
○ホスト直撃、関係は…消えた同僚人気風俗嬢 2児殺害鬼母
ホストクラブにハマったあげく、大阪市のマンションで実の幼子2人を死に追いやった下村早苗容疑者(23)が、お気に入りだったホストに対し、子供たちを放置していることを打ち明けていたことが、関係者への取材で分かった。ホストクラブへは、勤務先のマットヘルス店の同僚女性と通い続け、この女性のマンションに寝泊まりすることもあったという。
大阪・ミナミのマットヘルス店に勤務していた下村容疑者が育児放棄を始めたきっかけはホストクラブ。複数のクラブに入り浸っていたが、中でも一番熱をあげていたのが、ミナミの人気店に所属する俳優の速水もこみち似のイケメンホスト、A(22)。今年春以降、心斎橋付近で2人が「同伴」や「アフター」する姿を、別のホストクラブ関係者が目撃していた。
「Aは先月中旬ごろ、常連客だった下村容疑者から『もう子どもは死んでいるかもしれない』と打ち明けられ、それを周囲にも話しています。当然、一緒にホスト遊びをしていた下村容疑者の同僚女性も、子供が放置状態にあることを知っていたはずです。しかし2人は、下村容疑者に帰宅を促したり、警察に通報するなどの措置を一切とらなかった。同僚女性は事件発覚後も、しばらくAの店に通っていました」(前出の関係者)
下村容疑者が勤務するマットヘルス店は、給料の一部が日払いで、残りは週末にまとめて支払われていたことから、Aは週1回、ツケの回収を兼ねて必ず下村容疑者を食事に誘っていたとみられる。
「下村容疑者は、店のホームページで素顔を公開していましたが、同僚女性は非公開でした。ルックスとスタイルで下村容疑者よりもリピート率は高かったといい、事件発覚後も仕事を続けながら複数のホストクラブにも通っていましたが、現在は音信不通です。一方、Aは現在も出勤していますが、個人のブログは、ホストクラブ関係者の間でウワサが広まり始めた今月4日に、削除してしまいました」(同)
第三者とはいえ、虐待の事実を知りながら何の手立ても取らなかったなら、Aと同僚女性に非難が集まるのは当然。大阪府警は、下村容疑者を殺人容疑で再逮捕する方針を固めており、2人が任意の事情聴取を受ける可能性もある。
渦中のAは5日午後、本紙の取材に応じたが、下村容疑者の名をあげた途端、「まったく分からない。仕事柄、お客の素性なんて聞かないから、偽名を使われたら分からないし、ニュースで(下村容疑者の)顔を見ても思い出せない。(下村容疑者の)店の名前や源氏名を言われても何も分からない」と、一切の関わりを否定した。
○「ホスト遊びで育児面倒に」2児遺棄容疑の母
大阪市のマンションで幼児2人の遺体が見つかった事件で、死体遺棄容疑で逮捕された母親の風俗店従業員・下村早苗容疑者(23)が大阪府警の調べに「ホストクラブで遊ぶのが楽しくて育児が面倒になった。もっと遊びたくて家を出た」と供述していることが31日わかった。 
府警は、ホストクラブ通いにはまったことが、ネグレクト(育児放棄)の直接動機になったとみて裏付けを進める。
捜査関係者によると、下村容疑者は今年1月、大阪・ミナミの風俗店で働き始めた前後から周辺のホストクラブに通い始めた。4月頃には、複数の店をはしごするなどし、長女の桜子ちゃん(3)と長男の楓ちゃん(1)を部屋に残したまま、2~3日間、外泊することもあったという。
複数のホストと交際していたといい、6月下旬に2人を置き去りにして部屋を出た後は、友人宅などを転々とし、妹宅を訪ねたり、地元の三重県に戻ったりもしていた。2人のことは「実家に預けた」と答えていたという。
一方、府警は31日、この部屋を現場検証した。居住部分と玄関に続く廊下を仕切るドアの縁に、粘着テープが張られた跡があった。府警は、下村容疑者が外出している間、ドアを固定して子供たちが室外に出ないようにしていたとみている。
下村容疑者は三重県四日市市生まれで、2006年12月に結婚。昨年5月に離婚した。子供2人を引き取り、その後、大阪に転居。昨年末までは大阪市内の飲食店で働いていた。市内の風俗店で働くようになってからは、同店が従業員用に借り上げたワンルームマンションで暮らしていた。店には子供がいることを伝え、以前は2人を店に連れて来ることもあったという。
◆容疑者の父「なぜ」◆
下村容疑者の父親(49)(三重県四日市市)は31日、読売新聞の電話取材に応じ、「4月に電話で話した時は、『子供も元気。ちゃんとやっている』と言っていたのに。なぜ、という気持ちでいっぱい」と語った。
父親によると、下村容疑者は中学時代はいじめに遭うなどして荒れた時期もあったが、結婚後は、本当に幸せそうだったという。
最後に会ったのは、離婚した昨年5月。「子供を中心に生活し、頑張るから大丈夫」と話し、地元の四日市市を離れた後も、時折、孫たちの写真付きメールが携帯電話に送られてきていた。
下村容疑者は仕事や転居先を教えようとはせず、「ちゃんとしてるから心配せんといて」と言うばかりだったという。父親は「こんなことになるまで、サインに全く気づかなかった。相談に乗ってやることができていたら……」と悔やんだ。
赤ちゃんポスト大賛成。せっかくこの世に生まれ出でた命なんだから、国で育てましょうよ。もう時代は変わったんですよ。親に殺されるより親や継父継母に虐待を受けて心に決して取り除けない深い深い傷を掘り込まれるよりも、国の社会施設で育った方がどのくらい良いか。トラウマは一生、その人の人生で足を引っ張り続ける。もっともっと社会施設を充実させて、親が放棄した子供は国で育てて充分過ぎるくらい(というか以上のくらい)の教育をしましょうよ。その代わり、国が育てた、という因果は含める‥。