な謎やトリックを考え出す犯罪者を登場させるのも、物語を紡ぎ上げる推理作家の、かなり良質な脳味噌に寄る作業ですから。

 僕は、横溝正史さんの作品は2冊くらいしか読んだことありません。僕が小説を読み出した頃は、まだまだ社会派推理小説の時代で、王者、松本清張がベストセラー作家として君臨していました。17、8歳の頃、横溝作品は1冊、「夜歩く」を読んでいます。これも名探偵・金田一耕助シリーズの長編の一作で、お話のクライマックスで、あっと驚く謎の解き明かしのある作品でしたが。金田一耕助シリーズではあんまりメジャーではない作品ですね。後は、20歳頃に「悪魔の手毬歌」を読んでいて途中で投げてしまったことくらいしか記憶にないです。余談ですけど、僕は高校時代、松本清張の虜みたいになってましたね。

 でも、社会派推理ミステリの時代に、角川春樹が映画で横溝正史作品を取り上げたから、もう一度、本格推理が見直され、76年の映画「犬神家の一族」の大ヒットで、角川文庫の金田一耕助シリーズを代表とする、本格推理小説が爆発的に読まれるようになった。

 まあ、僕はその後、島田荘司さんの「占星術殺人事件」に出会い、新本格という流れに乗っかって探偵小説を読み出すんですけど。

 日本映画史に残る巨匠、市川崑監督は、今月の13日に亡くなられて、TVのニュースやワイドショーなどで特集で報道されていた。92歳は大往生といってもいいんじゃないかと思うけど、かなりな年齢まですごいヘビースモーカーだったらしい。僕の親父も80歳を過ぎるまで煙草は吸い続けていたが、87歳の誕生日目前まで生きた。煙草は有害だと、いつでも何処でも言い続けられているけど、ずうーっと煙草を吸い続けていてけっこう長生きする人って割と多いですよね。寿命って、解らないものだなあ。

 僕は映画は娯楽として、面白いとか楽しいとかで見る人間であり、映画作品を芸術的文学的に鑑賞する人間ではないので、特別、市川崑監督の映画作品に対して、思い入れとしての何がしかの理論的な意見は持ちません。映画作家の個性や映像技術とかコアな部分はさっぱり解りません。映画を見る時、あんまり、誰それの監督作品とか気にしないしナ‥。本当は、若い頃からもっと、芸術性文学性の高い映画作品を見るべきだったんだろうなあ‥とは思ってますけど、駄目でしたネ。

 石坂浩二さんの金田一耕助は若いときの方が、躍動感があって良かったなあ。

 

 

 

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R-1ぐらんぷり

2008年02月18日 | 芸能ログ

 

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○<R-1ぐらんぷり>なだぎ武が2連覇

 

    『   ピン(一人)芸人日本一を決める「R-1ぐらんぷり2008」の決勝戦が17日、大阪市北区の関西テレビで行われ、なだぎ武さんが昨年に続いて優勝し、賞金500万円を獲得した。2位はわずかの差で芋洗坂係長さんだった。  』・・・

 

 

 連覇するとはすごいし、本当に面白いんだろうナ、とは思うんですけど、これが、僕はそんなに面白いとは思わない。僕は笑えないんですよね。確かに演技的な芸はうまいと思うんですが。

 僕が自然とゲラゲラ笑うのは、多分、予選で落ちたであろう芸人たちにいっぱい居ると思う。2位の、初めて見る芸人、芋洗坂係長の方が、僕にはおかしかった。

 お笑いを見たり聞いたりして笑う個性、というのは違うものなんだな、と改めて思いました。同じ芸人のものでも、笑えるネタと面白くないネタとあるし。よく、「ツボにはまる」という言い方をしますが、笑いの個人の嗜好というものも、大袈裟にいうと千差万別あるものなんだろうな、と思いましたネ。勿論、世代別でも違うでしょうし。

 ところで、「R-1ぐらんぷり」の、『R』は落語から取ったものらしい。それは違うだろう、という感じがします。落語協会はクレームをつけなかったのか?業界最大手吉本興業が主催だし、そんな細かい事は問題にしないのか。独り芸だったら誰でも参加できるから落語家でもいい訳ですけど、落語のベリーベストを決定する催しではないしなあ。まあ、僕もたいして文句をつける気もないですけどねえ。歴史ある伝統芸の落語では、こういうトーナメント大会はやらないでしょうしねえ。やっても今の時代じゃウケないだろうけど。

 漫才も漫談もコントも、ひとたびメジャーになったら、タレントか司会になってしまう。もう芸はやらなくなる。クイズの回答者とか、各種タレント。そこがちょっと文句があるかなあ。ちょっと納得行かないような。青木さやかは漫談やれよ。鳥居みゆきも一般タレント化するのはつまんねえなあ。

 

 

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