naojii:
○失恋の腹いせ‥
○軍服にヘルメット、防弾チョッキで銃乱射、その実体は、ストーカー殺人(?)
迷惑な話だよなあ。殺された倉本さんも本当に、ひどい災難だ。一方的に惚れられて、別に、別れ話がこじれたとかいう次元でもなく、特に付き合ってた訳でも何でもなさそうだし。独り勝手に、閉ざされた心の中で妄想的に育てた恋、一方的な恋が壊れたからといって、壊れたも何も、現実には最初から、実りの芽も何も無かったのに。
全く何て、自分勝手そのものな男だろう。とんでもないひどいヤツだ。多分、こういう非常に自分勝手な男は市囲に、けっこう居るのだろう。そういう男が、隣の、ちょっと常識無い男が、銃器を手に入れると、ヤケクソな気持ちになった時、モンスターになる。
別れ話から相手を殺してしまう事件はけっこう聞く。今年も何件もニュースで聞いた。中にはストーカー警察官が知人女性を射殺して、その後、自分も死んだ事件がありましたね。あれも惚れて実らぬ恋の果てのヤケクソだった。付き合いが始まってもいないのに、相手の気持ちがどうにもなびかないからと、殺してしまう。ムチャクチャだ。
この馬込って男は、倉本さんに惚れて、外見がおとなしそうで清純派に思えたから、自分の閉ざされた心の中で「聖処女」みたいになってたんだろうか。自分だけのピュアーなマドンナが、実は男と同棲する汚れた女だと解り、成敗・始末することにしたんだろうか。この馬込って男は、相当にプライドが高い男なんだと思う。自分の純愛を捧げて惚れた女の娘が、実は男と同棲してる女だった、ということが、自分のプライドを非常に傷つけられたと許せなかったんだろう。
倉本さん自身は何もしてない訳で、ごく自然に自分の生活を送っていただけだ。全部が馬込容疑者の「思い込み」だけなのだ。倉本さんも本当にイイ迷惑である。もうちょっとブサイクだったら違ってたんだろうな。
馬込という男も、そんな清純派なんかに惚れずに、もっとキャバクラとか風俗や飲み屋に通い、もっと違うタイプに惚れりゃよかったのに。こういう男に限って、清純派が大の好みなんだろうな。気持ち悪いな。
でもおかしいな、と思うのは、馬込がこのスポーツクラブに最初に入会したのは、もう何年も前で、その同じ月日に、倉本さんもこのスポーツクラブに就職している。加害者と被害者は旧知の仲だったのだ。「仲」って程の間柄でもなかったんだろうが、顔は昔から知り合いだった訳だ。馬込は一度やめて、今年になって再入会する。今年に入って惚れ直したのかな。
いずれにしろ、みっともない話だ。最悪だなあ。付き合ったこともない女を、勝手に惚れて勝手に失恋して、殺してしまうんだものなあ。恥ずかしい話だ。
恋愛とは素晴らしく良いものだとも思えるけれど、その裏面の、負の面では、恋愛といっても実体は「性」の延長にあるもので、性のエネルギーというものは凄まじいから、それが恋愛の負の面で働くと、とんでもないことをしでかすことになる。
別れ話からの暴力も殺人も、勝手な思い込みの一方的な恋の、夢破れた失恋からの殺人も、新たな男との新しい恋を大事にするあまりの我が子の虐待も、その延長上の子殺しも、みんな、恋愛の負の面だ。とても醜く恐ろしい恋愛の一面だ。だいぶ前の話になるが、平塚5遺体事件の岡本千鶴子被告なんかも、これに入るかな。秋田の畠山鈴香などの2件の幼児殺害事件も、そうだ。
(無論、度外れな嫉妬感情、というのもありますね。)
恋愛ざたのもつれからの暴行や殺人の事件て、本当に多いですよね。多くていつもいつもおこっている割には、またこういう事件がありました、だけですよね。事後報道だけで終わり。根本的な解決策とかまるで考えようともしませんよね。誰も。人間のこのケースの事件はもう仕様が無いことなんだ、と諦めているんでしょうか。心理学者も社会学者も法学者も、人間なら仕様の無いこと、で済ませて全然研究対象にはならないのかなあ?人類は始まってからこれまで延々とこのケースの暴行・殺人をいつの時代にも繰り返し行って来ていて、結局、根本的生理的なものだから、直しようの無い悪行なのでしょうか。
「性」という生理的なものが生む感情で、この感情をコントロールしようとすると、人間は他の面もおかしくなっちゃうのかなあ。誰か頭の良い学者先生は、人間の恋愛の負の面を制御する術を真面目に考えてもらえないだろうか。