生きたまま極楽! 

ワタクシ、naojiiの、巷の旬な話題と情報への個人的意見、日々雑感。

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イージーライダー

2010年06月01日 | シネマログ

 

○「イージー・ライダー」デニス・ホッパーさんが74歳で死去

 

      映画「イージー・ライダー」の監督・主演として知られる米俳優デニス・ホッパーさんが5月29日、前立腺ガンの合併症により、米ロサンゼルスの自宅で死去した。74歳だった。

ホッパーさんは、1936年5月17日、米カンザス州ドッジシティ生まれ。1950年代にジェームズ・ディーン主演作「理由なき反抗」「ジャイアンツ」に出演。ディーンは親友だったと言われる。69年には、監督・脚本・主演を兼ねた「イージー・ライダー」が大ヒットを記録。同作はアメリカン・ニューシネマの代表作、カウンターカルチャーの象徴的作品として映画史にその名を刻んだ。

ハリウッドの反逆児の異名を持ち、アルコールやドラッグにおぼれた時期もあったが、その後も「アメリカの友人」「地獄の黙示録」等の作品で存在感を示し、86年のデビッド・リンチ監督作「ブルーベルベット」の怪演で復活を遂げた。

また俳優・監督業以外にも、画家や写真家などさまざまな顔を持ち、現代美術コレクターとしても知られていた。私生活では、5度の結婚を通して4人の子どもをもうけたが、最晩年は、5番目の夫人との泥沼の離婚劇にメディアの注目が集まった。

「イージー・ライダー」で共演したピーター・フォンダは、訃報を受けて「僕にポップアートと“失われた”映画の世界を教えてくれたのはデニスだった。僕たちはアメリカのハイウェイをともにバイクで走り、そしてハリウッドの映画作りのやり方を変えた。彼の情熱と友情に恵まれたことに感謝したい」とのコメントを発表した。

 

 

 映画「イージーライダー」というと有名な楽曲は、「ワイルドで行こう-Born To Be Wild-」だけど、無論、この曲も終生耳に残り続けるような曲だけど、僕は「イージーライダー」というと挿入歌の「Wasn't Born To Follow」が大好きだった。「イージーライダー」のサントラ盤を買って来て、毎日何度も「Wasn't Born To Follow」を聞いていた。「ワイルドで行こう」は忘れられない曲だが、それ程好きな曲という訳でもない。映画挿入歌で、映画ではラストシーンに流れる、何だかもの悲しさを誘う「イージーライダーのバラード」もよく憶えているが、このサントラ盤では僕は「Wasn't Born To Follow」ばかりを聴いていた。

 「イージーライダーのバラード」はロジャー・マッギンだったのか。今頃気付いた。ボブ・ディランの30周年記念コンサートアルバムでよく憶えているロックミュージシャンだ。映画「イージーライダー」のラストには結局、虚しさが漂う。自由を求めて流浪して、最後にあったのは悲劇で、結末にあった答えは“虚しさ”だった。映画の捉え方は各人個々に違うものだろうが、僕が初めて映画を見たときは、そう言っているように聞こえた。その虚しさに、スローバラードのやるせない曲、「イージーライダーのバラード」が流れ、漂う。サントラ盤ではこの曲もあんまり聞いてない、と思う。

 どでかい大型バイクをフリーウエイでぶっ飛ばす、自由を象徴するヒッピー風の白人の大男の衝撃的なカッコ良さ。このイメージには正しく、ビートの効いたロック、「ワイルドで行こう」が似合った。そして自由を求める若者の希望を象徴する、メチャ明るい曲が「Wasn't Born To Follow」だ。

 僕は昔、本当にこのバーズの「Wasn't Born To Follow」が好きだったなあ。

 映画「イージーライダー」は当時の世界中の若者に衝撃を与え、日本でも大ヒットした。当時の日本の若者にもメチャ受けた。アメリカの自由。本当はアメリカの自由、というものとは違うんだろうが、そのカッコ良さから、単純にアメリカの自由、と捉えた。カウンターカルチャー。古い大人が作ったガチガチの規制とそれを守ろうとする大人たちの良識。そういう既存の古い価値をぶち破ろうとする、新しい若者の新しい力。当時の若者たちは憧れた。アメリカンニューシネマ。新しい若者の文化の到来を賞賛した。しかし映画のラストシーンと同じく、結局、最後には虚しさが横たわった。それはみんな、少し歳を取ってけっこう大人になってから解ったんだろうか。

 この映画を見て、大型バイクをぶっ飛ばして、田舎の広い道路を突っ走ることに憧れた若者は多かったろう。多分、その当時の日本人の若者もこの映画に影響されて大型バイクを手に入れたのではないか。

 僕は要するに今でいう“草食男子”みたいな若者だったから、バイクとかスポーツカーには憧れなかった。ただ、アパートの狭い部屋の中でレコードの曲を何度も何度も聴いて、自由の雰囲気を一人味わってた。時代が違うから、今の“草食男子”なるものとはちょっと違うけど。しょっちゅう、大酒をバカ飲みして回ってたし。ただ、生まれつき僕は、おしゃれとか高級車とかに興味がなかっただけだ。

 正直言って、僕はデニス・ホッパーさんにはそれ程、思い入れはない。映画「イージーライダー」以外でもよく映画で脇役で見掛けたし、一時は麻薬に溺れたことも知っていた。でも、「イージーライダー」というと僕にはピーター・フォンダだったし。けれどアメリカ映画界の大俳優の一人だとは知っていた。

 映画「イージーライダー」の日本公開は僕がまだ中学生になった頃で、僕が初めて見たのは名画座の銀幕で、75年か76年頃だろうか。名画座とはいえ映画館の大画面で見る大型バイクの爆走シーンは圧倒的迫力があり、ラストの悲劇的結末も含めてカッコ良かった。何か、感動した。それから何度かTVの名画劇場でも見た。

 「イージーライダー」は懐かしい映画だ。僕の記憶に残り続ける映画の一つだ。 

 

 

※(6/2)92年のアルバム、ボブ・ディラン30周年記念コンサートライブの冒頭、「ロジャー・マッギン!」と呼ばれて、ザ・バーズの最大ヒット曲、「ミスター・タンブリンマン」が始まるが、何と、このワシとしたことが、60年代ロックファンに馬鹿にされる、ロジャー・マッギンはザ・バーズの主力メンバーではないか。「Wasn’t Born To Follow」は確かキャロル・キングの曲だが、「イージーライダー」サウンドトラックの「イージーライダーのバラード」はロジャー・マッギン個人のアーティスト名義になっている。映画「イージーライダー」公開の時点でザ・バーズは既に解散していたのかな?僕は知りませんが。フォーク調の原曲「ミスター・タンブリンマン」よりも、ザ・バーズの「ミスター・タンブリンマン」の方がポピュラーロック風で良いですね。

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米特撮Xメン関係

2009年05月11日 | シネマログ

 

○『X-メン』の新たなスピンオフ映画製作決定!大ヒットを受けスピンオフ続々企画中

 

        『X-メン』スピンオフ映画『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』の大ヒットを受けて、20世紀フォックスは新たなスピンオフ映画を製作することを決めたようだ。米20世紀フォックが正式に発表したところによると、『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』に登場するキャラクター、デッドプールを主人公にしたスピンオフ映画を計画しているとのこと。デッドプール役は、『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』と同じくライアン・レイノルズが演じる。

  ‥ 『X-メン』のスピンオフ映画は、本作のほかにもイアン・マッケラン演じた悪役マグニートーを主人公にした『マグニートー』(原題)も企画されており、初代メンバーが活躍する「X-メン:ファースト・クラス」(原題)や『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』の続編製作も正式に決まっている。

 

 

 新作がスピンオフって、だいたい「Xメン」3部作本編でも、ウルヴァリンはほとんど主役だよね。ウルヴァリンの超能力って、他のメンバーや敵首魁らに比べると能力は、かなりチャチイものだよね。

 「Xメン」は原作はアメリカのコミックなんでしょ。かなり古くからある子供向けのカラーコミックでしょ。バットマンやスーパーマン、ファンタスティック4みたいな。「Xメン」3部作見てると、アメリカの50年代60年代のSF文学黄金期に現れた、60年代後半の超能力者SF小説がもともとの基本ネタなのではないかなあ、って気がするけど。

 僕は子供の頃、SF大好き馬鹿子供だったから、勿論、アトムや鉄人のロボット路線も大好きだったけど、超能力ものも目がなかった。超能力ものSF児童漫画にコーフンしていた。

 だから「Xメン」のシュチュエーションも気になって好きなんだよねえ。スピンオフが続々と作られるのは嬉しい限りです。

 

 

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快挙!アカデミー賞

2009年02月23日 | シネマログ

 

○<米アカデミー賞>「おくりびと」「つみきのいえ」同時受賞

 

       米映画界最大の祭典、第81回アカデミー賞(映画芸術科学アカデミー主催)の発表・授賞式が22日(日本時間23日)に行われ、滝田洋二郎監督(53)の「おくりびと」が外国語映画賞に選ばれた。56年度(29回)に同賞が独立した賞になって以来、日本作品が受賞したのは初めて。また、加藤久仁生(くにお)監督(31)の「つみきのいえ」が短編アニメーション賞に選ばれた。日本人監督作品の同賞受賞は初めて。

 日本作品のアカデミー賞受賞は02年度(75回)に「千と千尋の神隠し」(宮崎駿監督)が長編アニメーション賞を受賞して以来、6年ぶりとなる。

 「おくりびと」は、チェロ奏者から納棺師に転職した主人公が死者を装う仕事の中で家族のきずなを再確認していく物語。毎日映画コンクール日本映画大賞やモントリオール世界映画祭グランプリを受賞するなど、国内外で高い評価を受けてきた。

 外国語映画賞のプレゼンターが「Departures」と「おくりびと」の英語タイトルを告げたのを受け、壇に上がった滝田監督は「これが私にとって新しい旅立ちになる」と語った。

 外国語映画賞が名誉賞の一部だった時代、日本映画は「羅生門」(51年度、黒澤明監督)、「地獄門」(54年度、衣笠貞之助監督)、「宮本武蔵」(55年度、稲垣浩監督)の3作品が同賞を獲得。だが、その後は03年度まで11回ノミネートされながら、いずれも受賞を逃していた。

 「つみきのいえ」は水没していく家に住む1人暮らしの老人を描いた約12分のアニメーション。フランスのアヌシー国際アニメーション映画祭グランプリなどを受賞していた。

 加藤監督はオスカー像を手に「とても重い。ありがとう、アニメ」と言って喜びを表した。

 

 

 快挙!いやあ~、やりましたねえ。おめでとうございます。

 アメリカ文化が、日本の、土俗的といってもいい独自の文化の、シンプルで繊細な様式美を認めて、賛美した、ということなんだと思います。そうですね、日本人の、繊細さ。

 モックンとは、根っから真面目で真摯で、誠実にものごとを黙って推し進めて行く、繊細な神経を持った、極めて日本人らしい人なんだと思います。

 日活ロマンポルノよりも一段まだ下にある、いわゆるピンク映画という、エロだけのコミック映画を、長年撮り続けて下積みの長かった、滝田洋二郎監督も、機を熟したように、ここに来てやりましたねえ。アカデミー賞のオスカーですよ。

 いやあ~、すごい!皆さん、おめでとうございます。DVDが出たら見ようっと。

  

 

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「おくりびと」10部門独占

2009年02月21日 | シネマログ

○「おくりびと」最優秀作品賞など10部門独占/日本アカデミー賞

 

       第32回「日本アカデミー賞」授賞式が20日、東京・グランドプリンスホテル新高輪で行われ、本木雅弘(43)主演の「おくりびと」(滝田洋二郎監督)が最優秀作品賞、監督賞など10部門を独占した。滝田監督は「いままでかかわったすべての人に感謝したい」と喜びを語った。これからの抱負として「まだまだ、いっぱい映画を撮り続けます」と話した。

 「おくりびと」は本木雅弘主演で、遺体をひつぎに納める仕事を通して生と死の尊さを描いた物語。共演は広末涼子、山崎努ら。すでに国内の主要な映画賞を受賞しているほか、カナダのモントリオール世界映画祭でグランプリに輝くなど内外で高い評価を受けている。

 主演男優賞を受賞した本木雅弘は「まじめさは振り返ると一つのわがままで、現場でぐちぐち悩み続けている自分を、認めていただいていると思って通してしまう」とコメント後、監督・スタッフに向け感謝の言葉を述べた。助演男優賞の山崎努は「賞を若い後輩に譲りたい気持ちもなくはないんですが、せっかく来たからには賞が欲しいなと…。本当にうれしいです」と受賞の喜びを語った。

 主演女優賞の木村多江(37)は映画初主演での受賞。「なんと申しあげていいのか…。尊敬する樹木さんにトロフィーをいただけたことを感謝しています」とコメント。「この賞に見合う俳優になれるよう心を磨いていきたい」とあいさつした。

 「おくりびと」は、2月22日(日本時間23日)に米ロサンゼルスで行われる第81回アカデミー賞の外国語映画賞にノミネートされている。

  

 

 最初から穿った見方をしてしまうけど、この「おくりびと」の栄冠は、モントリオール映画祭グランプリや、アメリカアカデミー賞のノミネートなど、海外で話題となり目立ったんで、陽の目を見て祭り上げられることになったんで、もし海外で何にも無かったら、もともと地味な映画で、日本でも制作当時は、特にメディアも取り上げてなかったんで、日本アカデミー賞でも素通りされて、何でもない映画の一つとして忘れ去られて行ってたんじゃあないのか?

 なんて思ってしまった。勿論、僕は玄人肌での映画の批評など、とんでもないくらい出来ないし、僕には映画は個人的に、見て面白いかどうか、だけなんだけど、何か、国民性的に日本て何でも海外に影響されるでしょう。もし、この「おくりびと」が海外でちっとも話題になっていなかったら、他の映画がもっといろいろな賞を取っていたのではないか、と思ってしまう。

 何か、日本人て、アジアは全然気にならないけど、白人文化コンプレックスがあって、欧米の白人諸国の評価に弱いという気がする。自分トコの周囲のアジア諸国は、自分トコよりも低く見ていて、何か評価されても全く、気にしない、意に介さない、考慮に入れない、んだけど、白人文化圏で何か言われたらものすごく気にする、白人文化圏で評価されたら、あの白人たちに俺たちは褒められたんだ、と、ものすごいことのように嬉しく思っちゃって、欣喜雀躍してしまう。何か、白人、特にアメリカ人には、お墨付きの勲章でも貰ったように喜んでしまう、そういう白人文化コンプレックスが、実は日本人には心の底からあるように思えてしまう。

 まあ、僕も勝手なことばかり言ってますが。実は、僕は今回の日本アカデミー賞候補作って、どれも見ていません。だからこのニュース記事に対して、何かコメントを語る資格なんてないんですけど、どうしてあの地味な映画が、他の大作群を差し置いて‥、と疑問に思っちゃったもんですから。

 僕は映画観賞は完璧なエンタティンメント派ですからね。映画は娯楽!しかも見る比重は、圧倒的に洋画の方が多いし。好きなのは、活劇とサスペンス、ホラーだし。難しいことは何も考えません。

 やはりこういう賞レースとなると、真面目方向の映画が多くなり、例えば「少林少女」とか「僕の彼女はサイボーグ」とかいうよーな、ラブコメ入りベタ娯楽アクション映画なんてのは、鼻も引っ掛けてもらえない、という感じなんですね。

 でも、ま、日本人として、「おくりびと」は米アカデミー賞外国語映画賞、取れれば嬉しいですね。何だかんだ言っても僕も多大な白人文化コンプレックス者ですから。

 戦後、アメリカの、文化全体そのものからの洗脳は大成功していて、何か、僕らの心の奥底から、白人文化コンプレックスが染み渡っているみたいな気がする。

  

  

 

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ダザイ100年記

2009年01月19日 | シネマログ

○太宰治の代表作「人間失格」が角川で映画化

 

       生誕100年を迎える太宰治の原作の映画化が相次ぐ中、代表作の「人間失格」が角川映画が中心となって映画化されることが分かった。監督、出演者は現段階では未定だが、今夏までにはクランク・インの予定だという。

 太宰作品はすでに、秋原正俊監督、佐藤江梨子主演の『斜陽』(5月公開)、根岸吉太郎監督、松たか子、浅野忠信主演の『ヴィヨンの妻 桜桃とタンポポ』(秋公開)、冨永昌敬監督、染谷将太、川上未映子主演の『パンドラの匣』(秋公開)の3作品が製作されている。新たに「人間失格」の映画化が決まったことで、まさに太宰映画ブームの到来ともいえる。

 

 

 へえ~、太宰治と松本清張はだいたい同じ歳なんだね。オドロキ。僕は、高校2、3年のとき、松本清張ばかりを読んでいたので、清張さんの話題は気になるし、僕は18歳頃に太宰治の「人間失格」を読んで、初めて、本を読んでハッとしたような、ちょっとグサッといきなり刺されたような、何かそんな衝撃を受けた。嫌な思いだったと思う。何か、周囲の人には誰にも見せていない、心の奥底にあるものを見透かされたような。それまで、清張ミステリを代表とする大衆小説ばかりを読んで来ていて、面白くて感動した、というのはいっぱいあったけど、ダザイの「人間失格」の衝撃、あの嫌な感じ、は初めての経験だった、ように記憶しているけど。もう随分昔々の記憶だけど。

 特に「人間失格」が愛読書だった訳ではないので、一度読んだきりで、その後、「斜陽」と確かもう1冊、ちょっと厚めの短編集を読んだ。その短編集の表題作が何だったかも憶えていないし、太宰治の代表作、「斜陽」も読んで何か特別に心に残るものがあった訳ではない。でも、「人間失格」の読後感というのは憶えている。

 23、4歳頃、僕はSFファンで、SF作家の田中光二の小説を愛読していて、それで、田中光二の亡きお父上が生前、小説家であって、太宰治の墓前で自殺していたことを知る。このとき、太宰治という作家には、何かがあるんだろうな、と思った。何と言えばいいんだろう?内面的な影響力か。

 確か、昔、柴田錬三郎のエッセイを読んだとき、だったと思うけど、太宰のような幼児性の文学‥だったか、幼児性の強い小説だったか、そういうふうに評していた。三島由紀夫が若い頃、どちらも生きていた時代だけど、三島が太宰に面と向かって、僕はあなたみたいな人が嫌いだ、と言って、席を立って帰って、その後、太宰が、あの人は本当は僕のことが好きなんですよねえ、とか何とか言っていた、とかいう有名な話がありますね。今東光も、太宰を酷評していたように思う。

 弱さの美徳?弱さの美学?太宰治というとクローズアップされるのが、弱さと道化ですね。まあ、僕も太宰文学の研究者でも何でもないんで、知ったかぶりも書けませんが。

 僕は20歳頃だと思うけど、「人間失格」の映画を劇場で見ています。確か、有楽町日劇の地下で、ATG制作の映画だったように思うけど。最後に特別出演で赤塚不二夫が出ていた。全体的に、何か、気持ち悪い雰囲気があったように憶えているけど。何か、見た後に、あまり良い気持ちのする映画じゃなかった、という印象は憶えている。もう昔々のことで、映画の詳細は憶えていない。確か、脇役で、「人造人間キカイダー」のコメディー脇役の俳優が出演していた。

 調べてみたら、映画はATGの78年の作品、「新・人間失格」ですね。僕はもう、何十年も前のことだから、小説も映画も詳しいトコはよく憶えてないです。

 今年、映画製作されるという、「人間失格」ですけど、原作のテーマだけに、映画も陰鬱で暗い感じの映画になりそう‥。に思うけど。それでも、若い人たちは、映画作品に何かを求めて、見るかな(?)。

 昔よく、太宰治は青春期の病気みたいな文学だ、と言われてましたねえ。僕が18歳で読後、ハッとしてちょっと、グサッと刺されたように、嫌な気分を覚えたのは、「道化」に反応したからかも知れない。

 僕、太宰治の「パンドラの箱」は読んでませんけど、よく使われる意味では、「パンドラの箱」って、開けてしまったら(オオゲサですが)人類滅亡に導いてしまうかも知れないような災厄が飛び出す、決して開けてはならない箱、というような意味に僕は取っていました。でも、太宰治の短編小説、「パンドラの箱」って、どーも、そういう意味で捉えた内容のお話ではないようですね‥。まあ、読んでないんだけど。ははは。

 

 

 

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アメリカンニューシネマ

2008年09月28日 | シネマログ

 

○<訃報>ポール・ニューマンさん死去「明日に向って撃て!」

 

        AP通信によると、映画「明日に向って撃て!」や「スティング」などで知られる米映画界を代表する俳優の一人、ポール・ニューマンさんが26日、がんのため死去した。83歳だった。

 オハイオ州でスポーツ用品店を営む裕福な家庭に生まれ、母親の勧めで児童演劇団に入団した。第二次世界大戦中には海軍に入隊し、除隊後、大学を経て俳優養成所で演技を学んだ。1953年にブロードウェーの舞台でデビューし、55年の「銀の盃(さかずき)」で映画デビュー。一時テレビに活動の場を移すが、実在のボクサーを演じた56年の「傷だらけの栄光」の迫真の演技で注目された。男らしくセクシーな正統派の二枚目であると同時に、反抗心を秘めた危険な香りも漂わせ、複雑な感情を巧みに表現する演技派としても重用された。

 「ハスラー」(61年)、「明日に向って撃て!」(69年)、「スティング」(73年)、「タワーリング・インフェルノ」(74年)など次々と話題作に出演しスターの地位を固めた。68年には「レーチェル・レーチェル」を監督し、アカデミー賞候補になった。「スクープ・悪意の不在」(81年)、「評決」(82年)など社会派作品でも重厚な演技を見せた。何度もアカデミー賞候補になりながら受賞には縁がなかったが、86年「ハスラー2」で主演男優賞を受賞した。

 一方で、ベトナム戦争反対や反核運動に参加するなど、社会的活動にも積極的に取り組んだ。自動車のレーサーとしても活躍し、79年のル・マン24時間耐久レースで2位に入賞。82年には食品販売会社を設立し、ドレッシングなどを発売して成功を収めた。私生活では2度目の結婚で、女優のジョアン・ウッドワードさんとおしどり夫婦として知られた。長男のスコットさんも俳優だったが、78年、麻薬中毒で死去したことから麻薬反対活動に資金を提供。事業の利益を寄付するなど、慈善活動にも熱心だった。日本の障害児のためにと毎日新聞社会事業団を通じ、93、94、97年に寄付したことがある。

 最近では脇役で渋い存在感を見せ、05年にテレビドラマ「追憶の街エンパイア・フォールズ」でエミー賞とゴールデン・グローブ賞を受賞。晩年まで活躍したが、07年5月、「満足できるレベルの役者でいられなくなった」と俳優引退を表明した。今年6月、がんで闘病中と報じられていた。

 

 

 記憶が定かでなくて申し訳ないのだが、確か、何かの本で読んで、ポール・ニューマンさんは実はユダヤ人の家に生まれ、当時はユダヤ人差別が強く有り、俳優になる時、ユダヤ人出身ということを隠す為に、ポール・ニューマンという、いかにもイギリス出身のようなアングロサクソンにありがちな名前にして芸能界に出た、ということが書いてあったように思うが、ただはっきりとした記憶だという確信はない。

 ポール・ニューマンという名前を聞いて僕が真っ先に思い出す映画作品は、勿論、「明日に向かって撃て」だ。キャサリン・ロスがめちゃ美しくて魅力的で、ロバート・レッドフォードはめちゃハンサムなイイ男だった。洒落っ気が有りアタマの良い役回りのポール・ニューマンがまたカッコ良かった。「明日に向かって撃て」は「イージーライダー」や「俺たちに明日はない」と共に、アメリカンニューシネマ時代の代表作と称される名作ですね。

 ポール・ニューマン主演映画はもう一つ、「スティング」も記憶に残る面白い名作だった。69年「明日に向かって撃て」、73年「スティング」だけど、僕が見たのはどっちも都内の名画座で、79年か80年頃だったと思う。それから多分、両作ともTV放映で1、2回は見ていると思う。「スティング」という名作映画で思いつくのは、現在の人気コミックでTV化映画化された「クロサギ」だ。ひょっとしたら時を隔てて、「クロサギ」作者に影響を与えているのかも知れない。

 また若い頃の一時期、僕はハードボイルドに被れ、レイモンド・チャンドラーやダシール・ハメット、サラ・パレッキー等の描く、カッコ良いタフな探偵に憧れていたので、ポール・ニューマンが主演した、ロス・マグドナルドのハードボイルド小説が原作の映画、「動く標的」もよく憶えている。これも66年公開だから、僕が見たのは名画座とかTVの洋画劇場だけど。

 僕が子供の頃や若い頃に憧れた銀幕のスターたちが、いつの間にか白髪や禿頭で皺くちゃの爺さん婆さんになってしまっていて驚くのだが、昭和は終わり、それからもう20年も経ち、昔日の往年のスターたちもみんな、一人また一人と現世を退場して行く。確実に時代は流れ、時代は変わって行っている。寂しいけど、これがこの世の定めなんだなあ。

 

 

  

   

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蛇にピアス

2008年09月20日 | シネマログ

 

○「観てくれた人を驚かせたい」-映画『蛇にピアス』主演・吉高由里子

 

        金原ひとみによる同名の芥川賞受賞小説を原作とした蜷川幸雄監督の映画『蛇にピアス』(※初日舞台挨拶の模様はこちら)。この作品で、ピアスやタトゥーといった過激な身体改造の世界にのめり込む19歳の主人公ルイを熱演しているのが女優の吉高由里子。映画やドラマを中心に活躍し、"若き演技派女優"、"生まれながらの女優"など高い評価を得ている吉高が、最新主演作『蛇にピアス』について語った。 …

 

「悲劇を背負ったパワー」映像化に感嘆 映画「蛇にピアス」 原作・金原ひとみさんインタビュー

 

        舌にピアス、背中に刺青(いれずみ)、サディスティックなセックス…。弱冠20歳で芥川賞を受賞し社会現象となった金原ひとみ(25)の小説「蛇にピアス」を舞台演出家蜷川幸雄(にながわ・ゆきお、72)が映像化した。過激な描写に目を奪われる一方、中心をなす3人の男女関係や心の動きを見事に浮かび上がらせている。原作を掘り下げた蜷川監督の手法に、「小説と同じようでありながら、私が見えていなかった部分をとらえてくれた」と金原は感嘆する。 …

 

○小島よしお、巨大ヘビに締め付けられながら「蛇にピアス」をPR

 

        金原ひとみの芥川賞受賞作を、世界に知られる演出家・蜷川幸雄が映画化した「蛇にピアス」(9月20日公開)の試写会が9月16日、スペースFS汐留(東京・新橋)で行われ、主演の吉高由里子が舞台挨拶に登壇。吉高とはかつて事務所が同じだったお笑い芸人の小島よしおが、全長3メートル、体重20キロの本物のニシキヘビを身体に巻きつけて応援に駆け付け、会場を騒然とさせた。 …

  

   

    

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世界の崖の上のポニョ

2008年09月01日 | シネマログ

 

○宮崎駿監督もお手上げ!サイン攻撃で会場パニック!【第65回ヴェネチア国際映画祭】

 

       第65回ヴェネチア国際映画祭にて、コンペティション作品である宮崎駿監督映画『崖の上のポニョ』の公式記者会見が現地時間31日に行われた。アニメ界の“マエストロ(巨匠)”の登壇に、約300席ある会場は満席に。会見終了後はサインを求める記者が殺到してパニック状態となった。宮崎監督もお手上げで、改めて、イタリアでの宮崎人気を見せつけた。

 

○外国人ジャーナリストをも「ポ~ニョポ~ニョポニョ」歌わせる『崖の上のポニョ』ヴェネチアでの注目度

 

       第65回ヴェネチア国際映画祭が山場となる週末の盛り上がりを見せる31日(日)、宮崎駿監督が『崖の上のポニョ』とともに登場する。公式上映が行われるサラ・グランデの1100席分のチケットは、土曜日午前中の時点でソールドアウト。同日夜10時から行われた400席のプレス試写会場もほぼ満席となり、期待度の高さが証明された。

    プレス試写では、まず「スタジオジブリ」のオープニングタイトルに拍手、ポニョの愛らしさではため息、宮崎アニメ特有のユーモアでは笑いが起きる好反応。プレス試写には珍しく大多数がエンドクレジットが終わるまで音楽を楽しみ、上映後はあちらこちらから「ポ~ニョポ~ニョポニョ」と口ずさむ各国ジャーナリストの声。耳を離れない「ポニョ」の響きは言葉の壁も越えたようだ。

 

 

 ジャパニーズ漫画、日本のアニメは、自民党議員の大物、麻生太郎さんが持ち出すまでもなく、今や、世界中を席巻する、日本が送り出す新しい文化だね。それも今、勢いのある、世界の新しい世代を捉えて離さない強力な文化のようだ。

 宮崎駿さんなんて、日本に居て日本でしか知らない我々には想像もつかない程、世界のキタノのように、それ以上に、世界的なビッグネームなんだ。すごいなあ。

   

   

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監督バンザイ

2008年08月31日 | シネマログ

  

○北野武監督作品に絶賛の声  ベネチア映画祭で公式上映

 

       第65回ベネチア国際映画祭に出品された北野武監督の「アキレスと亀」が28日夜(日本時間29日未明)、映画祭の主会場で公式上映された。

 映画の主人公と同じ、赤いベレー帽をかぶった熱狂的な地元ファンらが詰め掛ける中、同監督は出演した女優樋口可南子さんと会場前の赤じゅうたんに登場。

 音声トラブルで上映が遅れるハプニングもあったが、上映中に笑いと拍手が何度も起きる盛り上がり。最後に会場を埋めた観客からスタンディングオベーションを受け、監督は笑顔で応えていた。

 芸術を追求する夫婦の物語に、会場を出た観客から「天才的」「非常にいい」と絶賛する声が相次いだ。

 北野監督も手応えを感じた様子で「エンディングで拍手がじわじわと出てきて(1997年に最高賞に輝いた)『HANA-BI』の時と同じ雰囲気」と満足げ。樋口さんも「ブラボーと言ってもらえて鳥肌が立った」と興奮気味に話した。

 

○北野映画に大絶賛!早くも金獅子賞決定か?

 

       第65回ベネチア国際映画祭で28日夜(日本時間29日)、北野武監督(61)のコンペティション部門作「アキレスと亀」(日本公開9月20日)の公式上映が行われ、約5分間のスタンディングオベーションと早くも「Congratulations!」が飛び交った。監督自ら「『HANA-BI』の時と似た感じ」と語り、地元誌採点で5点満点中4点が2つなどと好反応。11年ぶり2度目の最高賞へ“亀”のように着実に動き始めた。

  ‥ 同じ3大映画祭のカンヌでは観客収容数が3倍のためスタンディングオベーションで約10分間で大絶賛とされるくらい。ベネチアで5分間のそれを受けた北野監督は、何度もおなじみの頭を掻くリアクションを連発だ。

  ‥ モノを創る人の苦悩を描いただけに「芸術の都の人々にはたまらない内容」(3大映画祭を取材する映画ライター)、「欧州の北野ファンは、今作のギャグ描写で初めて見たかったビートたけしの顔を見て新鮮だった」(南仏在住ジャーナリスト)と分析も飛び交う。

 各賞発表は9月6日夜(日本時間7日未明)。25カ国・80本前後の取材をこなし31日に帰国する北野監督が、日本で朗報を受けることになるか期待が高まりそうだ。

 

 

 ロシアも含めたヨーロッパ圏での、映画製作アーティストとしての、ビートたけしさんの評価と人気はすごいんですね。日本で感じるビートたけし人気を想像以上に越えて、あちらの方では、映画芸術の表現者として、アカデミックな評価がかなり高いんだ。ヨーロッパ圏では、もう、世界的な人なんだろうな。日本のように大衆的な人気ではなく、もっと知性的に高く評価される人なんだ。かなり驚きです。すごいな。

 

   

   

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映画「相棒」大ヒット!

2008年05月11日 | シネマログ

 

○水谷“怒濤プロモ”効いた!「相棒」大ヒットのワケ

 

        人気刑事ドラマを映画化した「相棒-劇場版-絶体絶命! 42.195km 東京ビッグシティマラソン」がこの大型連休に独り勝ちの好スタートを切った。興行収入50億円突破は確実な勢いで、苦境続きの東映にとっては救世主に。そのウラには、どんな仕掛けがあったのか。

 そもそも“ゴールデンウイーク”という名前の由来は、1951年に当時の大映が「盆や正月並みの映画の書き入れ時」として呼んだのが始まり。今年は、どの作品も興収10億円前後と伸び悩む中で「相棒」だけが好調だ。1-6日には全国で125万5000人を動員して、興収15億2377万円。客層はドラマの視聴者層の30、40代だけでなく10代から60代まで幅広い。

 東映邦画系で過去最高の興収51億1000万円を稼いだ「男たちの大和/YAMATO」と比べ、現時点での興収比で238.7%と50億円突破は確実。東映は当初「まず30億円。50億円は高い理想」と控えめだったが、この快調ぶりに和泉聖治監督は「相棒」のシリーズ化をぶち挙げているほどだ。

 ヒットを導く土台はあった。もともとテレビ朝日の看板ドラマとして人気が定着、最新シリーズの平均視聴率は18.3%(ビデオリサーチ、関東地区)と固定ファンが見込めた。さらに、25年ぶりの映画出演となった主役の水谷豊(55)が「怒濤のプロモーション活動」(映画関係者)で後押しして浮動層をも取り込んだ。

   ‥ 「シャイな水谷さんは若いころ、大のインタビュー嫌いで知られていた。だが、今回はスタッフの懸命の説得もあり、意気に感じて『覚悟した』と積極的に宣伝に協力。テレ朝はもちろん、NHKやTBSでは昔のヒット曲も歌ってみる大サービスぶりだった。めったにバラエティーや音楽番組に出ない水谷さんだからこそ効果も倍増。これで10億円は上積みした」

   ‥ 「現実の事件を連想させる重厚なストーリーにファンは満足した。重いだけでなく、水谷・寺脇(康文)の掛け合いが生み出す面白さとのバランスがいいし、人気先行の俳優ではなく西田敏行、津川雅彦ら芸達者を脇に起用したのも心憎い」

 刑事ドラマの映画化ではフジテレビの「踊る大捜査線」に一日の長がある。

 「『踊る-』は軽妙さが持ち味の織田裕二ムービー。映画としての懐は硬軟のバランスが取れた『相棒』の方が深い。刑事ドラマに手慣れているテレ朝の巧さ」‥。

 さらに、刑事ものが流行る遠因にはヒーローの出現を望む社会不安があるのかもしれない。

 

 

 TVの「相棒」のシリーズは、最初の放送からもう足掛け8年もやってるそうですね。シーズン幾つ、と何シリーズも続いてるくらいだから、お茶の間ドラマ人気も相当なものなんでしょう。刑事ドラマとしては、設定も雰囲気も違うけれど、ひと頃の「はぐれ刑事純情派」と同じくらいの人気じゃないですか。

 「相棒」の主役、水谷豊さん演じる、杉下右京インテリ警部のキャラを見ていると、随分昔愛読していた、警察探偵推理小説のシリーズを思い出します。今は亡き直木賞作家、胡桃沢耕史さんの代表的人気シリーズ、「翔んでる警視」というタイトルで、コンピューター警視と呼ばれるインテリ刑事が天才的頭脳を使って、数々の難事件を解決する連作推理小説シリーズ。

 細かく比較すると、杉下右京刑事とコンピューター警視は違うんですけどね。東大法科を優秀な成績で卒業していたり、クールで知的な雰囲気や、天才的頭脳で推理して行くあたりは、キャラがだぶるところがあります。僕は、「相棒」のシリーズが始まって、杉下刑事のキャラを見た時、十年近く前のコンピューター警視を意識しているのかな、と思いました。

 「翔んでる警視」シリーズは単行本(文庫本)で何と二十八巻くらい出ていたという、大変な連作長編のシリーズだったらしいですね。後半は出世していて、「翔んでる警視正」シリーズとタイトルが変わりますけど、僕が愛読していたのはだいたい「翔んでる警視」までで、それでも十冊くらいは読んだかなあ。TVドラマにもなっていて、確か、主人公の天才刑事役を、郷ひろみさんや田原俊彦さんが主演しています。僕はドラマ「翔んでる警視」は見たこと、ないんですけど。

 「相棒」映画作品も面白そうですね。多分、僕は劇場には行かないけど、DVDが出たら見ると思う。でも、一年半くらい経ったらTVでも放映するしなあ。「相棒」は時々スペシャルの二時間ドラマもやっていて、政治性も帯びたような、かなり複雑な濃い事件ドラマが題材にされているし、あのTVスペシャル版も面白いしなあ。

 杉下右京さんが、いつも清潔な背広姿の、インテリ紳士エリートの表面とは違い、内面は、頑固に正義感を持ち、気持ちの柱に太い反骨精神があって、長いものにまかれるサラリーマン刑事と対極の一匹狼的存在である、という外側と内側のギャップや、自分も末端に属する官僚組織の腐敗をも果敢につついて行く、ぶれぬ正義感という姿勢が格好良く、痛快で人気があるんでしょうね。

 また杉下右京警部のたった一人の部下であり、相棒役の、真反対のキャラでありながら精神的気構えは同じという、寺脇康文さん演じるサブ主役になる亀山刑事も良い味出して、番組を支えてますね。あの体育系刑事亀山君の単純な人情的正義感があるからこそ、番組が面白くなってるんですね。

 ドラマ「相棒」は、「はぐれ刑事純情派」などの庶民がつい自分を見失って犯してしまう犯罪ドラマの、人情劇タイプの推理ドラマとは違い、お話の内容の事件パターンが、回によっていろいろと代わり、時折、人情劇もあれば権力をつつく趣向や、複雑な組織内問題や、サイコサスペンス、テロなどの現代の若者のイデオロギーまでも題材に取るように、お話がバラエティー性に富んでいる。これは主人公の二人が「特命係」という、比較的組織に縛られない、自由にフィールドを多面に跳んで活躍できるという、設定が刑事というよりは探偵のような性質を、主役ヒーローたちに与えているからでしょうね。

 面白いです、刑事ドラマ「相棒」。早く、映画、TVで放送されないかなあ‥、って、劇場に映画見に行けよ、って話ですね。DVDで見よおっと。
 

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